レギュラー奪取近づく千葉ロッテ・小川龍成。データで見る打撃スタイルの変化とは
浅いカウントから積極的な仕掛けに
また、1打席あたりの投球数を示すP/PAは3.78まで減少。相手投手に球数を要させる粘りのバッティングは小川選手の持ち味の1つだが、今季は例年以上に決着の早い打席が多くなっている。
引っ張り打球が大幅に増加
一方で外角球に対しては、逆方向への割合が前年より約2ポイント高い37.0%を記録。あらゆるボールを強引に引っ張るわけではなく、コースに逆らわない打撃スタイルを維持しながら引っ張り打球を増やしているようだ。
引っ張りながら角度のついた打球を飛ばす
その傾向を踏まえると、引っ張り打球の増えた今季の小川選手はフライ割合が低下しそうなものだが、それに反するように前年からフライ割合がアップ。特に引っ張り打球時のフライ割合が、昨季の21.1%から34.1%まで上昇しているのだ。昨季までは1シーズンの長打が最多でも2本だったが、今季はすでに二塁打を6本、三塁打もプロ初を含む2本放っている。
好結果となりやすい角度のついた引っ張り打球を放てるようになったことが、長打力の向上、ひいては打撃成績の改善に結びついているのではないだろうか。
代名詞のセーフティバントも健在
「2024 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」に輝いた24年7月30日の埼玉西武戦、2死満塁からのサヨナラセーフティスクイズをはじめ、直近3年間のバントヒットの数はリーグトップの14本を記録。新たな打撃スタイルを見せている今季も、すでに5本のバントヒットをマークしている。相手チームに警戒される中でも決められる技術や、隙を突ける状況判断力も小川選手の大きな強みだろう。
サブロー新監督のもと迎えた今季は、ここまでセカンドのレギュラー格として出場を続けている小川選手。前述の打撃成績の向上はもちろん、定評のある守備でもここまで無失策を継続するなど、走攻守に頼もしい選手へと成長を遂げている。マイナビオールスターゲーム2026のファン投票では二塁手部門の1位に輝き、自身初のオールスターに選出された。今後もグラウンドで躍動し、チームを上位へと押し上げる姿に期待したい。
※文章、表中の数字はすべて2026年7月26日終了時点
文・データスタジアム
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