マリーンズ戦記2026 6月11日 ドラゴンズ戦(ZOZOマリンスタジアム) サブロー監督「今日 勝てたのはすごく大きい」

千葉ロッテマリーンズ
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千葉ロッテマリーンズ サブロー監督 【画像提供 千葉ロッテマリーンズ広報室】

 6月11日。曇り空の下、行われたドラゴンズとの最終戦は厳しい戦いになった。延長十回のサヨナラ勝ち。サブロー監督は「今日、勝てたのはすごく大きい」とパ・リーグ全チームが勝利しただけに安堵の表情を浮かべた。

 NPB通算1000試合出場のメモリアルデーを目前にしているネフタリ・ソト内野手が初回に先制の適時打。三回にも左前適時打。幸先よく得点を重ねていく。サブロー監督は「素晴らしかった。彼がいないと負けていた」とキャプテンに全幅の信頼を寄せる。
 
 先発の小島和哉投手は毎回、安打を許す展開ながら持ち前の粘り強い投球を披露。五回まではソロ本塁打の1失点に抑える。1点リードの六回、2アウトを奪ったところでベンチが動いた。四回に本塁打を打たれている細川成也外野手のところでピッチャー交代を告げた。どうしても勝たないといけない一戦。12球団最強のブルペン陣を惜しみなく投入する決断を下した。万全を期す采配だった。
 
 「一発だけは打たれてはいけない場面だと思っていた。最善を尽くそうと思った。彼も簡単に2アウトをとれていたので、もちろん、彼もいけたと思う。そして交代は悔しかったと思う。ただチームが勝つための最善を尽くしたいというところで代わってもらいました」とサブロー監督は早め継投の場面を振り返った。
 
 そして先発としての仕事を全うした小島については、その気持を思いながら「ずっと期待通りのピッチングをしてくれている。良かったと思う。もうちょっと引っ張れたかなあとはもちろん思うけど、自分の考え方に基づいて早め早めにいかせてもらった」とコメント。ベンチに戻ってきた小島とは笑顔で握手を交わし、しっかりと自身の想いと感謝の気持ちを伝えた。
 
 ゲームは五回の攻撃を終わって9安打。先制、追加点を挙げながら中押しはならなかった。結果的にその後、同点劇が起きてしまった。八回に特大アーチを許し試合は振り出しに戻った。指揮官は「追加点をとれなかった部分があった。それが一番大きかった。あと1点、入っていれば、もうちょっと楽な展開になっていたのではないかと思う」と勝ってもなお反省した。
 
 そんな苦しい試合の最後に決めたのは佐藤都志也捕手だった。打席に向かう前に指揮官はあえて声をかけた。「オマエの悪いパターンは初球のストライクを見逃して、次のボール球を振るパターン」と伝えた。その言葉を胸に打席に入った佐藤都志也は1ボールから2球目のストライクゾーンに来たボールをコンパクトスイングした。打球は一塁手のグラブをかすってライト方向に転がっていった。ちなみにプロ初ヒットはサヨナラ打。2020年6月27日。当時、バファローズに在籍をしていた澤田圭佑投手からだった。そして、この日は勝ち投手が澤田。「なんか縁を感じました」と試合後、ヒーローになった佐藤都志也は笑った。
 
 サブロー監督は「ちょっと調子が悪いように見えた。ただ、それで逆に思い切っていけた部分はあると思う。助かりました」と目を細めて期待に応えた男を称えた。
 
 この日も延長に入る総力戦となった。交流戦最後の6連戦の折り返し。指揮官は選手たちの疲労について「負担はかかっていると思う。なるべく負担を減らせるように配慮しながらやっていく」と話をした。そして交流戦はいよいよ最後のカード、ベイスターズとの3試合に突入する。交流戦優勝の可能性は消滅したが、サブロー監督は「あと3つ。ボクは全部、勝つつもりでいきます」と強い決意を口にして会見を締めた。お立ち台の佐藤都志也も「明日も明後日も明々後日も勝ちます。3つ勝ちます」と力強く宣言した。気持ちは一つ。残り全勝で交流戦フィニッシュ。そしていざレギュラーシーズンに戻り、怒涛の進撃を続けることだ。

文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
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