「数々の記録を塗り替えてきた自負はあるので、このキャリアにして、また“新たな快挙”を成し遂げられるのは俺しかいない!」開幕戦を白星発進!最年長優勝を目指す後藤洋央紀選手にシカゴで直撃インタビュー!!

チーム・協会

【新日本プロレス】

『新日カードランブル presents G1 CLIMAX 36』最年長エントリー!
開幕戦のシカゴ大会ではSANADA選手の勝利し、白星発進の後藤洋央紀選手にシカゴで直撃インタビュー!!

■プロレスファンの熱は感じましたね。想像以上にお客さんも入ってたし、いい会場でしたし、素晴らしい空間でした。ミート&グリートでも外国人の方とカタコトの英語で話もさせてもらいましたし、普段と違う刺激をもらいました

――さて、後藤選手。昨日のシカゴ大会で『G1』が開幕しましたが、初戦のSANADA戦を振り返っていかがですか?

【新日本プロレス】

後藤 初戦にしてはパーフェクトだったんじゃないですか?

――アメリカ現地のファンの熱量はいかがでしたか?

後藤 プロレスファンの熱は感じましたね。想像以上にお客さんも入ってたし、いい会場でしたし、素晴らしい空間でした。

――試合では、『ストリートファイター』の“エドモンド本田”ムーブも出ましたね。

後藤 大事に使わせてもらってます(ニヤリ)。

――日本での『G1』へ向けて、アメリカのファンからパワーはもらえましたか?

【新日本プロレス】

後藤 そうですね。ミート&グリートでも外国人の方とカタコトの英語で話もさせてもらいましたし、普段と違う刺激をもらいましたね。

■若さと身体能力、パワーは申しぶんないものがありますよ。ただ、チャンピオンとしての自覚というか、そういったものがまだボクには見えないんですよね。彼の言う覚悟っていうことになるのかもしれないけど、その覚悟がまだ足りないんじゃないかなって、彼の発言の端々から感じますね

【新日本プロレス】

――これから日本に帰国しての『G1』となりますが、第2戦は7月18日(土)札幌のメインイベントで辻陽太選手と対戦します。

辻 いろいろね、おたがい言い合う部分はありましたけど、今のチャンピオンですからね。こういう機会じゃないと、今の俺からしたら今のチャンピオンとは当たれないんで、しっかり結果出したいなと思いますね。

――辻選手は新世代と表現されてきた自分たちの世代を、現世代とおっしゃっていました。この点についてはいかがですか?

後藤 現にそうじゃないですか。だって彼が現チャンピオンなんですから。この『G1』だって、もう俺が最年長なわけですから、彼らが中心で回っていかないとダメなんですよ。

――ご自身としては、現世代から1つ上の世代として、立ち塞がる存在でありたいと。

【新日本プロレス】

後藤 そうですね。だからこそ俺が必要というか、そんな想いです。

――今回の『G1』のテーマとしては、現世代に立ち塞がることだと。

後藤 ハイ。最後に残された旧世代と言いますか、立場上そうなってしまいましたので、そのへんの意地ですよね。やっぱり出たくても出られない我々の世代がたくさんいる中で、自分が出るっていう部分で、ベテランの意地を見せるのが俺の役目ですね。

――IWGPヘビー級王者・辻選手のレスラーとして脅威な部分は?

辻 若さと身体能力、パワーは申しぶんないものがありますよ。ただ、チャンピオンとしての自覚というか、そういったものがまだボクには見えないんですよね。彼の言う覚悟っていうことになるのかもしれないけど、その覚悟がまだ足りないんじゃないかなって、彼の発言の端々から感じますね。

――辻選手が掲げるチャンピオン像をもう少し明確にしてほしいと。

後藤 そうですね。チャンピオンなんだから、マイナスなことだとかいらないんですよ。本当に自覚が足りてないような気がしますね。

――そのあたりもリング上で試合を通じて対話をしていくと。

後藤 ええ。ただ、これは俺の一つの意見ですけどね。

■俺との一戦を、ケガしたトラウマを払拭する闘いとして見ていただけるんだったら、より深い意味が出ますし、そういう想いで来るんであれば、やっぱり俺もヒザを狙わなければいけないです

【新日本プロレス】

――第3戦は、7月21日(火)仙台でジェイク・リー選手と対戦します。

後藤 彼は本当に謎なんですよ。一番わからない。技が効いてるのか、効いてないのかすらわからないですし、本当に一番厄介な相手だと思います。

――ジェイク選手はインタビューで、ヒザを負傷した試合が、2024年9.11仙台だった(YOSHI-HASHI&後藤洋央紀&石井智宏vsデビッド・フィンレー&ゲイブ・キッド&ジェイク・リー)ので仙台という地に対しても因縁があるとおっしゃっていました。

【新日本プロレス】

後藤 それって俺との試合ですよね。

――そうですね。だからトラウマを払拭する試合であり、後藤選手には生け贄になってもらうともおっしゃってました。

後藤 俺に対しての恨みみたいものを持ってるんですかね?

――結果的にはそうなりますね。

後藤 俺との一戦を、ケガしたトラウマを払拭する闘いとして見ていただけるんだったら、より深い意味が出ますし、そういう想いで来るんであれば、やっぱり俺もヒザを狙わなければいけないですね。

――ジェイク戦はヒザ狙いで闘うと。

後藤 あえて狙わせてもらわないと、彼のためによくないですからね。

■彼に関しては、NEVER無差別級6人タッグ王座を獲られた相手でもあるし、獲り返さないといけない相手でもあるんで、この『G1』だけじゃない、その先の闘いにもつながる一戦ですね

【新日本プロレス】

――第4戦は、7月25日(土)大田区でグレート-O-カーンと対戦します。

後藤 彼に関しては、NEVER無差別級6人タッグ王座を獲られた相手でもあるし、獲り返さないといけない相手でもあるんで、この『G1』だけじゃない、その先の闘いにもつながる一戦ですね。

――最近のオーカーン選手は『G1』の会見をボイコットしたり、試合内容に関してもパイプ椅子を使ったラフファイトもおこなってますが、どう受け止めていますか?

後藤 ボイコットするっていうのもよくわからないですね。まあ、彼の中では意味があってボイコットしてるんでしょうけど、なんかもったいないですよね。そこを謎にするんではなくて、やっぱり自分の意見、自分の主張をハッキリさせた方がいいと思いますけどね。

――そのあたりは、辻選手であり、オーカーン選手、現世代の選手がもっと主張していくべきだと。

【新日本プロレス】

後藤 辻がチャンピオンになった時、俺は彼に対してSNSでいろいろ言いましたけど、本当はそれを若い世代がやっていかなきゃいけないんですよ。「なんで誰も言わずに俺が言ってんだ?」「俺だけしか言ってないんだ」みたいな憤りはありますね。

――なるほど。

後藤 せっかく同世代の人間がチャンピオンになってるんだから、そこに噛みついていかなきゃいけないのは新世代というか、現世代の選手でしょ?「なんで俺が言わなきゃいけないんだ?」「なんで俺だけ目立ってんだよ?」って。そこの世代でもっとやり合えと思いますね。

■彼も結婚して家族を持って環境が変わった。俺は1つの課題だと思ってたので、「家族を持つことによってお前はもっと強くなれる」っていうことを言いましたし、そのへんをちょっとたしかめたいなと

【新日本プロレス】

――第5戦は、7月29日(水)大阪で鷹木信悟と対戦します。

後藤 前回は大阪のタイトルマッチ(2015年6.15大阪城)でやりましたけど、彼も結婚して家族を持って環境が変わった。俺は1つの課題だと思ってたので、「家族を持つことによってお前はもっと強くなれる」っていうことを言いましたし、そのへんをちょっとたしかめたいなと。

――結婚を経てどう変わったのかたしかめたいと。

後藤 たしかめたいですね。必ず変わってるものはあると思うんで。やっと俺の気持ちがわかったと思いますし、より強くなれた部分は本人の中でも必ずあるはずなので。

■身体能力も高いし、デカいですし、オカダ(・カズチカ)に似たようなタイプというか。戦略的な部分で通じるところはないと思うので、今の俺を最大限にぶつけていくしかないですね。考えてどうにかなる相手ではないと思ってます

【新日本プロレス】

――第6戦は、8月1日(土)広島でKONOSUKE TAKESHITA選手とメインイベントで対戦します。

後藤 彼がチャンピオン時代(2025年11.2岐阜)に負けてますし、ここで1つ借りを返さないといけないですね。あらためて、本当にAブロックで良かったなと。

――と言いますと。

【新日本プロレス】

後藤 闘いたいヤツが揃ってるなと。「俺のためにあるようなブロックだな」って思ってますね。

――後藤選手はTAKESHITA選手の3団体所属という部分についてはいかがですか?

後藤 時代に先立ったというか、俺だってそういうオファーがあればどうなっていたかわかりませんからね。でも、新日本のプライドは常に持ってますよ。

――前年度覇者であるTAKESHITA選手はどのようなレスラーだと分析されていますか?

後藤 オールマイティーじゃないですか。何でもできるイメージですよね。身体能力も高いし、デカいですし、オカダ(・カズチカ)に似たようなタイプというか。

――前年度覇者との一戦、どんな点を警戒しますか?

後藤 戦略的な部分で通じるところはないと思うので、今の俺を最大限にぶつけていくしかないですね。考えてどうにかなる相手ではないと思ってます。

■予選組っていう部分で、くやしさは誰より持ってると思うんで、「下から這い上がってやる」っていう気なんか昔の俺を見てるようなね、そんな選手ではありますね。何か一つキッカケがあれば本当に爆発する選手だと思います

【新日本プロレス】

――第7戦は、8月6日(木)後楽園で大岩陵平選手と対戦します。

後藤 予選組っていう部分で、くやしさは誰より持ってると思うんで、「下から這い上がってやる」っていう気持ちは一番デカい選手なのかな。なんか昔の俺を見てるようなね、そんな選手ではありますね。

――昔の俺というのは?

後藤 いいところまで行くけど、掴みきれずに今ちょっと燻ってる感もあるけど、心の底で燃え上がる炎っていうのは一番デカいのかなって。何か一つキッカケがあれば本当に爆発する選手だと思います。

――大岩選手はウェイトアップして、日に日に身体もデカくなってます。

【新日本プロレス】

後藤 好みの身体ではありますね。自分も昔に海外へ行って、メキシコだったんですけど、「とにかくデカくしてやる」っていう想いでやってたんで似たものを感じるなと。

――後藤選手の求めるレスラー像とリンクする部分もあると。

後藤 そうですね。で、大岩は天山(広吉)さんの付き人だったでしょ?

――そうです。

後藤 俺もそうだったので、似た雰囲気を感じますね。

■組んでみたらこれほど心強く頼りになる選手はいないんですけど、やっぱり対戦相手となると脅威でしかないですよ。 もうちょっとイヤらしさだったりが出たら、さらにもの凄い選手になって、誰も勝てないんじゃないかなと思いますね

【新日本プロレス】

――第8戦は、8月9日(日)群馬でボルチン・オレッグ選手と対戦します。

後藤 ボルチンはね、組んでみたらこれほど心強く頼りになる選手はいないんですけど、やっぱり対戦相手となると脅威でしかないですよ。

――現在、STRONG無差別級のチャンピオンでもあります。

後藤 もうちょっとイヤらしさだったりが出たら、さらにもの凄い選手になって、誰も勝てないんじゃないかなと思いますね。

――ひさしぶりの一騎打ちになりますが、楽しみな部分が大きいですか?

後藤 そうですね。ずっと6人タッグで組んだりしてきましたけど、真面目に学ぼうという気持ちが見える良い選手ですよね。試合をするたびに何か掴んでるなという印象があります。

■自分を持ってるというか、人に流されるような感じではないのかなっていう気がしますけど、発言の中から選手に対するリスペクトは感じてますね。そういう人間は見ていて気持ちがいいし、自分もシングルは初めてだし、この『G1』の中で一番楽しみかもしれないです

【新日本プロレス】

――最終公式戦となる第9戦は、8月12日(水)浜松でYuto-Ice選手と対戦します。

後藤 おもしろい選手ですね。自分を持ってるというか、人に流されるような感じではないのかなっていう気がしますけど、発言の中から選手に対するリスペクトは感じてますね。そういう人間は見ていて気持ちがいいし、自分もシングルは初めてだし、この『G1』の中で一番楽しみかもしれないです。

――初シングルとなる今回の一戦ではどんな闘いを見せたいですか?

後藤 アイツとの闘いは、本当に何も考えないです。ただ感じます(ニヤリ)。

■ 『G1』にすべてを捧げて、この1ヶ月間このまま燃え上がり続けたいと思います!何故ならG1のGは後藤のGだからです!!

【新日本プロレス】

――ブロック突破の先には決勝トーナメントも控えてますが、優勝決定戦で対戦したい選手は?

後藤 俺的には若い世代ですよね。やっぱり上村(優也)、海野(翔太)が筆頭にがんばって上がってこなきゃいけないですよね。

――そして優勝すれば、『G1』最年長優勝記録(1996年、長州力が44歳8ヶ月で優勝)の更新となります。

後藤 まあ、数々の記録を塗り替えてきた自負はあるので、このキャリアにしてまた新たな快挙を成し遂げられるのは俺しかいないと思ってます。

――『G1』後には来年の1.4の東京ドームというのも視野に入ってくると思いますが。

後藤 東京ドームうんぬんよりも、やっぱりもう一度IWGPを獲る。そこしか見てないです。

――シカゴから帰国したら、札幌2連戦をスタートに国内の『G1』が始まります。あらためて、今年の『G1』への意気込みをお願いします。

後藤 『G1』にすべてを捧げて、この1ヶ月間このまま燃え上がり続けたいと思います!何故ならG1のGは後藤のGだからです!!(了)
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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