今季も8チームが進出。ヨーロッパでの戦いに挑むラリーガ勢を展望する
バルセロナーチャンピオンズリーグ
バルセロナが最後にチャンピオンズリーグで優勝したのは2015/16シーズンで、以降は10年以上もタイトルから遠ざかっている。過去2シーズンは準決勝と準々決勝で敗退しており、就任3季目のハンジ・フリック監督は、今度こそチームを決勝へ導きたいという思いが強いはずだ。それは昨季までにラリーガ EA SPORTS 2連覇を含む国内のタイトルを獲り尽くした選手たちも同じだろう。とりわけラミン・ヤマルらワールドカップを勝ち取ったばかりのスペイン代表組にとって、チャンピオンズリーグは唯一手にしていないビッグタイトルとなる。
ジョゼ・モウリーニョ監督が復帰したレアル・マドリーは、この夏マルク・ククレジャ、ベルナルド・シウバ、デンゼル・ダンフリースら新戦力と共に新たなサイクルをスタートさせた。ポルトガル人監督はかつてポルトとインテル・ミラノを率いてチャンピオンズリーグを勝ち取ったが、レアル・マドリーを率いた3シーズンは全て準決勝で涙をのんでいる。今回も4強入りは最低限のノルマであり、クラブ史上16度目のタイトル獲得こそ目指すべき目標と捉えているはずだ。
ビジャレアルは昨季のラリーガ EA SPORTS で3位に入り、クラブ史上初めて2季連続でのチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。昨季は国内での好調ぶりとは裏腹に、チャンピオンズリーグでは1勝もできぬままリーグフェーズで敗退しており、選手たちはリベンジに燃えている。その点、昨季ラージョ・バジェカーノをカンファレンスリーグ決勝に導いたイニゴ・ペレス新監督の手腕には多くのファンが期待を寄せている。
今季の決勝が本拠地リヤドエアー・メトロポリターノで開催されることは、悲願のチャンピオンズリーグ初制覇を目指すアトレティコ・デ・マドリーにとって大きなモチベーションとなる。準決勝まで勝ち進んだ昨季の戦いぶりは、ディエゴ・シメオネ監督率いるチームが引き続きヨーロッパの第一線に立ち続けていることを改めて示した。今季こそ主役の座を掴むべく、ヨーロッパ最高峰の戦いに身を投じることになる。
ラリーガ勢のヨーロッパでの活躍により、スペインは2シーズン連続で追加のチャンピオンズリーグ出場枠を獲得した。今回その恩恵を受けたのは2005/06シーズン以来、クラブ史上2度目の出場となるベティスだ。マヌエル・ペジェグリーニ監督が就任した2020年以降、ベティスは7シーズン連続でヨーロッパのコンペティションに出場し続けている。かつてビジャレアルとマラガを率い、チャンピオンズリーグで好成績を挙げたチリ人監督は、ベティスにも同様の成功をもたらすことが期待されている。
セルタは昨季のラリーガ EA SPORTS で6位に入り、2季連続でヨーロッパリーグへの出場権を獲得した。昨季のヨーロッパリーグではオリンピック・リヨンなどの強豪を破って8強入り。クラブ生え抜きの指導者であるクラウディオ・ヒラルデス監督の指揮下で変貌を遂げたチームは、さらなる高みを目指すことになる。
マドリー南部の町クラブは昨季のラリーガ EA SPORTS で7位に入り、カンファレンスリーグの出場権を獲得。かつて「エウロヘタ(ユーロヘタ)」と呼ばれた現象を再び巻き起こした。本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスで数々の成功を収めてきたホセ・ボルダラス監督の続投も決定。2019/20シーズンにもヘタフェをヨーロッパリーグ出場に導き、アヤックスなどを破って16強入りを果たした躍進の再現に期待がかかる。
昨季のラリーガ EA SPORTS は10位に終わったものの、レアル・ソシエダはアトレティコとのコパデルレイ決勝を制してヨーロッパリーグの出場権を獲得した。2025/26シーズンのレアル・ソシエダは前半戦を通して不調に苦しんだが、ペレグリノ・マタラッツォ監督が就任した年明け以降は見事に立て直した。同監督がプレシーズンからチーム作りに取り組んでいる今季のレアル・ソシエダは、国内外で注目すべきチームとなるはずだ。
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