[RUGGERSコラム] 日本ラグビーの夏 あれこれ
やっと梅雨も明けて「夏!」という感じになりましたね。子供たちにとっては楽しみな夏休みです。
そんな中、ラグビー日本代表は7月のネーションズチャンピオンシップを1勝2敗で終えました。3戦目のフランス戦は15-42で敗れましたが、日本は世界ランキングを10位まで上げることができました。フランス戦の結果自体は厳しかったものの、現時点で来年のW杯同組であるフランスと戦えたことは、色々な面で収穫が大きかったかと思います。
まずは、直近で行われました全国高校7s(セブンズ)大会です。今年で13回目を迎えました。7月中旬に菅平高原で行われる高校3大全国大会のうちの1つです。
春の選抜大会では、九州の雄であります東福岡高校が栄冠を手に入れました。今回のセブンズでは、関東の雄であります桐蔭学園が2年ぶり3回目の優勝を果たしました。今大会でも基礎スキルはもちろんのこと、一人ひとりの自主性の高さを感じましたね。春の選抜で勝つことができなかった後、練習を重ねてきているという印象が強く、準決勝の大阪桐蔭戦では、先制され7-12で折り返し、後半も先にスコアされてシンビン(一時退場)もあった中、後半に逆転して勝利した試合は、最終的に優勝までの勢いを生み出したのではないかと感じました。
惜しくも準優勝となったのは早稲田実業です。2度目の4強入りを果たし、初の決勝に挑んだ早実。あと一歩で全国の栄冠を手に入れるところでしたが、惜しくも14-21で敗れました。しかし、予選プールから松山聖陵、京都工学院といった厳しいグループの中を1位通過したことは、大きな自信になったのではないかと思います。
前回優勝の國學院栃木は、カップトーナメント準々決勝で早稲田実業に敗れたものの、その後、東福岡、佐賀工業に勝利して5位で大会を終えました。
今回気になったのが、上位4校のうち関東3校(桐蔭、早実、茗溪)、関西1校(大阪桐蔭)と、関東の実力が上がってきている印象でした。最近「西高東低」と言われてきた高校ラグビーですが、東日本のチームの実力、特に関東のレベルが非常に上がってきていますね。
ここから高校生は菅平で夏合宿のシーズンとなり、9月以降から花園予選がスタートしていきます。北海道大会が9月に最速で決まる中、11月下旬には全出場チームが出揃う予定です。
今回の高校7s大会を見ていても、面白い選手が多くいました。今年の高校ラグビーは頭一つ抜けているチームがなく、どのチームが勝つかわからないくらい拮抗しているイメージです。関東、関西、九州が中心となってくるとは思いますが、東北、東海、北陸、中国、四国にも有望な選手が増えてきており、ダークホース的なチームも出てきそうです。そんな高校ラグビーを楽しみたいと思ったら、ぜひ菅平に足を運んでみてください。毎日のように各グラウンドで試合が行われていますので、観戦してみると面白いかもしれませんね。
続いて大学ラグビーです。関東、関西リーグの試合スケジュールが出ました。
対抗戦は、春季大会で好調だった早稲田を筆頭に、明治、帝京、筑波、慶應、青山、立教、日体の8校で戦います。今シーズンも大学ラグビーを引っ張っていく存在であることは間違いないですが、今シーズンは実力が拮抗しているイメージがあります。早慶明の伝統校はもちろんのこと、帝京や筑波がどのように絡んでいくのか、例年以上に楽しみな対抗戦だと思います。
リーグ戦も同様に、東海大が頭一つ抜けていた時代から、リーグ戦自体もどこが勝つかわからない時代となってきています。それだけ全体のレベルが上がってきており、東洋、流経、関東学院が東海大にどう挑むのか、そして昇格した専修がどんな戦いを見せるのかも注目ですね。
関西大学リーグは9月13日から開幕します。2連覇している天理に、京産、立命、関西学院、関西、同志社、近畿、摂南がどう挑むのか。激しいラグビーが売りの関西ラグビーが、関東勢とどう戦っていけるのかも注目です。そして今季より、関西リーグBが「B1」「B2」に分かれていたものが8チーム1つにまとまりました。ここでも新たな戦いが繰り広げられ、関西ラグビーもさらに面白くなりそうですね。
以上、今回のオニギリ's eye!!となりますが、いかがでしたでしょうか?
ここからはいよいよ夏合宿のシーズンです。高校生も大学生も厳しい合宿を乗り越えて、一回りも二回りも大きく成長できる期間になると思います。どのチームが日本一の栄冠を手に入れるか、それはこの夏の成長がキーとなってくるに違いありません。
今夏も暑いですが、ワクワクが止まりません!
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