マリーンズ戦記2026 6月3日 スワローズ戦(神宮球場) 歳月不待
マウンドを降りた毛利は「しっかりとゲームは作れたとは思います。ただ、もっとストライク先行でいけたら、もうちょっと良かったかなと思います。とりあえず、0で終われたのは良かったと思います」とコメントした。
試合が動いたのは六回。ソロ本塁打で1点を先制された。先制をした試合でこの日まで23勝1敗と無類の強さを誇るスワローズ。そしてここまで13度の逆転勝利を重ねてきたマリーンズ。ここからは両者の意地と意地がぶつかりあった。八回二死一、二塁。最終回も先頭の西川 史礁外野手が中前打で出塁した。しかし、残念ながらホームには届かなかった。
試合後、サブロー監督はクラブハウスに戻る入口で立ち止まり、報道陣に対応した。勝てば、最大で9あった借金を返済し五割に戻れるゲームだった。「相手ピッチャーがよかった。いい当たりは沢山あったけど。正面を、ついたりした。あとは、ポイントの部分かな」と悔しそうな表情を見せると雨雲の消えた神宮の空を見上げた。
毛利から後続への継投の場面に関しては「難しいところ。あまり良くはないようにも見えたので、あの辺が限界かなと思って代えた」と説明した。
長いペナントレース、うまくいくときもあれば。そうではない時も当然ある。この日も自慢のブルペン陣と代打陣を惜しみなく投入する攻撃的采配を繰り出し、流れを引き寄せようと尽くしたが、強烈な打球を好捕される場面もあった。いい当たりが相手野手の正面にいったりもした。そんな中、3番に入る西川は2安打。好調を維持し、ついに打率308とし、リーグトップに躍り出た。2位は小川龍成内野手の打率301。チーム内で刺激を仕合いながら競争をしながら高みを目指している。チームの好調を支えている。そんな西川は試合後、「まだ6月。一喜一憂はしないようにしたい。また明日の準備をするだけ」と力強くコメントした。
歳月不待(さいげつふたい)。時間は立ち止まりはしない。待つこともない。明日はすぐにやってくる。セ・リーグ首位のスワローズとの3戦目には小島和哉投手がマウンドに上がる。この男もまた早稲田大学時代にこの神宮球場で様々な思い出を重ね、成長を続けてきた男だ。神宮球場に愛されてきた男がカード勝ち越しを決めるべく、強い気持ちでマウンドに立つ。敗れた悔しさは胸に秘め、気持ちは明日の勝利へと向ける。
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