※更新【1部・第11節】首位・国士舘大学が天王山を制し独走態勢に! 中央大学が再び2位に、日本体育大学は大勝でジャンプアップ
※マッチレポート更新
【結果・サマリー】JR東日本カップ2026 第100回関東大学サッカーリーグ戦・1部リーグ第11節
リーグ前半戦の最後の試合となる今節、最大の注目は首位・国士舘大学と2位・筑波大学による直接対決となった。試合は、得点ランキングトップを走る川崎内定・本間凜が3試合連続ゴールとなる今季10点目を挙げるなどして、国士舘大学が2-1で勝利。国士舘大学は4連勝で勝点を22に伸ばし、2位以下に勝点4差をつけ独走態勢でリーグ戦を折り返した。一方、昨年度王者の筑波大学は連勝ならず。2位から5位へと大きく後退した。
首位を追う上位陣の順位も大きく入れ替わった。3位の中央大学は最下位の東海大学に2-1で競り勝ち、また2位・筑波大学が黒星を喫したため2位に再浮上。また前節まで勝点14で並んでいた"中位グループ"の中では、4位・早稲田大学が同勝点の5位・桐蔭横浜大学と対戦。早稲田大学は前半2-0とリードされるものの、後半に3点を奪い2-3で激戦を制して3位に浮上。敗れた桐蔭横浜大学は田島慎之佑が3試合連続となるゴールを挙げるも、2試合連続の逆転負けで9位に大きく後退した。同じく勝点14グループの6位・日本大学は11位の駒澤大学に3-1で逆転勝利を収めて4位に順位を上げた。また同じく勝点14グループの8位・東洋大学と7位・法政大学は1-1のドロー決着で、順位に変動はなかった。
下位グループでは10位の日本体育大学が、佐々木雄基の2試合連続ゴールを含む2得点などで、勝点1差の9位・明治大学に4-1と圧勝。10位から6位へと一気にジャンプアップを果たした。対照的に敗れた明治大学は10位に転落。ここ数年、常に優勝争いに絡んできた強豪が厳しい状況に追い込まれている。また最下位の東海大学は6連敗でリーグ戦を折り返すことに。こちらも苦しい展開のまま後半戦を迎えることとなりそうだ。
国士舘大学が頭一つ抜け出した格好となった第11節だが、2位・中央大学から8位・東洋大学までは勝点3差内に7チームがひしめいている。1部リーグは未だかつてない混戦模様のまま後半戦へと突入する。
マッチレポート
長く首位に立ちながらも、ここ4試合白星なしで3位に甘んじている中央大学。しかし最下位・東海大学との一戦では、序盤から主導権を握り優位に試合を展開する。スコアが動いたのは40分。中央大学は左サイドバック・鷹取駿也のスルーパスに古川大洋が反応。そのままペナルティーエリアに侵入すると、角度のない位置からのシュートをゴール右上に決めて先制する。対する東海大学も前半アディショナルタイムの45+4分、コーナーキックからのクリアボールを拾った谷川勇獅がゴール前にロングパスを入れると渡邉雄大が頭で合わせる。これをクリアーしようとした中央大学のプレーがオウンゴールを誘発し、前半終了間際に東海大学が試合を振り出しに戻した。中央大学は後半頭から宮﨑達也と恩田裕太郎のふたりを同時にピッチに送り出すと、この起用が早々に結果につながる。52分、中央大学は宮﨑のフリーキックを常藤奏が頭で折り返し、最後は小川雄輝が滑り込みながらも押し込んで追加点。中央大学が再び勝ち越し、そのまま1-2で試合終了。中央大学が5試合ぶりの白星を挙げて2位に順位を上げた。一方の東海大学はこれで6連敗と厳しい状況が続く。
勝点14で並ぶ4位・早稲田大学と5位・桐蔭横浜大学の試合は、激しいゴールの奪い合いとなった。先手を取ったのは桐蔭横浜大学。攻めあぐねる早稲田大学を尻目に桐蔭横浜大学は41分、伊藤ロミオのコーナーキックを信澤孝亮が頭で合わせて先制。さらに前半アディショナルタイムの45+3分、田島慎之佑が左足のシュートを放つがこれはDFがブロック。しかしこぼれ球を拾うとゴール右上に突き刺して2-0に。桐蔭横浜大学が立て続けのゴールでリードを奪った。だが後半に入ると早稲田大学が反撃を開始。まずは後半開始早々の50分、伊藤稜介の横パスを受けた高橋作和が、ペナルティーエリア手前から狙い済ましたシュートを決めて1点を返すと、その4分後には伊藤猛志が倒されてペナルティーキックを獲得。これを伊藤猛志自身が沈めて2-2に。早稲田大学も建て続けのゴールで同点に追いついた。その後は両チーム一進一退の攻防を繰り広げるが、勝ち越しのゴールを決めたのは早稲田大学だった。79分、コーナーキックからの混戦の中、伊藤猛志がこぼれ球を勢いよく蹴り込んで早稲田大学が逆転に成功。早稲田大学が1点差を最後まで守り切り2-3で逆転勝利を収めた。早稲田大学は順位をひとつ上げて3位に。延期となった次戦では、首位・国士舘大学との直接対決。数字的に首位奪還は適わないが、首位との勝点差を詰める絶好の機会だ。一方、2戦連続で逆転負けとなった桐蔭横浜大学は9位に大きく後退してリーグ前半戦を終えることとなった。
同じく勝点14で並ぶ7位・法政大学と8位・東洋大学の直接対決は前半の19分、法政大学が思わぬアクシデントに見舞われる。法政大学のGK寺田周太が、ロングシュートを追うさなかにポストと激突。負傷退場を余儀なくされる。そのアクシデントの影響もあってか、試合は東洋大学が主導権を握る展開に。すると前半アディショナルタイムの45+1分にスコアが動く。法政大学のルーズなパス回しからボールを奪った東洋大学は、宮本新がゴール前に入れたクロスに香取武がダイビングヘッド。これが決まり、東洋大学が1-0リードで前半を終えた。1点を追う法政大学は後半序盤の59分、畑野優真と前田康尋のふたりを同時に投入。すると66分、法政大学は猛烈なプレスをかけて東洋大学のパスミスを誘うと、途中出場の前田がこぼれ球を拾ってゴール前にパス。これを横浜F・マリノス内定・松村晃助が体勢を崩しながらも合わせて同点に追いつく。試合は振り出しに戻り、両チーム追加点を狙うものの再びスコアが動くことはなく1-1で試合終了。両チーム勝点1を積み上げるに留まった。
大勝で大きく順位を上げたのが10位の日本体育大学だ。勝点1差の9位・明治大学との試合は、開始早々の4分に先制点を許す展開に。明治大学は半場朔人が豪快なミドルシュートで今季初ゴールを挙げる。だがその4分後、日本体育大学はコーナーキックからチャンスを作ると片野拓久のクロスに佐々木雄基が頭で合わせて同点に追いつく。その後は日本体育大学が主導権を握り、31分には福井史弥が倒されてペナルティーキックを獲得。これを片野が冷静に決めて逆転に成功する。日本体育大学は前半終了間際の45分にも、佐々木が鮮やかな切り返しでDFを振り切り、左足のミドルシュートを決めて3点目。佐々木のこの試合2点目となるゴールで、日本体育大学が3-1とリードを広げて試合を折り返した。明治大学は後半、中盤のふたりを下げて八巻涼真、新谷陸斗を投入して守備の立て直しを図る。しかし日本体育大学の勢いを止めるには至らず、59分には藤木浩人のグラウンダーのクロスを、杉山幸一郎が突き刺してダメ押しの4点目。その後の明治大学の猛攻は実らず、4-1で日本体育大学が大勝を収めた。この勝利で日本体育大学は10位から6位にジャンプアップ。一方、3連勝の後に4連敗を喫した明治大学は10位に順位を落とすこととなった。
ともに連勝を狙う6位・日本大学と11位・駒澤大学の一戦。試合は、アウェーの駒澤大学が積極的に攻撃を仕掛けるがなかなかゴールにつながらない。それでも前半終了間際の45分、駒澤大学は柴野惺のロングスローを藤枝内定・渡邉幸汰が頭で合わせるが、バウンドしたボールはポストを直撃。しかし跳ね返りを三浦翔遼人がヘディングで押し込み、駒澤大学が先制して前半を終える。1点を追う日本大学はハーフタイムに東京V内定・平尾勇人と竹ノ谷颯優スベディのふたりを同時に投入。攻撃の層を厚くして後半を迎える。すると後半開始早々の51分、日本大学はコーナーキックからのこぼれ球を竹ノ谷が頭で折り返してゴール前へ。これを桑原晃大が押し込んで同点に追いつく。その数分後には、石橋鞘が倒されてペナルティーキックを獲得。55分、これを平尾がきっちりと決めて日本大学が逆転に成功する。さらに64分、こぼれ球を拾った竹ノ谷がDFを振り切り左足のシュートを突き刺して試合を決定づける3点目。日本大学が3-1で駒澤大学を下し、2連勝で4位に浮上。2位・中央大学に勝点1差と迫り、未消化の延期試合でさらなる順位アップを目指す。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
(文・飯嶋玲子
全試合結果と得点者
日本体育大学 4(3-1)1 明治大学
得点者)【日体大】佐々木雄基×2、片野拓久、杉山幸一郎【明大】半場朔人
東洋大学 1(1-0)1 法政大学
得点者)【東洋大】香取武【法大】松村晃助
東海大学 1(1-1)2 中央大学
得点者)【東海大】オウンゴール【中大】古川大洋、小川雄輝
筑波大学 1(0-2)2 国士舘大学
得点者)【筑波大】大谷湊斗【国士大】小西脩斗、本間凜
日本大学 3(0-1)1 駒澤大学
得点者)【日大】桑原晃大、平尾勇人、竹ノ谷颯優スベディ【駒大】三浦翔遼人
桐蔭横浜大学 2(2-0)3 早稲田大学
得点者)【桐蔭大】信澤孝亮、田島慎之佑【早大】高橋作和、伊藤猛志×2
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