「今年の『G1』は、ボクがこれからの新日本のトップへ食い込んでいくための大事な大会。“ニュースタンダードなストロングスタイル”を見せつけて、スーパースターになります!」優勝への自信は120パーセント!上村優也選手に直撃インタビュー!!

チーム・協会

【新日本プロレス】

『G1 CLIMAX 36』開幕目前!
Bブロックにエントリーする“HEAT STORM”上村優也選手に直撃インタビュー!!

撮影/タイコウクニヨシ

■『新日カードランブル presents G1 CLIMAX 36』
アメリカ・NOW ARENA (シカゴ)<開幕戦>
現地時間:7月11日 (土) 17:30開場 19:00開始
日本時間:7月12日 (日)朝9:00開始

■いろいろなスタイルのプロレスがあると思うんですけど、ボクは“新日本プロレスの闘い”という軸が絶対に必要だと思っているんです。

【新日本プロレス】

――さて、上村選手。今回はいよいよ開幕する『G1 CLIMAX』についてお話を伺っていこうと思います。

上村 はい。よろしくお願いします!

――まずは今年の上半期を振り返っていかがでしたか?

上村 そうですね、思い出せないくらい次から次にいろんなことが起こって……あっという間に上半期が過ぎていきましたけど(笑)。

――あっという間でしたか(笑)。

上村 そんな中でも、やっぱり『NEW JAPAN CUP』が大きなポイントでしたね。

――今年の『NEW JAPAN CUP』で上村選手は決勝戦まで勝ち上がりましたが、カラム・ニューマン選手に敗れて惜しくも準優勝に終わりました。

上村 『G1』もそうですけど、やっぱりこういうトーナメントは優勝しないと意味がないと思うんです。結果としては準優勝でしたけど、決勝で負けてしまった事実に変わりはありませんから。それに、同世代の周りの選手たちが結果を残してタイトルを獲得していますし。……タイトル獲ってないの、もうボクくらいなんじゃないかな?

【新日本プロレス】

――直近ですと、先日の6.14大阪城ホール大会では、辻陽太選手はIWGPヘビー級王座を奪還しましたし、海野翔太選手はIWGP GLOBALヘビー級王座を戴冠しました。

上村 だからこそ、今年の『G1』というのは、ボクがこれからの新日本プロレスのトップへ、もっと食い込んでいくための大事な大会になると思っています。

――なるほど。そして、この2ヵ月ほど、大岩陵平選手との対戦を通じて“ニュースタンダードなプロレス”をテーマとして掲げていますね。

上村 いろいろなスタイルのプロレスがあると思うんですけど、ボクは“新日本プロレスの闘い”という軸が絶対に必要だと思っているんです。たとえば、お菓子で言ったら「プレーン味」のようなベースが絶対にある。そのベースがあるからこそ、ほかの味も映えるわけです。

――たしかにベースというのは大事ですよね。

【新日本プロレス】

上村 だからボクは、この新日本プロレスの闘いという軸だけはぶらしたくない。その軸となるものが、ボクにとっての“ニュースタンダード”なんです。派手な大技だけではなく、純粋なレスリングの攻防の中に感情をぶつけ合う。そういう新日本プロレスの軸となる闘いを見せていきたいんです。

――新日本プロレスの軸となる闘いですか。

上村 大技攻勢になっていくとなんでもアリになって、たぶんどこかで行き詰まる時が来ると思うんですよ。ボクはプロレスを壊したくないし、プロレスにはやっぱり軸がないといけないなって。だから、ボクはそのど真ん中を貫きたいですね。

【新日本プロレス】

それから、ボクと大岩の攻防を観て、よく「クラシカルな闘いだ」と言われるんですよ。けど、ボクは昔からある伝統をただ大事にしたいだけで、単に「昔に戻る」という意味ではないんです。

――昔のプロレスに戻るのではなく、その土台を現代にアップデートしていくという考えなんですね。

上村 そうですね。“温故知新”という言葉があるように、基礎をしっかりと守りつつ、そのうえで新しいものを見せていく。この新日本プロレスの軸を、ボクがニュースタンダードとして体現していかなければならない。そう強く思っています。

――ニュースタンダードについて、周りの反響はいかがですか?

上村 けっこううれしいのが、ヤングライオンたちから言われたりするんですよ。「あの攻防おもしろいです」とか「自分もああいう試合がしてみたいです」とか。後輩からそう言われたり、そう思ってもらえるのは、かなりうれしいですね。

■カラム選手とはもっともっと切磋琢磨して、2人のライバルストーリーをこれから作っていきたいと思っています。そのためにも、今回は絶対にやり返さないといけない。これ以上、差を広げられるわけにはいかないですからね。

【新日本プロレス】

――さて、いよいよ『G1』が開幕しますが、上村選手は今年で3年連続3度目の出場となります。過去2大会を振り返って、あらためて『G1』とはどんな大会でしょうか?

上村 今のところ、ボクにとっては苦い思い出や、くやしい記憶の残る大会ですね。2024年にはリーグ戦の終盤でケガをして、それをキッカケにしばらく欠場しました。昨年は決勝トーナメント進出のかかった最終戦で、デビッド・フィンレー選手に負けて脱落してしまいましたし……。くやしさが強いぶん『G1』は特別ですし、余計に思い入れがありますね。

――そういった経験があるからこそ、思い入れも深くなると。

上村 そうですね……。でも、そういう苦い部分だけじゃなくて、ボクがファンだった頃、真壁(刀義)さんが『G1』で優勝した試合(2009年8月16日両国国技館・中邑真輔戦)を観て、より一層プロレスにハマったんです。真壁さんの闘っている姿もそうだったんですけど、試合後のマイクにもシビれちゃって。

【新日本プロレス】

――ファン時代からも『G1』に対する思い入れが深かったんですね。

上村 それから、高校生の時に『G1』の大阪大会を観に行ったことがあるんですけど、よく観に行っていた地元の今治大会とは違って、ピリピリとした雰囲気が会場全体に漂っていて。

――会場全体を包む、独特の緊張感のようなものですか。

上村 それも試合が始まる前からなんですよ。会場に入って、自分の席に着くまでの移動の間だけでも、「うわ、『G1』ってすげえな……」って圧倒されるような。あの特別な空気感というのは、今でも強く印象に残っていますね。だから、ボクにとっても『G1』というのは本当に特別なシリーズであり、特別な大会ですね。

【新日本プロレス】

――ところで、今年の『G1』の顔ぶれを見て率直にいかがですか?

上村 だいぶベテランの選手が減ってきましたね。とくにBブロックは若い選手ばっかりじゃないですか? これは世代交代が進んでいるというか、進んだ結果がこの顔ぶれになったというか。ちょっと前までは世代交代が始まっている気がしたけど、あらためてこのメンバーを見ると、もう確実に世代交代されていますよね。

――それでは、Bブロックで対戦する各選手について伺っていきます。日本時間7月12日(日)アメリカ・シカゴで行われる開幕戦は、カラム・ニューマン選手との対戦になります。

上村 『NEW JAPAN CUP』の決勝で負けているし、前IWGPヘビー級王者ですし、初戦からすさまじい相手ですね。

――昨年の『G1』公式戦では上村選手が勝利していますが、あれから1年経ったカラム選手はどうですか?

【新日本プロレス】

上村 昨年の『G1』で当たった時のカラム選手って、なんというか、どこかまだ煮え切らないというか、表情を見てもまだ子どもっぽさが残っているような印象だったんですよ。それが、今年に入って『NEW JAPAN CUP』で優勝して、IWGPも獲って、その顔つきが変わりましたね。「UNITED EMPIREも新日本プロレスも、俺が引っ張っていくんだ!」という気持ちが表れているというか。

――表情の変化を感じ取ったんですね。

上村 それから、カラム選手がまだベルト持っていた時期に、何かのインタビューでボクと防衛戦をやりたいと発言していたんですよ。きっと彼も、ボクとの試合で確かな手応えを掴んだと思います。こんなこと言うと少しヘンですけど、じつはボクも彼と試合していて凄く楽しかったというか、抜群に噛み合う感覚があって。

――それだけ手応えを感じた相手だったと。

【新日本プロレス】

上村 だから、カラム選手とはもっともっと切磋琢磨して、2人のライバルストーリーをこれから作っていきたいと思っています。そのためにも、今回は絶対にやり返さないといけない。これ以上、差を広げられるわけにはいかないですからね。

――今年の開幕戦がシカゴという点についてはいかがでしょう?

上村 つい先日も『Forbidden Door』がありましたし、アメリカでの新日本プロレスの注目度は間違いなく上がっていると思うんです。アメリカのファン、そして世界中のファンに向けて、ボクのプロレスをアピールする絶好のチャンスだと捉えているので、開幕戦からシッカリとボクの闘いを見せつけたいです。

【新日本プロレス】

■ウルフ選手に勝てば、「ボクは金メダリストに勝ったんだよ!」って言えるわけです。ここで彼を倒せば、ボクはレスラーとしてさらに上に上がれるし、ボクの知名度もアップする。

【新日本プロレス】

――さて、続く第3戦目は7月22日(水)長岡大会でドリラ・モロニー選手です。3.10岡山の『NEW JAPAN CUP』2回戦でも対戦し、上村選手は必殺のドリラ・キラーを食らいながらも、執念の丸め込みで切り返してスリーカウントを奪いましたね。

上村 アレはまさに執念でしたね。あの試合を通して、モロニー選手って良いレスラーだと感じたんですよ。それまでは荒々しいファイトってイメージだったんですけど、いざ組み合ってみると、ちゃんとしたレスリングの基礎もあるし、テクニカルな部分もある。それでいてパワー殺法も兼ね備えていて、なんだか試合をやっていておもしろかったです。

【新日本プロレス】

――あの試合後のコメントで、上村選手は「新日本プロレスの魂がメチャクチャ伝わった」と、おっしゃっていましたね。

上村 やっぱり彼の闘志っていうのがあの試合で凄く伝わってきたんですよ。その闘う気持ち、そこに新日本プロレスらしさを感じましたね。それに、BULLET CLUB WAR DOGSで組んでいた仲間たちが新日本のリングを去って行ったけど、「俺は新日本プロレスでトップを獲るんだ!」っていうアツい部分も感じました。

――続いて第4戦目となるのが、7月26日(日)大田区大会での海野翔太選手との一戦です。

上村 これはヤングライオン以来のシングルマッチですね。思い返せば、彼はヤングライオンの頃から、一歩先を行っていましたね。若手ながら『WORLD TAG LEAGUE』にエントリーしたり、『LION’S GATE』でも先輩たちとシングルマッチをやっていましたし。それから、ジョン・モクスリー選手のパートナーに抜擢されたり。

【新日本プロレス】

――昨年タッグチームを結成しましたが、おたがいに次世代のトップを意識し合う間柄だからこそ、横に並んでタッグを組むことに複雑な想いもあったのではないでしょうか?

上村 なんかボクとしては「本来は闘うべき相手なのに組むのは……」みたいな気持ちをちょっと持っていましたね。組んだからには精一杯やって、タッグチームとして上がっていきたかったけど、やっぱり“闘う相手”っていう意識がありましたね。

――組みながらもライバル心をお持ちだったんですね。

上村 けど、(IWGP)GLOBALヘビーのベルトを獲ったことに関しては、「おめでとうございます!」という気持ちもあるんですよね。一緒にやってきた人が、チャンピオンになって、良かったなって。でも、またこうやって一歩先を走っている状況なんで、それに対しては追い抜かなきゃいけない気持ちが強いです。

【新日本プロレス】

■いままでのリベンジもありますし、成田選手との試合には本当にいろんなものが詰まっています。令和の勧善懲悪がボクの中でテーマです。

【新日本プロレス】

――そして続く第6戦目は、8月2日(日)福岡大会で成田蓮選手です。上村選手のデビュー戦の相手でもありますし、ヤングライオン時代からシングルでこれまでに13回対戦していますが、未勝利の相手です。

上村 そうなんですよね。成田選手には一昨年の『G1』でも負けているし、因縁深い相手というか……。それに大学時代を過ごした“第二の故郷”と言ってもいいくらい、思い入れのある福岡でもシングル未勝利ですし……。

――今や“悪に染まった”成田選手ですが、ヤングライオン時代をともに競い合ってきた関係の深い相手でもありますよね。

上村 たしかに成田選手とはヤングライオンの頃も、LA道場に行っていた時期もよく話す機会があって、おたがいのプロレス観に近いものがあるんですよ。

【新日本プロレス】

それでひとつ印象に残っているのが、2019年の『G1』(7.28)名古屋大会。このシリーズで唯一ヤングライオン同士のシングルマッチが組まれたんです。その試合後のコメントで成田選手が「上村との対決は、将来“黄金カード”と呼ばれるようにしていく」って言っていたんですよ。ボクは今でもこの言葉を聞いて、そうしていかないといけないと思っているんです。

――その言葉は今でも上村選手の胸に深く刻まれているわけですね。

上村 今の成田選手があの言葉を覚えているかわからないし、どう思っているかわからないけど……いや、でも絶対にね、思っているはず! ああいうファイトスタイルの成田選手になっても、心のどっかでそう思っているはずです。

――成田選手の中に眠っているかもしれない部分を確かめる闘いにもなりそうですね。

上村 いままでのリベンジもありますし、成田選手との試合には本当にいろんなものが詰まっています。令和の勧善懲悪がボクの中でテーマです。

【新日本プロレス】

――さて、ここからリーグ戦はいよいよ大詰め、終盤戦へと突入する第7戦目は8月8日(土)横浜大会でHENARE選手です。

上村 HENARE選手には一昨年の『G1』(7.31山口大会)で負けているんですよね。

――HENARE選手は今年の1.4東京ドームで長期にわたるヒザのケガから復帰され、現在はIWGPタッグとNEVER無差別級6人タッグの二冠王です。

上村 彼はけっこうケガが多くて、すごく苦労しているイメージがありますね。それから彼は気合いと根性の“気持ちの選手”じゃないですか? だから、おたがいの気持ちを真っ向からぶつけ合うような試合をしたいですし、ボクも気持ちの部分で絶対に負けたくないです。

【新日本プロレス】

――バチバチとした激戦の予感がしますし、終盤戦ということでかなりの山場になりそうですね。

上村 そうか、後半のほうで当たるのか……。けっこうなハードヒッターですからねぇ……(苦笑)。でも、この頃にはおたがいダメージが蓄積しているだろうし、それはおたがいさまというか。まさに気持ちと気持ちの勝負になりますね。

■この3年の間に、おたがいにいろいろな変化がありましたけど、交わってないからこそ、おたがいの今の生き様をぶつけ合いたいなと。ゲイブがどう思っているかは知らないですけど、ボクの中にはそういう強い思いがあります。

【新日本プロレス】

――続いて8月11日(火・祝)津大会でゲイブ・キッド選手です。ゲイブ選手とは、アメリカでの武者修行中の2023年3月に行われたImpact Wrestling(現TNA)との合同興行以来、およそ3年4ヵ月ぶりに対峙することになります。

上村 そうなんですよ、本当にあの時が最後で、それからタッグマッチでも対戦してなくて。おたがいに新日本のリングに帰ってきてから、1度も当たらなかったのが不思議なくらい何もなかったんですよね。

――ヤングライオン時代から、しのぎを削ってきた相手でもありますよね。

上村 あの当時、ゲイブはリングを降りたら友だちと言える関係だったんですよ。野毛道場でも、LA道場でもずっと一緒に生活していて。一緒に出かけたり、ケンカもよくしたし。

【新日本プロレス】

――濃密な時間を過ごされたわけですね。

上村 そうですね。ゲイブも新日本を出て行って、AEWからの外敵を迎え撃つ意識もありますけど、それ以上にこの試合ではおたがいの生き様をぶつけ合おうと思っています。

――なるほど。生き様のぶつけ合いですか。

上村 この3年の間に、おたがいにいろいろな変化がありましたけど、交わってないからこそ、おたがいの今の生き様をぶつけ合いたいなと。アイツがどう思っているかは知らないですけど、ボクの中にはそういう強い思いがあります。

【新日本プロレス】

――ちなみに、先日公開されたインタビューでは「ニュージャパンが世界一だと言いたいヤツ全員がムカつく」と発言されていますが、新日本プロレスへのこだわりが強い上村選手としては、この発言をどう捉えますか?

上村 「新日本プロレスが一番だ」って言っていたアイツが何に対してムカついて、なんでAEWに行ったのかはボクにはわからないですけど……でも、口で言うのは簡単ですからね。だから、試合を通して「新日本が一番」だってことをリング上で証明したい。アイツに勝ったうえで、「ニュージャパン、イチバン!」って言い返してやります。

――そしてリーグ最終戦は8月13日(木)後楽園ホールでOSKAR選手との一戦です。OSKAR選手とは初シングルになりますが、これまでにタッグ戦線で3連敗を喫しています。

【新日本プロレス】

上村 タッグではあるけど、この3連敗の借りをこのシングルで必ず返さなきゃいけませんよね。OSKAR選手の身体のデカさは脅威ではあるんですけど、アメリカ遠征中にああいうデカい選手たちといっぱい対戦してきたので。それに、デカい選手との試合はけっこう楽しみなんですよ。ボクくらいのサイズの選手が、あんなデカいヤツに向かっていって、どうやって攻略するのか。それもプロレスの醍醐味でもあると思うんですよね。

■地元・今治にトロフィーを持って帰りたいです。地元の人たち、昔お世話になった人たちもそうですし、これからの日本を担う子どもたちにも見せたい。それからプロレスをまだ知らない、これからのプロレスファンたちにも見せたいですね。

【新日本プロレス】

――ここまでBブロックで対戦する全選手について伺いましたが、この中で一番気になる選手はどの選手でしょうか?

上村 うーん……一番となると、なかなか難しいですね。それぞれの選手に思い入れがありますから。でも、強いて挙げるならやっぱりゲイブですね。

――やはりゲイブ選手ですか。では、対抗するAブロックで気になる選手はどうですか?

上村 これも難しいですね。(KONOSUKE)TAKESHITA選手とは、一昨年の『G1』以来まったく触れていないですし。後藤(洋央紀)選手と鷹木(信悟)選手のベテラン勢とも闘って、今の世代の新日本プロレスってものを見せつけたいですし。それに同期の辻選手がIWGPヘビー級チャンピオンで、いまやトップですからね。

――けっこうお名前が挙がりましたね。

【新日本プロレス】

上村 ……でも、Aブロックの中で気になるのは、やっぱり“宿敵”Yuto-Iceですかね。

――そういえば6.23後楽園ホールでIce選手がタイチ選手と『G1』出場権を競った試合は、NJPW WORLDの解説席でご覧になられていましたね。

上村 アレは凄い試合でしたね。あれだけタイチさんに蹴られながらも、やり返して。解説席で見入っちゃいましたよ。

――なるほど。では、勝ち進んだ先の決勝トーナメントで、対戦したい相手を挙げるとしたらどの選手ですか?

上村 それはなんと言っても大岩ですね。ニュースタンダードを体現していくうえで良きライバルなんで、勝ち進んだ先でぜひとも当たりたいです。

【新日本プロレス】

――それでは、あらためて今年の『G1』への意気込みを伺いたいと思います。ズバリ、優勝への自信は何パーセントでしょうか?
 
上村 120パーセントです! 自信を持って臨まないと絶対に優勝できないですから。

――まさにその自信こそが、優勝への原動力になりそうですね。

上村 まあ、優勝を目指すのはもちろんどの選手もそうだと思うんですけど、優勝することと同時にボクのニュースタンダードなストロングスタイルというものを世界中に見せつけたいです。

――そして『G1』を制したその先に見据えているもの、やりたいことはありますか?

上村 昨年も言ったことなんですけど、『G1』の優勝トロフィーを持って巡業を回りたいです。なかなかトロフィー持って全国を回る選手っていないと思うんですよ。

――たしかにそうかもしれませんね。

【新日本プロレス】

上村 とくに、地元・今治にトロフィーを持って帰りたいです。いまNJPW WORLDでボクの密着ドキュメンタリーが配信されているんですけど、それに出てきた地元の人たち、昔お世話になった人たちもそうですし、これからの日本を担う子どもたちにも見せたい。それからプロレスをまだ知らない、これからのプロレスファンたちにも見せたいですね。「ボクはプロレスの大会で優勝しました!」「ボクは強いんです!」って。

――地元の皆さんから伝えていくわけですね。

上村 あとはボク自身も新しいスターにならないといけない。真壁さんも『G1』を獲ってから「俺はスーパースターだからよぉ」って、よく言っていたんですよ。あの“スーパースター”っていう響きが、ボクはメチャクチャ、カッコイイと思っているんで。だから、ボクも『G1』を獲って、スーパースターになります!

【新日本プロレス】

――では最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします。

上村 今年も『G1』が開幕します。みなさん目を離さずに、この“HEAT STORM”上村優也に注目してください! ……あっ、あと一ついいですか?

――はい、どうぞ。

上村 メインイベントで勝ってマイクを持つタイミングがあれば、会場のみんなと「オッシャー!」って叫んで締めたいんですよね。

――“「オッシャー!」締め”ですか。今年の『NEW JAPAN CUP』や、今治での地元凱旋試合でもやっていましたね。

上村 「ヨッシャー!」じゃなくて「オッシャー!」でお願いします。

【新日本プロレス】

――このフレーズに何か由来などは?

上村 とくにないですけど、ボクはそういうの器用じゃないから、「ゼアッ!」とか「イヤァオ!」とか「ダー!」みたいに、日本語じゃなくてもいいなって(笑)。それに、声を出すことで気合い入るじゃないですか。

――お客さんに気合いを入れるんですか!?

上村 そうです、みんなで気合い入れましょう。「みんなも明日から気合い入れて頑張りましょう!」みたいな感じで。「オッシャー!」で、みんな一体になれたらいいですね。(了)

【新日本プロレス】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

当サイトには一部アフィリエイトリンクが含まれています。

リンクから商品・サービスをご購入いただいた場合、スポーツナビに収益が発生することがあります。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント