<重賞レース分析>黒潮盃は、臨戦過程や馬格が重要なポイントに!

東京シティ競馬
チーム・協会
8月13日(木)に東京シティ競馬(大井競馬場)で第60回黒潮盃(SIII)が実施される。
地方競馬所属の若駒によって争われる、3歳中距離路線のSⅢ競走だ。3歳ダート三冠競走の路線で鎬を削ってきた実績馬と、今秋以降の飛躍を期す新興勢力が全国各地から集う一戦で、第38回(平成16年)から地方競馬全国交流競走として実施されている。
ここでは黒潮盃10年の結果から、レースの傾向を分析する。

レース情報
第60回 黒潮盃(SIII)
発走日程:2026年8月13日(木)20:10発走
発走距離:1,800m

第59回優勝馬:マウンテンローレル号 【東京シティ競馬】

■1番人気馬は連対率8割、2番人気馬も連対率5割

【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬競馬】

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-5-1-1](3着内率90.0%)、「2番人気」の馬は[4-1-1-4](3着内率60.0%)、3~11番人気の馬は[3-4-8-75](3着内率16.7%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-34](3着内率0.0%)となっている。人気の中心となっている馬は、優勝争いに絡んでくる可能性が高いと見て良さそうだ。

■近年は「大井」所属馬の活躍が目立っている

【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-2-12](3着内率25.0%)、「船橋」の馬は[2-2-4-24](3着内率25.0%)、「大井」の馬は[5-5-4-53](3着内率20.9%)、「川崎」の馬は[1-0-0-10](3着内率9.1%)、「他地区」の馬は[1-2-0-15](3着内率16.7%)となっている。
なお、第55回(令和3年)以降の過去5年に限ると、「浦和」の馬は[1-0-1-6](3着内率25.0%)、「船橋」の馬は[1-1-0-11](3着内率15.4%)、「大井」の馬は[3-4-4-23](3着内率32.4%)、「川崎」の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)、「他地区」の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重視するならば、「大井」勢を高く評価するべきだろう。

■「大井」のレースをステップに臨んだ馬が優勢

【前走の競馬場別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の競馬場別成績を見ると、「大井」の馬は[8-8-7-74](3着内率23.7%)、国外の競馬場の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)、その他の競馬場の馬は[2-1-3-40](3着内率13.0%)となっている。
なお、第55回(令和3年)以降の過去5年に限ると、「大井」の馬は[5-4-5-31](3着内率31.1%)、国外の競馬場の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)、その他の競馬場の馬は[0-0-0-19](3着内率0.0%)である。前走が「大井」のレースでなかった馬は、過信禁物と見るべきかもしれない。

■馬格が明暗を分けそう

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬 【東京シティ競馬】

前走の馬体重区分別成績を見ると、450kg未満の馬は[0-1-0-13](3着内率7.1%)、450kg以上の馬は[10-8-10-101](3着内率21.7%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)となっている。
なお、第53回(令和元年)以降の過去7年に限ると、460kg未満の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、460kg超480kg未満の馬は[2-1-2-24](3着内率17.2%)、480kg以上の馬は[5-5-5-38](3着内率28.3%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)である。大柄な馬ほど信頼できるレースと言えそうだ。

■脚質も見逃せないポイント

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、2番手以内の馬は[3-3-3-23](3着内率28.1%)、3~10番手の馬は[7-5-5-70](3着内率19.5%)、11番手以下の馬は[0-1-2-21](3着内率12.5%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)となっている。
なお、第54回(令和2年)以降の過去6年に限ると、2番手以内の馬は[2-3-3-10](3着内率44.4%)、3~10番手の馬は[4-2-3-41](3着内率18.0%)、11番手以下の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)である。前走で先行していた馬は、ひと通りチェックしておくべきだろう。

■“東京ダービー”で善戦した馬は要注目

【“東京ダービー” における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

“東京ダービー”における着順別成績を見ると、6着以内の馬は[4-5-2-7](3着内率61.1%)、7~10着の馬は[0-0-3-12](3着内率20.0%)、11着以下の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[6-5-5-83](3着内率16.2%)となっている。令和6年からはダートグレード競走のJpnⅠとして施行されているだけに、今後も“東京ダービー”の上位馬はしっかりマークしておきたい。

TCKホームページではより詳しいデータも公開している。

<伊吹雅也>
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著者プロフィール

東京都心部(品川区)にある大井競馬場は「東京シティ競馬(TCK)」の愛称で1950年の開場以来、都心のレジャースポットとして長年にわたり親しまれています。1986年に日本で初めて実施したナイター競馬「トゥインクルレース」は、東京のみならず、インターネット投票や無料のライブ中継などにより日本全国のナイトライフのレジャーとして受け入れられています。2011年に東京大賞典の国際GⅠ格付けを取得、2021年に世界唯一となる左右両回りコースを導入するなど強い馬づくりのために様々な先進的取組みを展開しております。

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