「テーマは“成長”です。すべての選手の技術、心技体を受け止めて、ボクの糧にさせてもらいます!」『G1』初エントリーのウルフアロン選手に直撃インタビュー!Bブロックの“全公式戦”についても言及!!
撮影/中原義史
■『新日カードランブル presents G1 CLIMAX 36』
アメリカ・NOW ARENA (シカゴ)<開幕戦>
現地時間:7月11日 (土) 17:30開場 19:00開始
日本時間:7月12日 (日)朝9:00開始
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■ボクがプロレスラーを目指す上でやりたかった勝負でしたし、YOSHI-HASHIさんの気持ちや技術をすべて受け止めることができたので、ボクが成長できた試合だなという風に思います
ウルフ 初めて本隊の選手と試合をして、真っ向勝負をさせてもらえて、やっぱボクがプロレスラーを目指す上でやりたかった勝負でしたし、YOSHI-HASHIさんの気持ちや技術をすべて受け止めることができたので、ボクが成長できた試合だなという風に思いますね。
――試合の中で抑え込みのシーンがあったと思うんですけど、あの攻防はご自身の中でシミュレーションしていましたか?
ウルフ あの体勢になったら、柔道の技術を使って相手を圧迫してくっていうところは、頭に入れてましたね。
――バックステージでも、YOSHI-HASHI選手が経験した新日本を感じることができたという言葉もありましたが、YOSHI-HASHI戦を経て得たものはありますか?
――YOSHI-HASHI選手に勝って『G1』出場を決めましたが、あらためてウルフ選手の中で『G1』のイメージは?
ウルフ この一年で一番強いレスラーを決める大会、シリーズだという風に思ってます。
■この『G1』で闘ったことのない方たちとシングルが続きますから。やっぱり闘わないことには成長することできませんし、いろんな人のプロレスの技術を吸収して、自分の形に昇華させていきた
ウルフ 矢野(通)さんと柴田(勝頼)さんの試合(2015年8.5岩手、2016年8.1高松)が特に残ってますね。
――柴田選手の真っ向勝負に対して、矢野選手がご自身の土俵に引っ張り込んでましたね。
――そして『G1』まであと1週間ですが、現在のコンディションや、そこへ向けての調整はいかがですか?
ウルフ コンディション的には、この前のYOSHI-HASHIさんとの試合の疲れも抜けてきて。徐々に良い状態になってきてるんじゃないかなと思いますね。ただ、『G1』はシングルが続いていくので、この前の1試合でこれだけ疲れを残していてはダメだなというのも知ることもできましたね。
――YOSHI-HASHI戦を経て『G1』中のコンディション調整に対しても気付きを得たわけですね。
ウルフ そこを活かしていきたいですよね。いかに怪我なく良いコンディションを維持できるかが、この『G1』シリーズ中でかなり大事になってくると思います。
――では、ズバリ伺いますが、ご自身の中で初出場となる今回の『G1』のテーマは?
ウルフ テーマは“成長”です。ボクはこの『G1』で闘ったことのない方たちとシングルが続きますから。やっぱり闘わないことには成長することできませんし、それは柔道の時もプロレスラーになった今も、いろんな人のプロレスの技術を吸収して、自分の形に昇華させていきたいですね。
――『G1』はウルフ選手の成長のため大きな糧になるわけですね。
ウルフ これまではずっとHOUSE OF TORTUREのセコンド介入ばっかりでしたけど、この先は真っ向勝負もありながらも闘っていける、自分自身が成長するっていう上で、この『G1』を闘えるっていうことはさらなる成長へブーストをかけられるんじゃないかなと。
■真っ向勝負でも勝てるだけの力がないとダメだなと。「自分の限界はどこなのか」を見極める上でも、HENARE選手と初戦で当たれるのは楽しみです
ウルフ 真っ向勝負をしてくる選手だという風には思ってますね。今年の『NEW JAPAN CUP』のボルチン(・オレッグ)選手の試合も見ましたけど、小細工を一切せずに自分の持ってる力を正面からぶつけてくる選手なので、真っ向勝負でも勝てるだけの力がないとダメだなと。「自分の限界はどこなのか」を見極める上でも、HENARE選手と初戦で当たれるのは楽しみです。
――開幕戦から肉体をかなり削り合う対戦相手だと思いますが、そのあたりは後のことを意識せずに真っ向から行くと。
ウルフ 真っ向から行きますよ。温存を考えていたら間違いなく勝てないと思うので。もちろん終わった後にしっかりと疲れを抜くっていうところは大事ですけど、僕は目の前の1試合、1試合を全力でやっていきたいと思います。
――そしてアメリカのファン、世界にどんなウルフアロンを見せたいですか?
ウルフ ガムシャラに勝利を追い求めているボクの姿を見ていただきたいなと思います。
■対角線に立てば対戦相手なので、本隊だろうが、どのユニットだろうが、持ってる力すべてを以て倒すだけですね。捕まえて投げますよ。僕の培ってきた技術全て使って、真っ向から跳ね返していきます
ウルフ 海野選手はオールラウンダーですよね。どんなこともできる選手だと思うので、ホントにスキがないというか。ただ、ボクが柔道で培ってきたりもともと持ってる技術に対しての対策はあまりないと思うので、そこをうまく使っていきながらも、プロレスに繋げていけたらいいのかなと思ってます。
――本隊同士、そして同世代の選手と対戦するというのはいかがですか?
ウルフ 世代はそんなに意識してないですね。対角線に立てば対戦相手なので、本隊だろうが、どのユニットだろうが、持ってる力すべてを以て倒すだけですね。
――現時点で海野選手攻略のイメージは持ってますか?
ウルフ 捕まえて投げますよ。僕の培ってきた技術全て使って、真っ向から跳ね返していきます。
■ボクの力がIWGP GLOBALチャンピオンにどこまで通用するのか、そこがこの闘いのキーポイントになってくるんじゃないかなって思いますね
ウルフ ボクと闘うまでケガをして休まないように、そこだけは注意してもらいたいなと思いますね。
――ちなみにレスラーとしてはどんな印象をお持ちですか?
ウルフ ヘビー級ではあるけど、その1個1個の動きがジュニアヘビー級ぐらい早かったり、アクロバットな動きもできるので、全方位へ向けての攻撃が飛んでくる選手だなと思ってますね。あと、ちょっと怖いです。
――怖いというのは?
ウルフ なんか入場でもなんかずっとしゃべってて……。まあでも楽しみですね。
――そしてこの一戦はNEVER無差別級王者vsIWGP GLOBALヘビー級王者のチャンピオン対決でもあります。
ウルフ 新日本のベルトの位置付けとして、やっぱり1番上がIWGPのヘビー級、その次がIWGP GLOBAL、その下にNEVERが位置してるっていうイメージがある中で、ボクの力がIWGP GLOBALチャンピオンにどこまで通用するのか、そこがこの闘いのキーポイントになってくるんじゃないかなって思いますね。
■身長が高いってことは逆に言うと懐も深いので、潜り込みやすいのかなっていうところはありますよね。そこをしっかりとプロレスに落とし込んで、柔道の技術も使っていければと思います
ウルフ 容易に投げることはできないのかなと。でも、1個1個の動きがそんな早いわけではないですし、身長が高いってことは逆に言うと懐も深いので、潜り込みやすいのかなっていうところはありますよね。
――いま懐が深いという発言もありましたが、柔道経験から長身や手足が長い人は、こういう風に投げるみたいなセオリーはありますか?
ウルフ ありますね。こういう体型の人をこういう風に投げるみたいなところはあるので、そこをしっかりとプロレスに落とし込んで、柔道の技術も使っていければと思いますね。
■チェーンレスリングもやっぱ強いですし、試合の最初の部分がかなり大事になってくると思います。そういった選手の土俵に踏み込んだ上で、相手の得意なものをすべて受けた上で跳ね返すっていうのが本当の強さだと思うので、そこから逃げるようなことはしたくないです
ウルフ アームドラックだけで試合できる人ですから、レスリングの技術ではボクよりも上のレベルというのを理解した上で、チェーンレスリングもやっぱ強いですし、試合の最初の部分がかなり大事になってくると思います。
――入り口で勝負が決まってくると。
ウルフ ヘッドロックからチェーンに繋いで、その後どういう動きをするのか。チェーンの動きの中で、ボクの柔道技を活かすこともできると思うので、ホントに最初の部分ですね。入りの部分でとくに気が抜けないなと。
――そこは上村選手の土俵に乗っていきますか?
ウルフ そういった選手の土俵に踏み込んだ上で、相手の得意なものをすべて受けた上で跳ね返すっていうのが本当の強さだと思うので、そこから逃げるようなことはしたくないですね。
■ボクが一番得意だったタイプの柔道選手の体型ですね。ただ、ボクも柔道技ばっかりだとプロレスは組み立てられないので、プロレスの技術と柔道の技術をハイブリッドしていきながら、ドリラ対策をモロにやっていきます
ウルフ ボクが一番得意だったタイプの柔道選手の体型ですね、外国人選手の中では。どんな技でも投げられると思います。
――そこまで自信があると。
ウルフ ただ、筋だったり、体幹の力は強いので、ボクが不用意に柔道技にいったところを切り返されてプロレスの技に繋げられる、ボクがプロレスの技にいったところを切り返されたりだったり、打撃の1発1発も重いイメージがあるので、そこに対しての対策は必要になってきますね。
――柔道のキャリアで考えるとやりやすい体型の選手であっても、プロレスとなると警戒する点も増えてくるわけですね。
ウルフ 柔道とプロレスはまったく別物なので。ただ、ボクも柔道技ばっかりだとプロレスは組み立てられないので、プロレスの技術と柔道の技術をハイブリッドしていきながら、ドリラ対策をモロにやっていきます(ニヤリ)。
■「もういいよ」って感じですよ、本当にね。まあ、ただ向こうは相も変わらず反則や介入をやってくるでしょうけど、半年間もその対策をやってきましたから
ウルフ 「もういいよ」って感じですよ、本当にね。まあ、ただ向こうは相も変わらず反則や介入をやってくるでしょうけど、半年間もその対策をやってきましたから。だから、全方位に向けて、リングの外までもしっかりと目を配りながら試合をしていきます。
――この一戦は後楽園でおこなわれますが、先日のYOSHI-HASHI戦も後楽園での試合は他の会場と比べて違いますか?
ウルフ 観客の方が近いですし、独特な雰囲気です。間近でプロレスを見ることができる場所、格闘技を見ることができる会場で、お客さんの応援、熱気が直に伝わってくるので、試合をしていて楽しいですね。
――6.14大阪城では矢野選手、KONOSUKE TAKESHITA選手の救出があり勝利に繋がった部分もあると思いますが、現時点でHOUSE OF TORTURE対策はなにか想定されていますか?
ウルフ そこに関してはずっと想定してますから、まずは入場から気を抜かずに。うしろからくる可能性もあるし、1回捕まえてもまたうしろから来る可能性もあるので、何段階も仕掛けてくるっていうところは、頭の中に入れてます。
■前IWGPチャンピオンにボクの力がどれだけ通用するのかっていうところで楽しみです。ここでボクがカラム・ニューマンを倒したら大金星ですから、首を取りに行きますよ
ウルフ 1個1個の動き、技のキレが凄いですよね。身長もボクより高いですし、身体能力も高いですし、技の受け方も反撃に転じるような動きをしてますから、どうするんでしょうね(笑)。
――しかも、前IWGPヘビー級王者ですからね。
ウルフ だから、前IWGPチャンピオンにボクの力がどれだけ通用するのかっていうところで楽しみですし、おそらく向こうはセコンドでゼイン・ジェイを連れてきて、何かしらやってくる可能性はあるので、そこもしっかりと頭に入れておきながらも、ここでボクがカラム・ニューマンを倒したら大金星ですから、首を取りに行きますよ(ニヤリ)。
■サブミッションも力が強ければ決まらない部分もありますし、柔道の逃げ方だったり、いろんなところを使っていきながら、最高峰のレスラーを相手に自分がどこまで通用するのかなと
ウルフ 1回タッグで試合をさせてもらったんですけど、ボクの知らないグラウンドやスタンディングの技術を出してきますし、僕はそれをやられながらも、「忘れかけてた自分の引き出しを思い出させてくれる」って思ったので、ボクが成長するためにも、ザック選手との試合はやっぱり必要だなと思いました。
――ザック選手の印象は?
ウルフ あの人以上のサブミッションの技術を持ったレスラーは、世界を探してもそういないんじゃないですか。
――世界最高峰のテクニカルレスラーを相手にどんな闘いを見せたいですか?
ウルフ ボクが培ってきたパワーがどれだけ通用するのか。サブミッションも力が強ければ決まらない部分もありますし、柔道の逃げ方だったり、いろんなところを使っていきながら、最高峰のレスラーを相手に自分がどこまで通用するのかなと。ホントに楽しみな一戦、それに尽きますね。
■先のことを見すぎない。いまはその時期じゃないかなと。1歩1歩積み重ねていった先に、いま思ってる先がくるわけですから。地道に1歩ずつ、ただ他の人間よりも大きな1歩でやっていければと思います
ウルフ そこはあんまり考えてないですね。自分は目の前の1戦1戦しか見てないですし、最終的に誰が出てくるかなんてわかんないじゃないですか。だから、自分が最終的にそこへ到達した時にしっかりと対策できればいいなと。正直言ったら全員とやりたいですよ。
――では『G1』以降のビジョンは?
ウルフ もちろん『G1』を優勝すれば、1.4東京ドームであったり、IWGPヘビーっていうのも視界に入ってくると思います。ただ、それは『G1』が終わってから考えることなのかなと。先のことを見すぎない。いまはその時期じゃないかなと。1歩1歩積み重ねていった先に、いま思ってる先がくるわけですから。地道に1歩ずつ、ただ他の人間よりも大きな1歩でやっていければと思います。
――では最後にあらためて初エントリーとなる『G1』へ向けて意気込みをお願いします。
ウルフ 今回対戦するすべての選手の技術、心技体、すべてをボクが受け止めて、ボクの糧にさせてもらいます!
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