早大ホッケー部女子 新メンバーを迎え入れる「特別な入部式」を実施|TEAMMATES事業に新たに参画
新たな仲間とともに 女子ホッケー部に新メンバーが加入
2026年7月5日
【早稲田スポーツ新聞会】記事・写真:大林祐太
仲間がいるから、乗り越えられる。スポーツの世界は時に残酷なほど厳しい。それでも、固く手を取り合う仲間がいるからこそ、目の前に立ちはだかる高い壁を乗り越えることができる。そして、その苦難の先には、数えきれないほどの歓喜が待っている。仲間と分かち合う喜びは、決して1人では到達できないほど、何倍にも膨れ上がるはずだ。今回の記者会見は、そんなスポーツの本質的な価値と、「仲間」という存在が持つ圧倒的な凄さを、改めて胸に刻みつける時間となった。
【インタビュー】
正直、最初はびっくりという感情でした。しかし、ホッケー部という少しマイナーな競技のチームでこのような事業に取り組めることは、自分たちの成長に繋がると感じました。また、大学への貢献にもなる良い取り組みだと思い、やりたいと言ってくれた理沙子(菊地)をはじめとするメンバーの皆様にすごく感謝しています。
ーー早稲田大学女子ホッケー部でこのような取り組みを行うことはどのような意義があると思いますか
私たちのチームは経験者ばかりではなく、様々なバックグラウンドを持った選手が集まっています。そうした子たちや自分自身にとっても、すごく刺激になると思います。また、少人数の中で強い大学に勝っていくことが私たちの強みの一つです。助け合い、支え合いの精神において、今回の取り組みを通じてより一層一体感が強まっていくのではないかと考えています。
ーーるるさんにどのような姿を見せたいですか
部員みんなが楽しんでいる姿を見せたいです。部活動をしていると、時にぶつかり合ったり悩んだりすることもありますが、一番は仲間と喜び合える瞬間が「やっていて良かった」と思える時です。そうやって楽しんでいる姿を見てもらいたいです。
ーーどのような力をるるさんからもらいたいですか
るるちゃんはホッケーの経験がないとのことなので、プレー面というよりは、練習に来てくれることで生まれるポジティブな笑顔や、選手とのコミュニケーションを通じた明るい力をいただきたいです。それが毎回の練習の活力になるような、そんな存在になってもらえたらと思っています。
ーー今後の意気込みをお願いします
チームの目標としては、秋のリーグでの決勝進出と、早慶戦での優勝を掲げています。今年はホッケー部創部100周年という節目の年でもあるので、去年果たせなかった優勝をしっかりと勝ち取りたいです。春季リーグは4位という結果に終わったので、チームの課題を整理しながら、秋季リーグでは目標である2位以上を達成できるよう頑張ります。
私自身、幼い頃に長期療養児が身近にいた経験があり、本人や家族、きょうだいの苦労を身近に感じてきました。大学生になり、スポーツ科学部での学びを通じて「スポーツをする権利は誰もが持つものだ」と改めて気づかされたことが大きな転換点です。その後、Being ALIVE Japanのリーダーシッププログラムに参加し、アスリートが子供たちに機会を提供するだけでなく、私たち自身も彼らから学ぶことが非常に多いと体感しました。この素晴らしい意義を自分のチームでも実現したいと思い、導入を進めてきました。
ーー早稲田大学女子ホッケー部でこのような取り組みを行うことはどのような意義があると思いますか
女子ホッケー部は人数が少なく規模が小さく、またフィールドホッケーという競技は全44部からなる体育各部において非常に知名度の低い存在です。しかし、長期療養児の自立支援活動に、競技レベルや知名度は関係ないとこれまでの活動を通して体感してきました。たとえ部員が少なくても、知名度が低くても、チームメートとなる子どもにとって仲間になれると私たちが証明していきたいです。だからこそ、ホッケー部がこの活動の先駆者となり、早稲田スポーツにおいて長期療養児の自立支援活動を広めることは、非常に大きな意義があると考えています。また、学生アスリートが競技に取り組むだけでなく、広い視野を持って社会や地域とつながり、自らの発信力や影響力を誰かのために生かす。そのような思いを持つ学生が増えてほしいという願いも込めています。
ーー今日という日を迎えるまでにどのような苦労がありましたか
前例がないことだったので、チームのみんなに事業の意義を一から理解してもらうのが大変でした。プレゼンテーションをしたりアンケートを取ったりして、体験したことのないメンバーにどう伝えるか工夫を凝らしました。また、大学や競技スポーツセンターから許可をいただく際にも、活動の背景や価値をしっかりと伝えることに最も注力しました。
ーーるるさんにはどのような姿を見せたいですか
ホッケー部には多様なバックグラウンドを持つ仲間が集まっています。競技を楽しむ姿はもちろん、学業や私生活なども含めて学生生活を全力で充実させている姿を見てもらい、本当の仲間として一緒に過ごしていきたいです。
ーーるるさんにはどのような力をもらいたいですか
病気と向き合ってきた彼女自身のパワフルさや、緊張しながらも一生懸命コミュニケーションを取ろうとする姿勢から、私たちの方が「もっと頑張ろう」という勇気をもらえます。練習や試合で辛い時、彼女が困難を乗り越えてきた経験が、きっと私たちを奮い立たせてくれると思います。
ーー今後の意気込みをお願いします
チームとしては、秋季関東リーグでの決勝進出と、早慶戦での優勝という2つの大きな目標があります。これらを達成できるよう、自分自身もしっかりとチームに貢献できるよう努力していきたいです。
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