【FC町田ゼルビア】頂を目指す歴史的シーズン開幕。町田、新時代の挑戦へ

FC町田ゼルビア
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秋春制スタート。目指すは「J1優勝」

 日本サッカーの転換点となるシーズンがいよいよ幕を開ける。1993年の創設以降、春秋制で進めてきたJリーグだったが、今季からついに欧州主要リーグでも採用されている秋春制へと移行。8月に開幕し、来年6月にリーグが終了する新たなチャレンジが始まる。

 秋春制移行に伴う調整大会として開催された『明治安田J1百年構想リーグ』を5位で終えた町田が新シーズンで目指すのは、リーグタイトル獲得だ。約800人のファンが集まった7月3日のキックオフミーティング、黒田剛監督はこれまで口にしてこなかった目標を堂々と宣言した。

「今年はJ1優勝を目指します」

 2023年の監督就任以降、J2優勝、J1・3位、天皇杯制覇、そして今年4月にはアジア最高峰の舞台であるACLEで準優勝。わずか3年半で町田は日本サッカー界で存在感を放つクラブへと成長した。選手では相馬勇紀や谷晃生など日本代表クラスのタレントが揃い、この夏には攻撃に新たな推進力をもたらす松尾佑介や強度の高いサイドアタッカー・明本考浩などの実力者も加わった。選手も口々に「J1優勝」を目標に掲げており、チームの意思統一もされている。その視線の先にあるのは、クラブ史上初となるJ1の頂点だ。

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完成度を高めるFC東京との一戦。開幕戦から問われる真価

 記念すべきシーズンにふさわしい開幕カードとなった。町田が敵地で激突するのは、百年構想リーグで完成度の高さを見せたFC東京。順位では町田より一つ上の4位で終えたこともそうだが、何より2度の対戦で1分(PK勝ち)1敗と90分間で勝てなかったチームだ。就任2年目を迎えた松橋力蔵監督のポゼッションスタイルは確実に根付いており、WESTでリーグ2位の得点数を誇った攻撃力はまさに脅威。今夏に佐藤龍之介や遠藤渓太といったアタッカー陣が移籍したのは痛手だろうが、デンマーク代表歴のあるニコライ・ヴァリスや本間至恩という実力派のアタッカーを獲得して穴埋めをしている。百年構想リーグでも大きな存在感を見せた佐藤恵允らを筆頭に全体的にもタレントは充実。今季の上位候補の一つと言っていいだろう。

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夏開幕を制する鍵。町田の強みを生かした戦いへ

 夏に始まるJリーグの未知なる開幕戦。消耗度の激しい時期だからこそ、町田は強みを生かしながら戦いたい。夏開幕という初めての経験に「どういう感じになるかは未知のこと」と話す主将・昌子源は次のように試合のポイントを挙げた。

「守備に関しては常に集中力は大事ですが、攻撃の時にいかに相手の隙を突いて得点を取れるか。もう一つは、セットプレー。僕らが持っている強みですが、夏の暑さに関係ないのがセットプレーだと思います。どういう流れもまったく関係ないのがセットプレーなので、そこで得点を取れると強い」

 黒田監督が3年半で築き上げた堅守、多彩な顔触れが揃うバリエーションのある攻撃に加え、一撃必殺の武器であるセットプレーを活用しながらFC東京を攻略できるか。真夏に始まり、初夏に終わる新たなシーズン。その未知なる戦いの先に待つのは、クラブ史上初のJ1制覇という景色だ。町田はこの新時代の扉を、勝利で開くことができるか。
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著者プロフィール

1977年、「サッカーの街・町田を代表するサッカークラブをつくる」という考えの下、地域の小学生たちを選抜して結成したFC町田トレーニングセンターを設立。裾野から頂点へと市民の力で自然発生的にクラブの強化のピラミッドを築き上げ、1989年にFC町田トップチームが誕生。クラブ名の「ゼルビア」は、町田市の樹である欅の英語名と、町田市の花であるサルビアを組み合わせて名付けられた。本拠地は町田GIONスタジアム。地域の皆様に愛され、地域の発展に貢献できる町のシンボルになるべく、「天空の城 野津田」というブランディングを行っている。

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