「Baycurrent Classic Presented by LEXUS 2026」に出場する選手たち vol.1
ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)
本人も9歳のときに日本を初めて訪れてから何度も来日し、日本の文化をとても気に入っている。シャウフェレは1993年10月25日生まれの32歳なので、2002年のサッカー日韓ワールドカップが終わってしばらくしたころ、シャウフェレ少年は目を輝かせながら太平洋を渡り、祖父母に会いに来たことになる。
シャウフェレ自身は米国カリフォルニア州ラ・ホヤで生まれ、サンディエゴで育った。高校時代の2011年にカリフォルニア州のゴルフ選手権で優勝し、サンディエゴ州立大学で腕に磨きをかけた。
日本では同世代の選手たちが次々と活躍すると「○○世代」と称されることがあるが、PGAツアーでは2011年に高校を卒業した世代の勢いが目覚ましく、「クラス11」と呼ばれるようになった。
2013年7月の「ジョンディア・クラシック」で、当時19歳だったジョーダン・スピースが82年ぶりに10代での優勝の快挙を達成。スピースとジュニア時代からしのぎを削っていたジャスティン・トーマスも、2015年11月の「CIMBクラシック」初優勝で続いた。
ジュニア時代は彼らほど注目を集める存在ではなかったシャウフェレも、同世代の活躍に刺激を受けて次第に頭角を現す。2017年7月の「グリーンブライアークラシック」で初優勝を挙げると、2017年9月の「ツアー選手権」で2勝目。ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)を受賞した。
その後、2018年10月の「HSBCチャンピオンズ」で3勝目、2019年1月の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で4勝目を挙げたが、メジャータイトルには手が届きそうで届かなかった。
日本のゴルフファンにとって印象深いのは、2021年4月の「マスターズ」で松山英樹が念願のメジャー初制覇を果たしたとき、優勝争いの相手がシャウフェレだったこと。最終日の15番パー5で松山が第2打をグリーン奥の池に打ち込んでボギーをたたき、2打差に迫ったが、16番パー3で今度はシャウフェレがティーショットを池に打ち込み、トリプルボギーで優勝争いから脱落した。相当悔しかったはずだが、笑顔で勝者を称えた姿に日本中が好感を抱いた。
シャウフェレはこの年の8月、「東京オリンピック2020」のゴルフ競技に出場。4日間通算18アンダーで回り、金メダルを獲得している。ツアーの勝利数にはカウントされていないが、2年半ぶりの優勝で自信を取り戻し、2022年に年間3勝を挙げる原動力となった。
そしてシャウフェレに歓喜の瞬間が訪れたのは2024年5月の「全米プロゴルフ選手権」。4日間通算21アンダーのビッグスコアをマークし、待望のメジャー初制覇を成し遂げた。2カ月後の2024年7月「全英オープン」ではメジャー2勝目をつかみ取った。
そしてメジャー2勝の貫禄を見せつけたのが2025年10月の「Baycurrent Classic Presented by LEXUS」(ベイカレントクラシック プレゼンテッド バイ レクサス)だった。通算12アンダー首位タイで最終日を迎え、7アンダー64でプレー。通算19アンダーまでスコアを伸ばし、ツアー出場200試合目で節目の10勝目を挙げた。
2026年シーズンは勝利を手にすることはできていないが、17試合に出場してトップ10フィニッシュ6回、トップ5フィニッシュ3回と好調は維持している(8月3日時点)。思い入れの深い日本で大会連覇を狙う。
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