411人のファンが投票! 「リーグワン2025-26」クボタスピアーズのベストマッチは?【後編】

チーム・協会
日本最高峰の戦いを誇り、毎年進化し続ける「NTTジャパンラグビー リーグワン 2025-26」。クボタスピアーズ船橋・東京ベイは、今季もあと一歩のところで頂点には届かず、ディビジョン1準優勝という結果となりました。しかし、その熱戦の数々はファンの記憶に深く刻まれています。

今年も6月24日から30日にかけて、ファンクラブ「Spears+」会員限定の「あなたが選ぶ『今シーズンのベストマッチ』」アンケート企画を実施。開幕戦からプレーオフ決勝までの全21試合を対象とし、411名のスピアーズファン“オレンジアーミー”が投票に参加しました。今季、ファンが選ぶ2025-26シーズンのベストマッチの頂点に輝いたのは……? 後編では、いよいよ2位と1位を発表します!

レギュラーシーズンで189点を獲得し、リーグワン全体で3位という結果を残したバーナード・フォーリー選手(SO)は今季でスピアーズを離れる。スピアーズが優勝した2022-23シーズンは得点王に輝いた 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

2位:プレーオフトーナメント決勝 2026年6月7日 vs コベルコ神戸スティーラーズ (13-22 敗戦)42票

2位に選ばれたのは、コベルコ神戸スティーラーズとのプレーオフトーナメント決勝戦でした。

国立競技場(MUFGスタジアム)で行われた決勝戦には、 50,451人のファンが集まった。エスコートキッズと入場するマキシ ファウルアキャプテン(No.8) 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

試合はマキシ ファウルアキャプテンの強烈なタックルから幕を開け、序盤はスピアーズが圧倒的に攻め込む展開に。キックを中心に相手陣深くへボールを運び、前半15分頃まで相手に自陣への侵入を許しません。全員の粘り強いディフェンスと安定したセットプレーで主導権を握ります。

スピアーズは前半16分にバーナード・フォーリー選手のペナルティゴールで先制。同点に追いつかれた後の22分にもペナルティゴールで勝ち越し、25分には為房慶次朗選手がラック周辺を突進してトライを奪い、フォーリー選手のゴールも決まって13-3とリードを広げます。しかし、その後に相手にトライとペナルティゴールを許し、13-13と同点に追いつかれて前半を折り返しました。

後半は、開始早々にペナルティゴールを決められて勝ち越しを許すと、12分にも追加点を奪われ13-19とリードを広げられます。スピアーズは24分に自陣ゴール前での12フェーズにおよぶ猛攻を耐え抜き、その後も相手陣深くへと攻め込みますが、得点には結びつきません。終了間際の40分、スティーラーズにダメ押しのペナルティゴールを追加され、13-22でノーサイド。スピアーズは惜しくも準優勝となりました。

後半29分、ピッチに立ったブリン・ホール選手(SH)も今季限りで退団。出場直後、木田晴斗選手がゴール前へ転がしたキックに反応し猛追、あわやトライというプレーを見せた 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

<ファンのコメント>
廣瀬くんの気迫のスティールとその後の雄叫び! クールな印象があるのに、プレーはいつも熱く体を張っていて、この試合の中でも大活躍していました。結果は残念でしたが、廣瀬くんの今後の成長と活躍を期待させる激しい一面が見られ、試合後の涙にはこの試合にかける思いを感じました。あの瞬間は何度見ても涙が出ます!(東京都・女性)

キックオフ直後の上ノ坊選手へタックルしたキャプテン・マキシ。昨年の決勝で見せた、リーチ選手へのタックルと重なった。全員満身創痍でチームの状態は決してよくない中で「俺たちはベストだ! やってやるぞ!!」というメッセージがこもった魂のプレーだった。(東京都・男性)

誰かのプレーではなく、チームの結束力や総合力。そして3位からタフな試合を経て、ケガ人続出の中の決勝で、あの神戸を1トライに抑えたという結果。今季最高の試合と言われていますが、勝てなかったので、私にとっては最上の試合ではありましたが…。素晴らしい試合でした。でも、悔しくて涙が出ました。(東京都・女性)

決勝戦、ラピース選手の現役最後の勇姿を目に焼き付けるために参戦しました。ファンへの丁寧な挨拶は最初から最後まで変わらず神対応でした。2019年のワールドカップでたまたまテレビで観た日本戦。ゲームキャプテンのラピースがきっかけで日本のラグビーに興味を持ち、ファンになり、素人だった自分が海外のチームへも興味を持つまで好きになりました。ラピースの笑顔とごっつい上腕が見られないのはとても寂しくて悲しくて泣いてしまうけれど、これからもラグビー観戦は続けます! ラピース、ラグビーを魅せてくれてありがとう! (兵庫県・女性)

廣瀬選手のジャッカルと気合い。残念ながら試合には敗れてしまいましたが、選手たちの「みんなで優勝するんだ」という強い気持ちが伝わってくる、本当に素晴らしい試合でした。試合後、悔しさをにじませる選手たちの姿が忘れられません。しかしその姿を見て、負けた悔しさ以上に、「このチームはまだまだ強くなる」「来シーズンも全力で応援したい」という思いが強く込み上げてきました。どうかまた、私たちオレンジアーミーを国立へ連れて行ってください。(埼玉県・女性)

1位:プレーオフトーナメント準決勝 2026年5月31日 vs 埼玉パナソニックワイルドナイツ (26-24 勝利)263票

序盤は両者の激しいディフェンスが際立つ中、前半10分にショーン・スティーブンソン選手が40m超のペナルティゴールを沈めてスピアーズが先制します。その後17分に相手にモールを押し込まれて逆転を許したものの、前半終盤の36分、交代出場のハラトア・ヴァイレア選手が抜け出して逆転トライを奪い、コンバージョンも成功。10-7とリードして前半を終えました。

今季20試合に出場し、主にWTBとして活躍したハラトア・ヴァイレア選手。突破力と力強いランでチームに貢献 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

後半10分、バーナード・フォーリー選手のペナルティゴールで追加点を挙げます。さらに16分にはリカス・プレトリアス選手の突破から木田晴斗選手へとつなぎトライを決め、20-7と一気にリードを広げました。ワイルドナイツにトライを許したのは後半21分。ここで、直後の正面からのコンバージョンキックに対し、ヴァイレア選手がハドルから1人抜け出しダッシュ、執念のチャージダウンを決めます。確実と思われた2点を見事阻止したこのビッグプレーが、最終的に勝敗を分ける最大の分岐点となりました。

今季スピアーズのピンチを何度も救ったショーン・スティーブンソン選手(FB)。出場を重ねるごとに気迫が増し、試合にかける思いが伝わってきた 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

その後スティーブンソン選手の2本のペナルティゴールで26-12と突き放しますが、終盤にワイルドナイツの猛攻を受け、一時退場者を出したことも響いて連続トライを奪われ、残り1分で26-24の2点差まで詰め寄られます。そして40分を告げるホーンが鳴った後のラストプレーでは、極限の緊張状態の中でスティーブンソン選手と根塚洸雅選手がダブルタックルを決め、相手をタッチラインの外へ押し出してノーサイド。秩父宮で数多くの名勝負を繰り広げてきたワイルドナイツとの激闘を制し、2年連続の決勝進出を果たしました。

満身創痍の状態でも粘り強いプレーでスピアーズを最後まで支え続けたデーヴィッド・ブルブリング選手(LO・写真左)も今季でチームを去る。押川敦治選手(SO・写真右)の肩に手を回し、ねぎらった 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

<ファンのコメント>
ノーサイド直前のワイルドナイツの猛攻を振り切り、第11節の雪辱を晴らし、2年連続でプレーオフ決勝に勝ち進んだ試合。ケガ人が多く、チームとしては万全の状態ではなかったものの、決勝まで勝ち上がる全員ラグビーの底力を見せてもらった。(東京都・男性)

ハラトア・ヴァイレアの執念のゴールキックチャージ。正面短距離のキックで誰もが2点を献上…と思いきや、踵(きびす)を返しダッシュでチャージを試み手をかすめゴール失敗!! 結果これが勝敗を分けたプレーとなった。何があっても最後まであきらめない、ヴァイレアの勝利への執着心に1票!(東京都・男性)

いつもクールな印象のショーン・スティーブンソン選手。ワイルドナイツの猛攻を立て続けに受け、逆転されてしまうのでは…と不安もよぎっていた80分過ぎ、ボールを持ったモーリス・マークス選手を押し出し、勝利を確定させた瞬間の咆哮(ほうこう)する姿に心を打たれました。(埼玉県・女性)

リードしている中、80分のホーンが鳴り最後のプレーでワイルドナイツボールのセンタースクラム。シーズン中に同じ秩父宮で終了間際に逆転を許してしまったブレイブルーパス戦、ワイルドナイツ戦の記憶がよみがえり、泣きそうになりながら祈っていましたが、ショーン・スティーブンソン選手が鬼の形相でライン外へ引っ張り出しノーサイドとなった瞬間を目の前で観ることができ、ずっと忘れることのないシーンとなりました。2年連続で国立決勝の舞台をつかんだチーム、選手たちに感謝・感動・誇りを感じた瞬間でした。(千葉県・男性)

残り数秒で2点差まで迫られた後の最後のプレー。ラインを割りノーサイドとなり、スピアーズの応援席が歓声とともに総立ちになった。あの時の一体感は忘れられない。(千葉県・男性)

ハラトア・ヴァイレア選手のコンバージョンキックチャージは、全く予想していない状況でのプレー。結果としてあの2点差で勝負がついた、ワンプレーの重要さを改めて感じた試合でした。ど真ん中からで近距離でのキックチャージは長年試合観戦して初めての経験です。(千葉県・男性)

ハラトアのコンバージョンキックのチャージ。ラグビー能力の高さが素晴らしい。その後のインタビューを一生懸命日本語で話す姿もかわいい。これからも応援したくなる。最後の最後でシューターがボールを外に出して2点差を死守した時の吠えた顔も忘れられない。毎回オレンジアーミーに感動をありがとう。いつでも全力で応援し続ける!!と思った。来年も国立に連れて行って!! (千葉県・女性)

いつもリカスは自分の中ではPOMだと思っている。この試合はトアのキックチャージがすごく印象的だったけど、どんな時も働き続けていたリカスがPOMだったのがうれしかった。快晴で満員の秩父宮の雰囲気もよかった。(千葉県・女性)

試合を終わらせたショーン・スティーブンソン選手の鬼の形相と咆哮。レギュラーシーズンではクールに淡々とエクセレントなプレーを重ねる「シューター」。プレーオフでは一転、チームで一番熱い漢に。感情を爆発させるシーンを何度も見せてくれた。この試合でも、逆転されるムードしかない最悪の流れの中で、チームを救う魂のプレー。とにかく震えた。だからラグビー好きなんだよなと思わせてもらった。(東京都・男性)

8月1日(土)はHUB船橋へ! ファンクラブ限定イベント「ふらっとスピアーズVol.3」に注目

7月31日(金)までにスピアーズのファンクラブ「Spears+」へ入会すると、お楽しみが盛りだくさん。8月1日(土)には、2025-26シーズンのファンクラブ入会者限定イベント「ふらっとスピアーズVol.3」が開催されます。参加無料で事前予約の必要もなく、ファンクラブ会員1名につき同伴者3名まで無料で参加できます(子どもの参加も可能です)。
「リーグワン2025-26ファンが選んだベストマッチ」第1位に選ばれたプレーオフトーナメント準決勝の試合を、ゲストの原大雅チームマネージャーとともに振り返ります。
さらに、2025-26シーズンの舞台裏に迫るファンクラブ限定のドキュメント映像も視聴できます。現在、第1弾から第3弾まですべてのエピソードが公開中です。
チームや選手のことを深掘りできる「スピアーズオフィシャルファンブック」も手に入り、年会費は3,000円のワンプライス。まだ「Spears+」に入っていない人は、7月中に入会することをおすすめします!

取材・文:せきねみき(ライター・コラムニスト)
写真:チームフォトグラファー 福島宏治
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

クボタスピアーズ船橋・東京ベイは、日本ラグビーの最高峰「ジャパンラグビーリーグワン」に所属するラグビーチームです。。1978年創部し1990年にクボタ創業100周年を機にカンパニースポーツと定め、千葉県船橋市の(株)クボタ京葉工場内にグランドとクラブハウスを整備しました。「Proud Billboard」のビジョンの元、ステークホルダーの「誇りの広告塔」となるべくチーム強化を図っています。またSDGsの推進や普及・育成活動などといった社会貢献活動を積極的に推進しています。

当サイトには一部アフィリエイトリンクが含まれています。

リンクから商品・サービスをご購入いただいた場合、スポーツナビに収益が発生することがあります。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント