早大スケート部フィギュア 連載|新入生インタビュー『氷上に舞え』 第4回 紀平梨花

チーム・協会

【早稲田スポーツ新聞会】

【早稲田スポーツ新聞会】取材、編集 川田真央 

 2018年グランプリファイナル優勝、2019年、2020年の四大陸選手権2連覇、全日本選手権2連覇。そんな輝かしい成績を持ち、昨年アイスダンスに転向した紀平梨花(人通=沖縄・N)が、今春、早大スケート部に入部した。新たな環境に身を置く紀平に、スケートへの思いや今後について伺った。
※この取材は6月16日に行われたものです。

笑顔を見せる紀平(写真提供 スケート部) 【早稲田スポーツ新聞会】

ーー簡単に自己紹介をお願いします
 人間科学部健康福祉科学科の紀平です。よろしくお願いします。

ーースケートを始めた時期ときっかけを教えてください
 4歳くらいの頃、家族で(リンクに)遊びに行ったことがきっかけです。その頃はまだ本気でやるとも思っていなかったのですが、(スケートの)楽しさを初めて知ったのが4歳の頃です。

ーーご自身の強みを教えてください
 シングルとアイスダンスで強みは全然変わってくると思います。今までシングルをしてきた中での強みは、本番に合わせていく力です。経験を積んでいくにつれて安定感が増したと思います。高難度ジャンプ、例えば4回転や3回転アクセルが跳べることも強みかなと思います。今はアイスダンスに力を入れています。アイスダンスをしようと思ったのも、クラシックバレエやジャズダンスのような、いろいろな種類のダンスが好きで、趣味としても今までたくさんやってきたからです。もともと表現や踊ることが好きだったこともあり、楽しくアイスダンスを始めることができました。ルールも(シングルと)全然違うので難しいのですが、表現力の部分も、ダンスやバレエをしてきた分、強みだと思います。

ーー強化したいところを教えてください
 アイスダンスをしているので、基礎やルールを学ぶところがスタートになります。今はルールがだいぶ身についてきたので、自分が今までアイスダンスを学んだことを再現できるかということが大事になってきます。一つ一つのエレメンツを、アイスダンサーとしてきちんとこなすことが必要なことだと思います。GOEがたくさんつくようなエレメンツにしていくことが大事だと思いますし、全てのエレメンツをミスなくこなすことも大事なので、その2つを集中的に強化しているところです。

ーー憧れの選手はいますか
 シングルの頃は、浅田真央さんに昔から憧れていました。一番惹かれたところは3回転アクセルを跳べることです。それ以上に、たくさんの重圧の中で、ずっと挑戦し続けていたことにすごく尊敬の気持ちがあり、憧れています。アイスダンスでは、I.AM(Ice Academy of Montreal)というモントリオールのクラブで昨年から練習を始めました。トップスケーターが集結しているリンクになるので、見て学んでの繰り返しです。特定の選手はいないのですが、チームメイトのみなさんから学んでいて、憧れの気持ちを抱きながら練習しています。

仲間が増えた感覚

ーー早大のスケート部に入部した理由、経緯を教えてください
 eスクールなので、早大と直接的な関わりは少なかったのですが、スケート部が存在しているのはもちろん以前から知っていました。WASEDA ON ICEや、月に1度の部活動に参加してみたかったことや、所属先にもなっていることもあり、入部させていただきました。

ーー早大スケート部への入部を公表したときの反響はいかがでしたか
 (Xの)おすすめに(入部を公表したスケート部の投稿が)表示されていて、そこで初めて気がついたのですが、いいねの数もそうですし、私がリポストをしていない段階で(投稿が)回っていて、すごく驚きました。早大に入部したことに対してファンの方が反応してくださって、すごく嬉しかったですし、驚きました。

ーー早大の同期、先輩とは交流しましたか
 部練が月に1回なので、タイミングが合わないと参加することができないのですが、この前の6月の部練はたまたま時間がぴったり空いていて、初めて参加することができました。スケート部のみなさんがすごく優しく、温かく迎えてくれました。スケート部のぬくもりのような雰囲気を感じました。OBも滑ってよいということなので、(アイスダンスパートナーの)西山選手(西山真瑚・オリエンタルバイオ)とアイスダンスも練習することができたので、すごくいい機会でした。

ーー早大フィギュア部門への印象は
 初めてお会いした方がほとんどだったのですが、皆さんの仲の良さを実感しました。練習が終わってから写真を撮る時間があったのですが、その時もすごくみんな仲良しで、和気あいあいとした雰囲気でした。仲間が増えたという感覚もあり、温かみを感じました。

目標は日本代表

ーー今季のプログラムは決まっていますか
 4月から5月末まで、2カ月間かけてリズムダンスとフリーダンスを作成しました。

ーー今シーズンの目標を教えてください
 もともと目標としていた、日本代表になることです。そして、全日本選手権で大きく成長した演技をして、確実に表彰台に上がることを目標に頑張りたいと思っています。

ーー大学卒業までの目標を教えてください
 人生にとっては一部の大学生活ですけど、スケートにとって一番大事な期間になるので、学んですごく面白かったことや、興味深かったことを生かして競技ができたらいいなと思います。メンタルの強化や、今までけがにも悩んでいたのでけがをしない体づくりだったり、マインドフルネスだったりを学んだので、それを生かして競技で成功できるといいなと思っています。

ーーありがとうございました!


◆紀平梨花(きひら・りか)
沖縄・N高出身。人間科学部健康福祉科学科通信課程。所持級はシングル7級。
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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