マリーンズ戦記2026 8月5日 ライオンズ戦(ZOZOマリンスタジアム) 連勝
ゲームは前夜の勢いそのままに進んだ。四回二死満塁から小川龍成内野手が右中間を真っ二つ。ランナー3人がホームを踏む。走者一掃の三塁打を放って先制をした。前日はプロ2本目となる本塁打を記録したばかり。だがサブロー監督が一番注視していたのはその後の打席。そして評価したのは前日八回の打席だった。しっかりとコンパクトに左前に打ち返したヒットだ。「ホームラン病になったら困るなあと思ったけど、その後、きっちりと小川らしいヒットをレフト前に打ってくれた。明日からも打ってくれると思う」と前日の試合後もニンマリとコメントをしていた。
「今日の序盤は打線が手が出ずに見逃し三振も結構、多かった。悪い流れの中で小川が突破口を開いてくれた。あのヒットがあったから、この点差で勝てたかなあと思っています」。8対0の大勝。試合後の指揮官は背番号「57」を称賛した。
六回には山口航輝外野手、山本大斗外野手がアーチを架ける。七回にネフタリ・ソト内野手が14号3ラン。真夏の花火が次々と打ち上がる。四回の攻撃前にはコーチを中心にベンチ前で円陣が組まれていた。「ポイントを前に」。コンパクトな指示に、打線が動き出し、相手投手を仕留めた。
この様子をサブロー監督は満足そうにベンチ定位置から見守っていた。「ちょうど、なにかしてほしいなあというときにコーチが選手たちを集めてくれて声をかけてくれた。そこから生き返ったというか。良かったなあと思います」と頼もしそうに話をした。
先発のルーキー・毛利海大投手は6回を無失点。これでライオンズ戦3勝となった。一時は二軍調整の時期もあったが見事に状態を戻し帰ってきた。春季キャンプから誰よりも左腕を評価し開幕投手にまで大抜擢したサブロー監督にとっても嬉しい結果だ。
「途中からリズムが出てきて、彼本来のピッチングができてきた。悪いときならピンチでズルズルといっていたと思う。大体、悪い時は四球。止まらないケースが多かった。粘れたというのは成長の証だと思う。成長をしていると思う」と目を細める。
大観衆の前で久々に連勝をした。6月30日、7月1日イーグルス2連戦以来の連勝。カード勝ち越しもこの時、以来だ。「ウチはもう一つ一つ勝つだけ。今日は超満員のお客さんの中で選手もノッていたと思う。また次のカードも熱い応援をお願いしたいです」と指揮官は大勝の試合後、すぐに次のカードを見据え、表情を緩めることはしなかった。
この日、首位ホークスにマジック37が点灯した。王者は圧倒的な強さを見せつけ突き進んでいる。ただ真夏のマリーンズも強い。8月に入ってこれで3勝1敗。今は目の前の試合を勝ち続けていくのみだ。そして、その先にまだ見ぬドラマが待っていることを信じて真夏の快進撃を続ける。
文 千葉千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
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