マリーンズ戦記2026 5月17日 バファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム) 今季初の4連勝
「なんとかみんなで粘ってくれて、今年 初めて連勝を4に伸ばした。自信になってくれるかなと思う」
勝利監督インタビューを受けたサブロー監督は嬉しそうな表情を時折、見せながら試合を振り返った。
開口一番、褒めたのは先発の廣池康志郎投手。「素晴らしかった。最初はバタバタしていたけど、それ以降は落ち着いていた。それは収穫。自身最長の投球数だったけど、まだまだいけるかなと思えるくらい。」と言葉を並べた。
初回は満塁。二回も一、三塁のピンチを作るが無失点に抑えた。三回にソロを浴び先制を許したが、それ以降はほぼ完璧な投球。安定感抜群だった。最終的には7回、105球を投げて1失点。勝ち投手の権利をもって、八回からマウンドを譲った。
これについてサブロー監督は「スピードが全然、落ちなかった。向こうの打者もあっていないように見えた。本当はもう一回、いっても良かったと思うくらい。ただ初めて100球を越えた。ここまでかなと思って代えた」と交代のタイミングについて語った。
そのポテンシャルを二軍監督時代から誰よりも評価をし続けていた。当初は中継ぎスタートとなったが、先発ローテ入りさせ、起用し続けた。今季初先発は4月12日のライオンズ戦(ベルーナドーム)。7回を投げて被安打1、無失点。この時、指揮官の予感が確信に変わった。
「ベルーナドームでのピッチングを見て、これは先発転向大成功だと思った。うれしかった。もともと、十分、先発が出来るとおもっていた。今日、初勝利だったけど、もう1勝していてもおかしくないくらい」と絶賛した。そして「ストレートの質がいい。シュートもある。右打者は苦しむと思った。落ち球の精度をあげるともっといい投手になる」とさらなる先を見据えた。
最後は中森俊介投手が今季初めて最後を締め、試合終了。抑えの横山陸人投手が3連投中。鈴木昭汰投手もこの6連戦で3試合に登板とブルペン陣への負担がかかっている中で「鈴木、横山が連投をしていた。まだまだシーズン長い」と勝負どころを見据えての我慢の起用を行った。
打っては悩めるキャプテンが決めた。六回二死一、三塁。ここぞの場面で、さすがの当たりだった。ネフタリ・ソト内野手が低めに来たスライダーを振り抜いた。レフトスタンドに突き刺さる3号逆転3ラン。実に4月1日ファイターズ戦以来の一発。打点も4月16日のファイターズ戦以来だ。
「久しぶりのキャプテンのホームラン。非常に効果的だった。とりあえず、復調するまでは楽なところで打たせてやろうということ」とこの日、7番で起用した理由を語った。
ずっと試合前練習を見ていた。時には声をかけた。その中でフリー打撃の当たりに鋭さが増しているのを感じた。「練習を見ていてだいぶよくなっていた」とスタメン起用を決めた。最高の結果に指揮官も胸を撫で下ろした。
「ソトクラスの打者でも苦しむとヒットを欲しがって当てにいくのだなあと思った。自然と当てにいくのだなあと勉強になった。あれクラスの選手が、そうであるなら、他の選手はもっとそうなるはず。身にしみてわかった。気をつけないといけないと思った」とここまで悩み苦しんでいたキャプテンの姿に、指揮官はしみじみと語った。
一軍監督に就任して1年目。41試合が終わった。毎日、色々と考えさせられる。日々、勉強を繰り返し、気づいたことをノートに書き込む。反省を次に生かせるように自らあえて手書きで書き込み、未来の自分に投げかける。そんな日々が続いている。
4連勝となった試合も反省点はある。四回無死二、三塁から無得点に終わった場面もその一つ。「肝心のところでヒットでなくてもいいのでなんとか得点が欲しかった」と頭を掻き、勝って兜の緒を締めた。本拠地6連戦が終わり、3カード連続ビジターの戦いに突入する。「気を緩めず、やっていく」。サブロー監督はもっともっと、先を見据える。マリーンズの反転攻勢が始まった。ここまでの苦しかった事をバネに連勝を伸ばしていく。勝利を重ねていく。
文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
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