レオ・ノイゲバウアー「全力を尽くし、すべてを出し切る」
シーズンのハイライトが刻一刻と近づいている。ヨーロッパ陸上競技選手権大会は2026年8月10日から16日まで、バーミンガムで開催される。VfBを代表してレオ・ノイゲバウアーらが英国第2の都市に乗り込み、ドイツのためにメダル獲得を目指す。2023年から胸に赤いリングをあしらったユニフォームを纏い戦ってきたこの十種競技選手は、現世界王者として今大会に臨むことになる。今回のインタビューでは大会に向けた準備やプレッシャーとの向き合い方、そしてVfBの男女サッカーチームの最近の活躍について語ってくれた。
――レオ、こんにちは。普段は主にアメリカで生活し、トレーニングを行っていますね。アメリカは最近、サッカー・ワールドカップの開催国の一つでもありました。現地での「サッカー」に対する熱狂や雰囲気を、どのように感じましたか?
レオ・ノイゲバウアー「アメリカにおいてサッカーは比較的新しいスポーツです。バスケットボールやアメリカンフットボールといった伝統的なビッグスポーツが常に主流でしたから。しかしサッカー熱は高まってきており、それは明らかにワールドカップと密接に関係しています。大会期間中はパブリックビューイングのイベントも多く、大きな盛り上がりを見せていました。サッカーへの関心は確実に高まっていますね」
――所属クラブであるVfBに目を向けると、男女のプロチームがブンデスリーガの新シーズンに向けた準備を始めています。カンシュタットを本拠地とするこのクラブの試合を、どの程度追っていますか?
レオ・ノイゲバウアー「もちろん可能な限りチェックしていますよ。私はずっとシュトゥットガルト出身ですから、クラブは私という人間の一部のようなものです。特に最近はクラブと共に多くの成功を祝えるのが素晴らしいですね。チャンピオンズリーグ出場権の獲得、DFBポカールでの2大会連続決勝進出、そして女子チームの昇格など、私たちは今本当に特別な時代を過ごしています」
――あなた自身も、十種競技のシーズン真っ只中ですね。 2026年5月のゲッツィスでシーズンベストを記録し、6月のラーティンゲンでもそれに迫る成績を残しましたね。ご自身の現在のコンディションをどう評価していますか?
レオ・ノイゲバウアー「今はとても調子が良いと感じています。これほど短い間隔で2度も十種競技に出場することはあまりなかったのですが、どちらも良い結果を残せたことは、間違いなく自分にとって非常に良い兆候です。大会後はリカバリーに少し重点を置きましたが、今は再び他のトレーニング課題に注力しています。計画通り順調に進んでいますよ。」
――今年ヨーロッパ陸上競技選手権大会に向けて最高の状態で臨めるよう、どのようなトレーニング計画を立ててきたのですか?
レオ・ノイゲバウアー「基本的には、トレーニング計画をいくつかのフェーズに分けています。十種競技を終えた後は、体を完全に回復させることが不可欠で、それには1〜2週間かかることもあります。軽いランニング、水泳、ストレッチ、理学療法など、この時期はそうしたケアが重要ですし、体にも良い効果があります。その後、練習量と強度を再び上げていきます。コンディションを維持・向上させ、特定の技術課題に取り組むための通常のトレーニングに戻るわけです」
――2026年8月のヨーロッパ陸上競技選手権大会は、今シーズンのハイライトと言えます。イギリスのバーミンガムで開催されるこの大会での目標は何ですか?
レオ・ノイゲバウアー「最初の目標は全力を尽くすこと、つまり持てる力をすべて出し切ることです!その結果、どこまで到達できるかを見極めたいと思います。今の調子を考えると自分の能力に自信がありますし、ヨーロッパ選手権にはとてもワクワクしています。とにかく素晴らしい競技内容で、最高のパフォーマンスを見せたいですね」
――2024年のオリンピックでの銀メダル、そして2025年の世界選手権での金メダル獲得を経て、外部から、あるいは自分自身から感じるプレッシャーはどの程度変化しましたか?
レオ・ノイゲバウアー「ここ数年で、プレッシャーとの付き合い方が上手くなり、その面で成長できたと感じています。今ではプレッシャーを遮断し、完全に『今、この瞬間』に集中できるようになりました。2024年のオリンピックは特別な経験で、プレッシャーも凄まじいものでした。あそこで銀メダルを獲得できたことは、私を本当に強くしてくれましたね」
――そうした成功は、ある種の心の余裕をもたらすものでもありますか?
レオ・ノイゲバウアー「ええ、間違いなくそう言えるでしょう。ある一線を越えた、あるいは特定のハードルを乗り越えたという感覚が得られますから。成功を収めた後には、それが極めて困難なことではあっても、決して不可能ではないのだと実感できます。基本的には、いつも楽しみながら競技に取り組むようにしています。そうすることで、ある種のリラックスした心構えでいられるんです。」
――同じくVfBに所属し、女子種目で世界トップクラスの実力を持つ七種競技選手サンドリナ・シュプレンゲルとは、どの程度意見交換をしていますか?
レオ・ノイゲバウアー「VfBにこれほどのレベルで戦う混成競技の選手が2人もいるというのは、本当に素晴らしいことだと思います。サンドリナはトップクラスの選手です。初めて出場した世界選手権で5位に入賞したのは見事でした。最近も一緒にラーティンゲンの大会に出場しましたが、互いに励まし合い、知見を共有し、サポートし合っています。バーミンガムでのヨーロッパ選手権でも同じように、『VfBファミリー』として団結して臨むつもりです(笑)」
――他の競技から何かを取り入れたり、参考にしたりすることはありますか?例えば、動作の技術、メンタル面、あるいはトレーニング科学などについて。
レオ・ノイゲバウアー「もちろんです。どんなスポーツからでも学び、要素を取り入れることはできると思います。それによって新しい視点が開けるからです。つい最近も、ある成功したトライアスロン選手と会って『知見』を交換しました。彼のトレーニングメニューはどんなものか、メンタル面にはどう取り組んでいるか、といったことです。私にとって非常に興味深い話でしたね」
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