サキドリトッケン、佐賀二冠なるか!?その末脚を前の位置で待ち構える馬がデータ的にも相手候補/佐賀・九州優駿栄城賞データ分析
5月31日佐賀6レース 18時05分発走予定
佐賀3歳頂上決戦が今年もやってきた。3歳中長距離王者を決める九州優駿栄城賞が日曜日に行われる。日本ダービーの約2時間半後に行われる佐賀三冠の二冠目。今年は佐賀の重賞では負けなしのサキドリトッケンが登場する。JRAに遠征したチューリップ賞では上がり3ハロン3位タイの末脚を披露した馬。佐賀皐月賞に続き、佐賀二冠制覇となるか。
ここでは2016年~15年の過去10回のデータを元に分析する。
ほぼ毎年、上位人気馬が複数頭3着以内
これだけ上位人気馬に信頼が置けるが、意外と3連単万馬券も出ており、過去10回中5階が万馬券。最高配当は5万7510円で、6番人気→3番人気→1番人気で決まった22年だった。
牝馬の割引不要
では、当レースにおいて性別による有利不利はあるのだろうか。好走馬の頭数で見ると、牡馬がやや優勢。ただ、出走頭数自体が牡馬が多く、牝馬の好走例も多い。牝馬は性別ゆえの割引までは不要だろう。
好位~中団差し
枠の有利不利が少ないコース形態
サキドリトッケンより前で運ぶ馬
サキドリトッケンはJRAの舞台でも見せたように、鮮やかな末脚が武器の馬。それゆえ、差し脚で同馬に敵う馬はなかなかいない。そうなると、同馬より前でレースを運び、道中のリードを生かして粘り込める馬が最適だろう。サキドリトッケンが佐賀で勝った重賞レースの2~3着馬は見事なまでに同馬より前で運んだ馬たちだった。
佐賀皐月賞組優勢
暑いけど、黒い馬の好走
佐賀県内ではこの週末、最高気温35℃が予想されており、一気に真夏の暑さが到来する。暑熱下では黒い服を着ているとジリジリと焼けるような暑さが増幅して感じられるが、白い服では多少マシ。その点から考えると、馬体も白い方が真夏の暑さが和らぐのでは、と思ったが、そうではなかった。
下表は過去10回の毛色別成績。本来なら、頭数が2番目に多い栗毛がそれに準じた勝利数の多さになるはずだが、1位タイの勝利数を上げるのは真っ黒な黒鹿毛だった。
ちなみに、日本ダービーの場合は鹿毛が最多の6勝を挙げ、時点が2勝の青鹿毛と、やはり黒っぽい馬の勝利が多かった。
データからの推奨馬は?
②3番手以内(サキドリトッケン以外の馬)
③佐賀皐月賞3着以内
※牝馬は割引不要
中心は何といってもサキドリトッケン。
佐賀の重賞では負けナシだ。唯一の不安点は、砂を被るのを嫌がる点だが、6枠7番で真ん中よりやや外目に入ったため問題ないだろう。
当レースの前哨戦・鯱の門特別の勝ち馬も出走してくるが、同じ距離・馬場状態の花吹雪賞をサキドリトッケンが勝った時は1秒1速いタイム。タイム面からもやはりこちらが頭1つ抜けている。
断然の1番人気が予想され、①③に該当。
ハクアイドゥマンは佐賀皐月賞3着。
前目の位置から押し切るレースで、サキドリトッケンより前で待ち構えられるのがプラス。
6番枠の好走率も悪くなく、牝馬による割引もデータからは不要だ。
①②③に当てはまる。
カシノアミュレットは佐賀皐月賞2着。
重賞勝利はまだないが、常に掲示板に入る安定感がある。鞍上の阿部龍騎手は北海道から駆け付けるが、同馬にはすでに3回の騎乗経験があり、不安はない。大外枠が当たったため、前走のように逃げるのか、あるいは番手外で控えるのか。
いずれにしても、こちらも前目の位置でサキドリトッケンを待ち構えることになるだろう。
①②③に該当。
テイエムパイロダンは前哨戦・鯱の門特別を勝っての参戦となる。鯱の門特別組は過去10回で1勝に留まるが、3着内率は40.0%と好走率が高い。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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