<重賞レース分析>3歳ダート三冠競走二冠目・東京ダービーは、主要な前哨戦の上位馬に注目!

東京シティ競馬
チーム・協会
6月10日(水)に東京シティ競馬(大井競馬場)で第72回東京ダービー(JpnI)が実施される。
3歳ダート三冠競走の第二関門であり、ダート部門の世代チャンピオン決定戦と位置付けられている大一番。ダートグレード競走のJpnⅠに昇格となったのは第70回(令和6年)からだが、全日本的なダート競走の体系整備が行われる前から南関東地区の最強3歳馬決定戦として親しまれており、TCKの重賞としては東京大賞典と並びもっとも長い歴史を持つ伝統あるレースだ。
ここでは東京ダービー10年の結果から、レースの傾向を分析する。

レース情報
第72回 東京ダービー(JpnI)
発走日程:2026年6月10日(水)20:05発走
発走距離:2,000m

第71回優勝馬:ナチュラルライズ号 【東京シティ競馬】

■人気薄の馬が馬券に絡んだ例も少なくない

【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[6-5-3-6](3着内率70.0%)、3~6番人気の馬は[3-2-5-30](3着内率25.0%)、7~12番人気の馬は[1-2-2-55](3着内率8.3%)、13番人気以下の馬は[0-1-0-33](3着内率2.9%)となっている。上位人気馬はそれなりに堅実だが、伏兵の台頭も警戒しておきたい。

■「JRA」所属馬の好走例が増えそう

【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[8-8-9-121](3着内率17.1%)、「JRA」の馬は[2-2-1-3](3着内率62.5%)となっている。
なお、ダートグレード競走として施行された第70回(令和6年)以降の過去2年に限ると、「地方」の馬は[0-0-1-23](3着内率4.2%)、「JRA」の馬は[2-2-1-3](3着内率62.5%)である。現在は「JRA」所属馬が優勢だ。

■内寄りの枠に入った馬は過信禁物

【枠番別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

枠番別成績を見ると、1~3枠の馬は[2-2-3-51](3着内率12.1%)、7~8枠の馬は[8-8-7-73](3着内率24.0%)となっている。
なお、ダートグレード競走として施行された第70回(令和6年)以降の過去2年に限ると、1~3枠の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)、7~8枠の馬は[2-2-2-14](3着内率30.0%)である。基本的に内枠不利なレースと見るべきだろう。

■近年は特に前走好走馬が強い

【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[7-7-5-47](3着内率28.8%)、3~7着の馬は[2-2-5-52](3着内率14.8%)、8着以下の馬は[1-1-0-25](3着内率7.4%)となっている。
なお、ダートグレード競走として施行された第70回(令和6年)以降の過去2年に限ると、2着以内の馬は[2-2-2-11](3着内率35.3%)、3着以下の馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)である。直近のレースで上位に食い込んだ馬は、ひと通りマークしておきたい。

■前走の出走頭数も重要

【前走の出走頭数別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の出走頭数別成績を見ると、10頭以下の馬は[0-0-1-23](3着内率4.2%)、11~14頭の馬は[4-6-5-71](3着内率17.4%)、15頭以上の馬は[6-4-4-30](3着内率31.8%)となっている。
なお、第67回(令和3年)以降の過去5年に限ると、10頭以下の馬は[0-0-1-18](3着内率5.3%)、11~14頭の馬は[0-2-1-22](3着内率12.0%)、15頭以上の馬は[5-3-3-23](3着内率32.4%)である。前走の出走頭数が多かった馬ほど信頼できるレースと言えそうだ。

■“羽田盃”の上位馬は比較的堅実

【“羽田盃”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

“羽田盃”における着順別成績を見ると、2着以内の馬は[4-3-3-7](3着内率58.8%)、3~7着の馬は[2-1-4-32](3着内率17.9%、8着以下の馬は[0-1-0-18](3着内率5.3%)、「不出走」の馬は[4-5-3-67](3着内率15.2%)となっている。3歳ダート三冠競走の第一戦と位置付けられている“羽田盃”で好走した馬は、相応に高く評価するべきだろう。

■“全日本2歳優駿”で善戦した馬に注目

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、7着以内の馬は[5-2-2-7](3着内率56.3%)、8着以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[5-8-8-109](3着内率16.2%)となっている。同じダートグレード競走のJpnⅠである“全日本2歳優駿”で健闘した馬は、有力と見て良いかもしれない。

■“ユニコーンステークス”組の活躍が目立っている

【“ユニコーンステークス”における出走経験の有無別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

 “ユニコーンステークス”における出走経験の有無別成績を見ると、「あり」の馬は[1-2-0-1](3着内率75.0%)、「なし」の馬は[9-8-10-123](3着内率18.0%)となっている。なお、ダートグレード競走として施行された第70回(令和6年)以降の過去2年に限ると、「あり」の馬は[1-2-0-1](3着内率75.0%)、「なし」の馬は[1-0-2-25](3着内率10.7%)である。今後は“ユニコーンステークス”組も目が離せない存在となりそうだ。
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著者プロフィール

東京都心部(品川区)にある大井競馬場は「東京シティ競馬(TCK)」の愛称で1950年の開場以来、都心のレジャースポットとして長年にわたり親しまれています。1986年に日本で初めて実施したナイター競馬「トゥインクルレース」は、東京のみならず、インターネット投票や無料のライブ中継などにより日本全国のナイトライフのレジャーとして受け入れられています。2011年に東京大賞典の国際GⅠ格付けを取得、2021年に世界唯一となる左右両回りコースを導入するなど強い馬づくりのために様々な先進的取組みを展開しております。

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