「大阪城の後、アンドラデはニュージャパンには“いらない存在”になる。よかったな、すぐアメリカに帰れるぞ?」 海野翔太のGLOBAL王座挑戦、3WAY戦には不満爆発! ドリラ・モロニー選手にインタビュー!

チーム・協会

【新日本プロレス】

いよいよ開催目前となった『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』6月14日 (日) 大阪・大阪城ホール大会。

今回は、IWGP GLOBALヘビー級選手権 3WAYマッチに登場するUnbound Co.のドリラ・モロニー選手にリモートインタビューが実現! その心境を激白!

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■『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』
6月14日 (日) 14:30開場 16:00開始
大阪・大阪城ホール
※「ロイヤルシート」「1階ひな壇」は完売、「1階アリーナ」は残りわずか

■日本のファンとこの国に不思議な繋がりを感じるんだ。日本でこんなにも愛されて受け入れてもらえるなんて当初は思ってもいなかった。

【新日本プロレス】

――さて、ドリラ・モロニー選手。『DOMINION』に向けて、2026年前半を振り返るところから始めましょう。まずは2.11大阪大会で、新日本マットに残ることを表明しましたね。

モロニー 日本のファンとこの国に不思議な繋がりを感じるんだ。日本でこんなにも愛されて受け入れてもらえるなんて当初は思ってもいなかった。ニュージャパンを離れづらかったのは言葉に言い出来ないほどの感謝の気持ちがあるからだと思う。

――ゲイブ・キッド選手、クラーク・コナーズ選手、デビッド・フィンレー選手がAEWに移籍した中での新日本に残るという決断を下すのは大変でしたか?

【新日本プロレス】

モロニー コレは勘違いしてほしくないけど、俺はゲイブ、クラーク、フィン(デビッド・フィンレー)のことが恋しいよ。けど、どういうキャリアを進んでいくか、自分で自分の歩む道を決めなければならないと思っていたし、あの時は日本を離れることを考えるタイミングではないと感じたんだ。

――少なくとも、フィンレー選手にとってはWAR DOGSが現在のUnbound Co.の一部になったことに対して抵抗があったかもしれません。当時、3選手が退団したことをどう感じていましたか?また、現在のユニットについてはどう思いますか?

モロニー そうだな……。正直言うと、ツジ(辻陽太)のWAR DOGSを「無所属」として吸収するという考えには賛同できなかった。フィンレーの気持ちは100パーセント理解できるし、あのことに関しては俺たちWAR DOGSは全員同じ気持ちを持っていたと思う。

――WAR DOGSやBULLET CLUBで、もっとやることがあったんじゃないかと。

モロニー WAR DOGSはここ数年で、試合に関しても商品の売上に関しても一番成功しているユニットだった。ただ、俺は日本に残りたかったけど、アイツらはニュージャパンを去ってもAEWで大活躍するだろうとわかっていた。あそこでまた、ニュージャパンで中断させたWAR DOGSを再開させるだろうなって。だから、流れに身を任せて、ここに残ることにしたんだ。

――あらためてモロニー選手は、辻選手に対して抵抗感を持っていないのでしょうか?

モロニー ツジとは本当に仲良くやっているから、個人的には今後も彼に対して抵抗を感じることはないよ。

■ぶっちゃけ、今年前半はイラついたりモヤモヤしたりすることが多かった。ニュージャパンに留まることを選択したけど、現時点でなにも大きなことは成し遂げられていないな。

【新日本プロレス】

――惜しくも『NEW JAPAN CUP 2026』では勝ち進むことができず、今年の春はあまり存在感を示せなかったかと思います。

モロニー 『G1 CLIMAX 35』から、タッグチームの方に集中して、ほとんどの試合がタッグマッチだった。ひさしぶりにシングルレスラーとしてトーナメント戦に参戦して、絶好調だったユーヤ(上村優也)を相手に闘うのはイージーじゃなかったな。

――ドリラ・キラーを受けた上村選手でしたが、それでもモロニー選手から3カウントを奪いました。

モロニー あんな風に負けるなんて、「マジかよ!」と思ったよ。あの試合では、到底アイツに勝つことなんてできなかった。ぶっちゃけ、今年はイラついたりモヤモヤしたりすることが多かった。ニュージャパンに留まることを選択したけど、現時点でなにも大きなことは成し遂げられていないな。

――だから、ここ数週間はあまり新日本で姿を現さなかったのでしょうか?

モロニー じつはそうなんだ。自分のその時持っていたすべての感情をプロレスのエネルギーに変える時間が必要で、ニュージャパンからは少し距離を置いていた。負の感情や余分なプレッシャーを持ち続けても俺にとっては何の益にもならない。王座を勝ちとって自分が下してきたすべての決断が正しかったことを証明するために6.14大阪城ホール大会で闘うんだ。

■6.14大阪城ホール大会のあと、アンドラデはニュージャパンには“いらない”存在になる。よかったな、すぐアメリカに帰れるぞ?

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――6.14大阪城ホール大会でのIWGP GLOBALヘビー級選手件試合では3WAYマッチを闘います。アンドラデ選手について、また彼がIWGP GLOBALヘビー級王座を獲得するまでの過程をどう感じていますか?

モロニー アンドラデが勝つのは確実だった。絶対にな。俺たちニュージャパンのレスラーたち全員がタイトルマッチのチャンスを狙っているのに、他団体で確固たる地位があるレスラーをニュージャパンに連れてくるというアイデアは好きじゃない。

けど、アイツはニュージャパンにやってきて、超イカしてたし、きっちりとやるべきことをやってのけた。アイツはズルして勝つのを手伝ってくれるようなユニットの仲間たちも持っているけど、ヤツらを連れてくることもせず、自分ひとりで王座を勝ちとった。だから、アイツを批判する気にはなれないな。

――アンドラデ選手をレスラーとして高く評価しているんですね。

【新日本プロレス】

モロニー もちろんさ。けど、6,14大阪城ホール大会のあと、アイツはニュージャパンには“いらない”存在になる。よかったな、すぐアメリカに帰れるぞ?

――今年の前半は、Unbound Co. vs UNITED EMPIREの抗争が大注目されていましたね。

モロニー そのようだね。6.14大阪城ホール大会でもツジとカラム(・ニューマン)がメインイベントで闘うし、K.O.B(Knock Out Brothers)がオーカーン&HENARE組ともタイトルマッチを闘う。

――どちらのユニットとも控室が一緒になったことのあるモロニー選手ですが、2026年のUNITED EMPIREの動向についてどう思いますか?

モロニー フフフ。見ての通り、UNITED EMPIREにいた時はまったく楽しくなかった。しかも、少しの間だけど、アイツらニュージャパンでちょっとした笑い者になっていたよな?

――ウィル・オスプレイ選手が退団した直後は、彼らにとって苦しい時期でした。

モロニー 思春期を迎えている時期に何度も仲間から裏切られた経験によって、以前とは違う新しいカラムが誕生し、さらなる高みを目指すようになったんじゃないか?

――最近になって、ウィル・オスプレイ選手が新日本に復帰したことに関してはどう思いますか?

モロニー 正直言って、オスプレイがニュージャパンに戻ってきた理由はそこだと思う。あの男が、自分の教え子が自分を超えることに耐えられるわけがない。理論上でいうと、教え子が成功することはオスプレイにとっても良いことなハズだ。

だけど、現実はそうじゃない。本当にそれが実現しそうなのを目の当たりにして、急にニュージャパンに戻ってきた。そうすることで、カラムを可愛い弟分のままでいさせられるからだ。UNITED EMPIREのヤツらって、なんだか可愛いよな。ククク!

■なぜ、ショータにもう一度チャンスを与える必要がある? なぜ、アイツは俺の気分を害するようなことをしてくるのか? やっと俺がタイトルの挑戦を主張する時がきたって時にだ。

【新日本プロレス】

――6.14大阪城ホール大会では、アンドラデ選手のほかに海野翔太選手とも3WAY MATCHで闘います。5.3福岡大会のメインイベント後に展開についてどう感じていますか?

モロニー 俺の考えは至ってシンプルだ。「なぜだ?」ってことだ。なぜ、ショータ(海野翔太)にもう一度チャンスを与える必要がある? なぜ、アイツは俺の気分を害するようなことをしてくるのか? やっと俺がタイトルの挑戦を主張する時がきたって時にだ。そしてなぜ、アンドラデはチャンピオンとして3WAYマッチが自身にとって良い選択肢だと思ったのか?

――3WAYマッチはとくにチャンピオンにとって大変な試合形式ですよね。

モロニー アンドラデから3カウントを奪う必要すらないんだぞ? ショータにドリラ・キラーをお見舞いして3カウントを奪ってしまえば、アンドラデはサヨナラさ。

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けど、そんな「なぜ?」な気持ちはいったん置いといて、こんな考え方もできる。「2023年、俺に向かって観客が『国へ帰れ!』と怒鳴り散らしていたあの場所・大阪城ホールでドリラがついにシングルのタイトルを手に入れるってどういう気分なんだろうって。いまではファンに愛されていて、その恩返しをしなきゃいけないと思ってるからな。

――ただ、モロニー選手も海野選手もおたがいに尊敬しあっています。海野選手とは、彼が遠征でレボリューション・プロレスリングにいた時からの知り合いですね。

モロニー ああ、新型コロナウイルス流行後、アイツにとってイギリスでの初試合で俺はアイツと闘った。俺たちは、イギリスのブリストルで20分以上のメインイベントを闘ったんだ。

――当時は彼のことをどう思っていましたか?

モロニー アイツのことは好きだったよ。あの試合の後にショータにビールと俺の連絡先を渡して、そのあとも度々連絡を取り合っていた。

――なぜ、海野選手は王座を勝ちとるのに苦戦しているんだと思いますか?

モロニー 決め技をやろうとするときにアイツが相手に対して持っているリスペクトが邪魔するのかもしれない。たぶん、そういうものなんだろうな。こんなに何度もトライして、王座獲得まであと少しなのに王座からすごく遠い男を見たことがないよ。

――海野選手は何度も王座に挑戦してきて、そのたびに多くのファンが「今回こそは海野選手が勝たなければならない試合」だと思っていました。今回のタイトルマッチ、モロニー選手にとって負けてはならない試合なのは、どうしてでしょうか?

モロニー 俺にとっては、すべての試合が“勝たなければならない試合”だ。そういう考えを持っていないと、プロレスを続けるモチベーションがなくなってしまう。けど、実際はいつもそういう考え方をしているし、そういう考えを持っているからエネルギーがあふれ出てくるんだ。

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――もしいまと状況が違っていたら、ゲイブ・キッド選手がIWGP GLOBALヘビー級王座を5.3福岡大会で獲得していたかもしれません。もし王者がゲイブ選手だったとしても、王座への挑戦表明をしたと思いますか?

モロニー 当然だ! ゲイブはプロレス界でもプライベートでも親友だ。だから、俺が挑戦表明をしても歓迎してくれるはずさ。

――海野選手が5.3福岡大会でやったように王座への挑戦表明をしたら、ゲイブ選手はどんな反応をしていたと思いますか?

モロニー その状況で、ショータが3WAY マッチをやりたがるかは疑問だな。たぶんアイツはやりたがらないと思う。

――ゲイブ選手の思考や態度はプロレスファンからの注目の的となっています。ゲイブ選手は、新日本とかなり複雑な関係になってしまいました。彼をよく知るモロニー選手はどうお考えですか?

モロニー ゲイブの行動や考え方について真相を伝えることはできる気がするけど、あえてやらない理由が2つある。

――それはなんでしょう?

モロニー 1つ目、それは俺の仕事じゃない。2つ目、ゲイブは文字通り“マッドマン(狂人)”なんだ。彼が今日持っている考え方は、明日にはまったく違うものに変わっている可能性がある。30秒ごとに考え方が変わるかもしれない。それがゲイブという人間なんだ。

■ニュージャパンにとって大切な季節に初めてのシングル王座を獲得すれば、俺がいままでやってきたことすべてを正当化できる。

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――さらに『FORBIDDEN DOOR』が今月末に開催され、その後『G1 CLIMAX 36』がシカゴで開幕となります。海外での大会に、IWGP GLOBALチャンピオンとして出場することがモロニー選手にとってはどれだけ重要なことか教えてください。

モロニー いまはただ、そのことだけしか考えられないよ。ニュージャパンにとって大切な季節に初めてのシングル王座を獲得すれば、俺がいままでやってきたことすべてを正当化できる。あのベルトは“GLOBAL”王座と呼ばれている。だからその名前に恥じない王座にしようぜ!

俺は今、29歳だ。そして人生で最高のコンディションだ。当分、エネルギーが尽きる気配もない。全各国に飛んでいって、どんな挑戦も受けて立つ。この王座に俺のパワーを注入してやるんだ。

――アンドラデ選手と海野選手に、最後に言いたいことは?

モロニー 理学療法や病院の予約をまとめて予約しとけ! 2人の首がこのドリラ・モロニー様の王座支配の土台となる! (了)
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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