【FIGHTERS】栗山英樹CBO、野球殿堂入り記念セレモニー

チーム・協会

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8月13日、北海道日本ハムファイターズの本拠地エスコンフィールドHOKKAIDOに、一人の男の集大成とも言える瞬間が訪れました。埼玉西武ライオンズ戦の試合前。球団CBOを務める栗山英樹氏の野球殿堂入りを祝うセレモニーが執り行われました。

今年1月、野球殿堂博物館が発表した「2026年野球殿堂入り通知式」で、栗山CBOは競技者表彰委員会・エキスパート表彰の栄誉に選ばれました。これで殿堂入りを果たした人物は歴代223名となりました。

10年ぶり日本一とWBC優勝

物語の始まりは、40年以上前にさかのぼります。1984年、東京学芸大学を卒業したばかりの青年が、ドラフト外という茨の道を選んでヤクルトスワローズの門を叩きました。プロの世界に飛び込んだその勇気は、89年、外野手としてのゴールデングラブ賞受賞という形で報われます。しかし、栗山英樹という名前が野球史に深く刻まれることになったのは、選手としてではなく、指導者としての道においてでした。

2012年、北海道日本ハムファイターズの監督に就任した栗山CBOは、就任1年目にしていきなりリーグ優勝を成し遂げます。そして翌年、まだ荒削りだった一人の青年、大谷翔平選手を投打「二刀流」という誰も歩んだことのない道へと送り出しました。常識にとらわれず、選手の可能性を信じ抜いたその決断は、やがて世界の野球史を塗り替えることになります。2016年には球団に10年ぶり3度目の日本一という栄光をもたらし、監督としての物語は一つの頂点を迎えたのです。

しかし、栗山CBOの挑戦はそこで終わりません。監督退任後の2021年、今度は野球日本代表監督という重責を引き受け、2023年のWBCでは、悲願だった世界一へとチームを導きました。3大会ぶり3度目の栄冠。教え子だった大谷翔平選手をはじめ、多くの選手たちと再びグラウンドに立ち、共に頂点を掴んだあの瞬間を、覚えているファンも多いことでしょう。

自分がもらったという感覚はゼロ

栗山CBO「ファイターズに監督をやらせてもらって、苦しさはたくさんあったけれど、人が育つお手伝いができたというか、この殿堂入りは本当に自分がもらった感覚はゼロです。出会ったスタッフだったりとか、コーチ・選手だったりとか、ファンの人たちみんながこいつに勝たせてやろう、応援してやろうみたいなそういう思いがこの形になったと思っています。本当に人の出会いは大事だなとつくづくと感じています。みんな本当にありがとう、と言いたい。自分が報われたというより、選手たちが頑張ったことが報われたと思います」

未来へと語り継ぐために立像を製作

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そんな栗山CBOの軌跡を、未来へと語り継ぐために——ファイターズは一体の立像を製作しました。この日のセレモニーで初めて姿を現したその像は、これからエスコンフィールド内、B1F Sec.001「そらとしば byよなよなエール」下・50周年記念壁画付近に、静かに佇むことになります。
ファンが行き交うその場所で、栗山CBOがファイターズと、そして北海道と共に紡いできた物語を、これから先もずっと見守り続けていきます。

この栄誉は、すでに7月28日のオールスターゲームでも一足先に祝われていました。ファイターズ・新庄剛志現監督から手渡された花束は、後輩から先達への、言葉を超えた敬意の証だったのかもしれません。監督としてグラウンドに立った日々から、今はCBOとして球団を支える立場へ——その歩みの一つひとつに、確かな物語が宿っています。
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