VOLVER OSAKAが関西勢初の”ソサイチ日本イチ”に輝く! MVP桜木「目標は2連覇」【F7SL CHAMPIONS CUP 2025】

チーム・協会
5月3日~5日の3日間、2025シーズンのソサイチ日本一を決める全国大会「F7SL CHAMPIONS CUP 2025」が行われた。

8回目を数える今大会には各地域の予選や大会を勝ち抜いた16チームが出場。大会規模の拡大に伴い、史上初の2会場でグループリーグを行い、3連覇を目指すELAGUA TOKYOを破ったVOLVER OSAKAが関西勢初の王座に輝いた。MIPにはELAGUA TOKYOの荒井友斗、MVPにはVOLVER OSAKAの桜木蒼斗が選ばれた。

悲願の初優勝を収めたVOLVER OSAKA 【©️Japan Football 7】

【グループA】前回王者・ELAGUA TOKYOが接戦を制し準決勝進出を決める

グループAには3連覇を狙う絶対王者・ELAGUA TOKYO、南米にルーツを持つ選手を多く有する多国籍チーム・UNO BellEza、4年連続で全国への切符を手にし悲願の初優勝を目指すプラムワン、インフルエンサーサッカーチーム「WINNERS」出身選手が立ち上げた初出場のFC.GACHOが入り、2日間のグループリーグを戦った。

J-SOCIETY FOOTBALL PARK 多摩のオープニングゲームでは、UNO BellEza とプラムワンが対戦。両者ともに決勝進出の経験を持ち、プラムワンの攻撃をUNO BellEzaの守備が跳ね返す好ゲームとなった。前半を0-0で折り返すと、後半も拮抗した展開がつづく。しかし、25分、ゴールクリアランスから時間をかけて前進するプラムワンが西澤俊のゴールで先制に成功。これが決勝点となり、プラムワンが勝点3を手にした。

独特のリズム感でゴールに迫るUNO BellEzaだったが得点には結びつかなかった 【©️Japan Football 7】

2021年度大会以来の会場となったJ-SOCIETY FOOTBALL PARK 調布では、前回王者・ELAGUA TOKYOに初出場のFC.GACHOが挑んだ。相手の隙を見逃さないELAGUAが伊賀崎尚のゴールで先制するが、およそ2分後には佐藤和希がELAGUA・GK星野昴と競ってこぼれたボールを内藤昭が流し込み試合を振り出しに戻す。その後、ELAGUAが1点を取り返し、2-1で前半を折り返した。

後半序盤にオウンゴールでGACHOが追いつき、再度同点となるが、王者の貫禄を見せるELAGUAが2点を追加し4-2で試合終了。ELAGUAが白星スタートを切った。

全国大会初得点を決め喜ぶGACHOの内藤昭(左) 【©️Japan Football 7】

大会2日目には各チームが2試合を戦い、決勝トーナメント進出を目指す。
グループAの突破は、どちらも2戦2勝で最終戦を迎えたELAGUAとプラムワンの一騎打ちとなった。

2023年度大会決勝でも激闘を演じた両者の一戦は、準決勝進出を懸けて一歩も譲らぬ攻防を見せる。チャンスを作りながら決めきれずにいるプラムワンに対し、均衡を破ったのはELAGUA。田中豪のスローインを渡部碧流が頭ですらし、氏橋寛が落ち着いてゴールを決めた。ビハインドを背負ったプラムワンは、ファウルもかさみ苦しい展開となる。しかし、試合終了間際まで猛攻を見せ、幾度となくチャンスを作り会場を沸かせた。両者とも最後の1秒まで戦い抜き、1-0で試合終了。プラムワンは2大会連続、グループリーグ敗退で涙を飲み、ELAGUAが準決勝へと駒を進めた。

決勝点を挙げたELAGUAの氏橋寛 【©️Japan Football 7】

グループリーグ敗退が決まり座り込むプラムワンの東飛勇我(中央) 【©️Japan Football 7】

【グループB】LAZO YOKOHAMAが今大会唯一のシュートアウトを制する

グループBには全国制覇の経験を持つLAZO YOKOHAMA、多くのスター選手を有するFC LISEM SOCIETYに加え、初出場のFC REGATE、FC Nirvanaが振り分けられた。

REGATEは初戦でLISEMと対戦。序盤からペースを掴むLISEMに対し、GKからのロングボールやカウンターでチャンスを狙うが、得点には結びつかない。0-0で迎えた後半もスコアが動かず時間が経過するが、試合終盤、REGATEのパスを桂陸人がカットし、田中崚平が拾って左サイドのキャプテン・しげへ。中央に入った桂の動きに合わせ、しげがパスを出すと、桂が落ち着いてゴールを決め待望の先制点を挙げた。このゴールが決勝点となり、LISEMが勝点3を獲得した。

全国大会経験豊富なLISEMに立ち向かう初出場のFC REGATE 【©️Japan Football 7】

FC Nirvanaは初戦でLAZO YOKOHAMAと対戦。Nirvanaボールでキックオフするが、LAZOのGKも含めた7人でのボール回しの圧力を受け、守備の時間が長くなる。前半終盤には時間をかけてパスを回すLAZOの上田力樹が右足一閃。ミドルシュートを突き刺し、1-0で折り返した。1点を追うNirvanaに対し、後半も序盤から攻勢に出るLAZOは、スローインから三浦瑛介が追加点を挙げる。2点のビハインドを負ったNirvanaはその後も得点を奪うことができず、2-0で試合終了。2度目の優勝を目指すLAZOが好スタートを切った。

まずは1点を狙うNirvanaだったがLAZOの守備を突破することができなかった 【©️Japan Football 7】

大会2日目の最終戦では、2戦2勝で準決勝進出を目指すLAZO YOKOHAMAとFC LISEM SOCIETYが対戦。2022年度王者・LAZOと、2大会ぶりの準決勝進出を目指すLISEMの意地がぶつかり合い、今大会屈指の好ゲームを繰り広げた。

準決勝進出を争うにふさわしいレベルの高い攻防を見せる中、試合を動かしたのはLISEM。けーごがカットしたボールをたかに預け、前線へと走り込む。ここにたかがボールを送ると、けーごが落ち着いてシュートを決め、LISEMが待望の先制点を挙げた。そのまま前半を折り返し、1-0の時間が長くつづくが、経験値の高いLAZOは焦ることなくチャンスを窺う。26分にはベテランGK・成田力哉が起点となり、田村佳翔、松本良太とつなぐと、最後は村上耀平が押し込んで同点に追いついた。これに勢いを得たLAZOが攻撃を畳みかけるが、LISEMの守護神・中本真彰が集中したプレーでゴールを割らせない。1-1のドローで前後半を終え、準決勝進出はシュートアウトに委ねられることとなった。

先攻のLAZOが、田村佳翔のゴールで1本目に成功すると、LISEMは森保陸がGK成田と対峙する。緊張感が高まる中、経験のある成田の読みが上回り、森保のシュートを防いだ。この結果、LAZOが勝点2を手にし、準決勝進出へと駒を進めた。

シュートアウトを決めガッツポーズを見せるLAZOのGK・成田力哉 【©️Japan Football 7】

涙を見せるLISEMの森保陸(中央)に駆け寄るキャプテンのしげ 【©️Japan Football 7】

【グループC】初優勝を目指すVOLVER OSAKAが接戦を制して準決勝へ

グループCには、KISERU SC、Shalom SCの初出場2チームに加え、3大会連続出場のVOLVER OSAKA、地域予選以外で唯一、全国大会への切符を得られる「F-CHANNEL CHAMPIONS CUP 2026」を勝ち抜いたSala de baile FCが名を連ねた。ソサイチ日本代表も率いるコスタ・ケラー監督が指揮を執るShalomは、初出場ながら戦術眼の鋭さを見せた。
戦前の予想では格上と評されたSala de baileに対し、先制点を挙げる。自陣からカウンターを仕掛けると、相手のクリアが甘くなったところを見逃さずにボールをつなぎ、鈴木寿希夢が左足でシュートを突き刺した。出鼻を挫かれたSala de baileに対し、その後も積極的に攻撃を仕掛けると、前半終盤には北村光司が2得点。3-0で迎えた後半も余裕を持ってリードを守り切り、3-0で勝利を収めた。

人数をかけた守備からチャンスを見出したいSala de baileだったが得点には結びつかず 【©️Japan Football 7】

初出場のKISERU SCは、1戦目のShalom戦、2戦目のVOVLER戦と相手の圧力に苦しみ、無得点で連敗を喫した。

今大会最終戦となったSala de baile戦でも序盤に1点を失い、追いかける展開のまま後半を迎える。しかし、後半開始17秒、底辺でパス交換をするSala de baileに対し武田功平がプレッシャーをかけ相手のミスを誘うと、無人のゴールに流し込み1点を返す。その後、2点を失い1-3で敗戦したが、一矢報いて全国大会の舞台を後にした。

今大会唯一の得点を挙げたKISERUの武田功平(左) 【©️Japan Football 7】

グループC突破を懸けた一戦も、2勝同士のVOLVERとShalomが争うこととなった。

VOLVERには、日本代表でコスタ・ケラー監督から指導を受けた経験を持つ選手が多く在籍しており、持ち前の攻撃力を発揮できず苦戦するシーンも見られた。しかし、全国大会の常連になりつつあるVOLVERが経験の差を見せ、横山航河と松近嘉莉歩の連携から待望の先制点を挙げる。この1点を守り切ったVOLVERが、3戦全勝で2大会連続の準決勝進出を決めた。

決勝点を決めた横山航河(中央)に駆け寄るVOLVERの選手たち 【©️Japan Football 7】

初出場ながら経験豊富な相手に接戦を演じたShalom SC 【©️Japan Football 7】

【グループD】接戦を制したNが2大会連続で準決勝に駒を進める

グループDには、2022年度大会以来の出場となったS.F.P.G、元Jリーガーが中心となりチームを立ち上げ初出場を勝ち取ったFUKUOKA CITY24、同じく初出場のてくてくキッカーズ、昨年の初出場以来2大会連続出場のNが入った。

前回出場時には、中国リーグカップを勝ち抜き出場権を得たS.F.P.Gが、四国リーグに主戦場を移し、全国の舞台に戻ってきた。初戦ではFUKUOKA CITY24と対戦。終始ペースを握られる中でもゴール前での人数をかけた守備や、自陣からのロングボールに合わせたチャンスメイクなど、随所に光るプレーを見せた。しかし、翌日の2戦も敗戦し、3戦とも無得点で大会を去ることとなった。

S.F.P.Gのキャプテン・平尾怜士 【©️Japan Football 7】

初出場のてくてくキッカーズは、初戦のN戦を1-2、2戦目のFUKUOKA CITY戦0-1と、いずれも接戦を落とした。しかし、S.F.P.Gとの最終戦では、これまでの鬱憤を晴らすかのように得点を量産。てくてくボールでキックオフすると、開始わずか11秒で盛本啓太が左足一閃、先制点を奪う。1点を追うS.F.P.Gのカウンターを体を当てていなすなど集中した守備も見せ、前半を3-0で折り返した。後半も勢いは衰えることなく、開始55秒、菅野湊斗がシュートを放つ。これがポストを直撃すると、跳ね返ったボールを長谷川颯斗がシュート。クロスバーに当たりこぼれたところに盛本が詰め、4点目をマークした。その後もコンスタントに得点を重ね、8-0で試合終了。最終戦で勝点3を手にし、大会を去った。

最終戦で4得点の活躍を見せたてくてくキッカーズの盛本啓太はPlayer of The Matchにも選ばれた 【©️Japan Football 7】

グループDの準決勝進出を懸けた戦いも、2勝同士で争うこととなった。

初の決勝トーナメント進出を目指すFUKUOKA CITY24と、前回大会準決勝敗退の雪辱を果たしたいNの一戦は、1点を争う熱戦となる。
序盤から拮抗した展開がつづく中、先に試合を動かしたのはN。ゴールクリアランスから時間を使って攻撃を組み立てると、右サイドでボールを受けた谷田光が右足を振り抜く。経験豊富なFUKUOKAのGK・深谷圭佑の頭上を超える絶妙なコースにシュートを突き刺し、待望の先制点を奪った。1点を追うFUKUOKAも、木戸皓貴や末永巧など勝負強さを持つ選手を中心にNゴールに迫るが、得点を奪うことができず1-0で試合終了。Nが2大会連続で準決勝への切符を勝ち取った。

FUKUOKA CITY24の中心を担う木戸皓貴(右) 【©️Japan Football 7】

決勝点を挙げたNの谷田光 【©️Japan Football 7】

ELAGUA TOKYO 7大会連続7度目の決勝進出!

大会最終日、準決勝第1試合では前回大会の準決勝でも対戦したNとELAGUA TOKYOが対戦した。

NのスターティングメンバーはGK茂木一輝、FP向山裕麻、天野菖梧、10宮下豪也、23谷田光、74中村駿介、83野崎雅也。対するELAGUAはGK星野昴、FP伊豆川泰生、伊賀崎尚、岸正寿、成田一輝、皆木怜、荒井友斗の7人がピッチに立った。

ELAGUAボールでキックオフすると、開始1分、ルーズボールを拾った荒井がドリブルでゴール前に前進。しかし、Nの激しいチェックに遭い、シュートは放てなかった。4分にはNの宮下が右サイドでドリブルを仕掛けるが、人数をかけて奪ったELAGUAは荒井のパスに合わせた皆木がシュートを放つ。一度はGK茂木に阻まれるが、こぼれ球を無人のゴールに流し込んだ皆木が先制点をマークした。ELAGUAはその後も1点を追うNの攻撃を防ぎながら追加点のチャンスを窺う。10分には岸のCKをファーサイドの渡部碧流が頭で落とし、岸が叩きつけたボールを渡部がシュート。しかし、これはポストに嫌われた。サイドを使いELAGUAゴールを脅かすNだったが、ファウルがかさみ前半終盤には5ファウルに。FKを得たELAGUAは、自陣から伊豆川がロングキックを放つと、野中来人が頭で落とし、小島大輝のダイレクトシュートで2点目を奪った。さらに6つ目のファウルをおかしたNは、ELAGUAにシュートアウトを献上。これを氏橋寛が決めて、前半を0-3で折り返した。

3点のビハインドを負う苦しい状況のNだったが、後半に反撃の狼煙を上げる。サイドを広く使い、中村がドリブルを仕掛けたり、前原健人の折り返しに中村が合わせたりとELAGUAゴールを脅かす。ELAGUAがファウルで止めるシーンも多くなると、24分にはGK星野のロングパスを小林正宗がカットし谷田がドリブルで前線へ。シュートが相手DFに当たると、ボールを拾った白石郁哉がシュートを突き刺し、1点を返した。直後には荒井が距離のあるFKを直接決めELAGUAが再度リードを広げるが、FPから転身した経歴を持つGK茂木がFKを蹴るなど、Nは攻める姿勢を崩さない。すると、31分には白石がドリブルで相手DFを抜き去り、パスを受けた谷田が反転シュート。こぼれ球を天野が打ち抜き、2点差に追いついた。さらに終了間際には中村が落としたボールを受けて、宮下がシュートを放つ。GK星野が弾いたところに野崎が詰めて1点差に迫った。しかし、Nの追撃もここまで。両チーム合わせて7ゴールが生まれた乱打戦は、4-3でELAGUAに軍配が上がった。

先制点を挙げて喜ぶELAGUAの皆木怜(中央)と駆け寄る伊豆川泰生 【©️Japan Football 7】

ライン際でも激しい攻防を繰り広げた 【©️Japan Football 7】

ベンチも一丸となり猛追を後押ししたNだったが一歩及ばず 【©️Japan Football 7】

桜木蒼斗が決勝弾! VOLVER OSAKAが決勝へと駒を進める

準決勝第2試合では、2022年度大会以来の優勝を狙うLAZO YOKOHAMAと悲願の初優勝を目指すVOLVER OSAKAが対戦した。

第1試合とは異なり、堅い展開となったこの試合。LAZOのスターティングメンバーはGK成田力哉、FP田村佳翔、大熊竜生、窪木待磁、松本良太、平野愛斗、上田力樹。対するVOLVERは、GK宮前壱爽、FP横山航河、箱﨑裕也、永田来樹、濱本和希、桜木蒼斗、松近嘉莉歩がピッチに立った。

高い攻撃力を誇るVOLVERが序盤から攻勢に出ると、底辺でボールを回すLAZOに対し高い位置でプレッシャーをかけ、セットプレーから幾度となくチャンスを作る。守備に徹する時間がつづくLAZOはロングボールを蹴り込むなどチャンスを窺うが、なかなかフィニッシュにつなげることができない。このままスコアが動かず、前半は0-0のドローで折り返した。

後半もVOLVERが攻める展開がつづくが、LAZOはGK成田をやや高い位置に上げ、プレスを回避しながらボールをつなぐ。しかし、前線に走り込んだ中川貴晴に向けて窪木がボールを送るもフィニッシュには結びつかなかった。26分には、カウンターを仕掛けた田村がファウルを受け、LAZOがFKを獲得するが、VOLVERの上屋敷歩夢がボールをカットすると、桜木蒼斗がスピードに乗ったドリブルでLAZOの守備を抜き去り自らシュートを決める。1点を追うLAZOは直後に平野が大熊に向けて大きくボールを送るが、これはGK宮前にキャッチされた。その後もさらなる1点を狙うVOLVERは横山が右サイドからシュートを放つがポストに嫌われ、桜木がスピードに乗りながら相手の股を抜く個人技を見せるも飛び出したGK成田にブロックされる。終了間際には自陣でスローインを得たLAZOが攻撃を組み立て、藤本真麻が決定機を迎えるが枠をとらえることができず0-1で試合終了。VOLVERが悲願の初優勝に向け、大きな勝利を挙げた。

ゴール前の激しい攻防 【©️Japan Football 7】

待望の先制点を挙げた桜木蒼斗(中央)と駆け寄る上屋敷歩夢 【©️Japan Football 7】

準決勝敗退に肩を落とすLAZO YOKOHAMA 【©️Japan Football 7】

大会史上初、女子ソサイチチームによるエキシビションマッチを開催!

今大会では、女子ソサイチの普及を目指し、女子チーム同士のエキシビションマッチを実施。A-plusとプラムワンレディースが対戦した。

両チームともに出場選手が限られる中、ピッチで躍動を見せる。6分には、自陣から攻撃を組み立てるA-plusが後方からのロングボールに合わせた岡田あやめ選手のゴールで先制。さらに9分にはゴールクリアランスからリスタートすると、坂下亜実選手が大きく前線に送ったパスから田子亜貴選手が左足でゴールを決める。11分にはプラムワンレディースがFKを獲得すると、この流れからこぼれ球を砂川陽菜選手が押し込み1点を返す。しかし、13分、筏井りさ選手のロングパスに合わせ、長沢菜月選手がシュート。こぼれ球を坂下選手が押し込み、A-plusが再度リードを広げた。

3-1とA-plusリードで迎えた後半、ゴールクリアランスを受けた中村みづき選手が自陣から長い距離を運んで加賀山彩羽選手にラストバス。これを加賀山選手がゴール右隅に決めて1点差へと迫った。この勢いのまま追いつきたいプラムワンだったが、その後は得点を奪うことができず、3-2で試合終了。A-plusに軍配が上がり、Player of The Matchには坂下亜実選手が選ばれた。

エキシビションマッチの記念撮影 【©️Japan Football 7】

POMに選ばれたA-plusの坂下亜実選手とプレゼンターのマキヒカ氏 【©️Japan Football 7】

常に試合をリードしたVOLVER OSAKAが関西勢初の王座に輝く!

3連覇を狙うELAGUA TOKYOと、悲願の初優勝を目指すVOLVER OSAKAが2025年度のソサイチ日本一を争った決勝。ELAGUAのスターティングメンバーはGK星野昴、FP伊豆川泰生、伊賀崎尚、氏橋寛、成田一輝、皆木怜、荒井友斗。対するVOLVERは、GK宮前壱爽、FP横山航河、箱﨑裕也、佐々木僚太、永田来樹、濱本和希、桜木蒼斗、松近嘉莉歩がピッチに立った。

VOLVERボールでキックオフすると、開始39秒、ピヴォの位置に入った佐々木を狙いロングパス。これはラインを割るが、ELAGUAのスローインをマイボールにすると、桜木がファーストシュートを放つなど積極的に攻める姿勢を見せた。対するELAGUAもGK星野がパントキックでゴール前の氏橋を狙うなど、テンションの高い立ち上がりとなった。VOLVERがポゼッションを保つ中、6分にはルーズボールを拾った河野圭吾が自らシュートを放ち先制に成功した。1点を追うELAGUAは、荒井のサイド突破や上野山陣へのロングパスでチャンスを窺うがフィニッシュにつながらない。その後はスコアが動かず、前半を0-1とVOLVERリードで折り返した。

まずは追いつきたいELAGUAだったが、29分には横山が縦に送ったボールを佐々木がライン際で粘ってキープし、西山颯人にパス。西山からのパスを左サイドの桜木が受けると、相手DFをかわしゴール右隅にシュートを決めリードを広げた。2点のビハインドを負ったELAGUAは、過去の大会で見せた圧倒的な勢いを出すことができず、時間が経過する。終了間際にはVOLVERが自陣でFKを得ると、永田のリスタートの瞬間に桜木が走り出し、パスを受けて絶妙なコースにシュートを決める。このまま試合が終わるかに見えたが、最終盤にELAGUAのスローインがオウンゴールを誘発し、1-3で試合終了。VOLVERが悲願の初優勝を遂げ、ELAGUAは2022年度大会以来の準優勝となった。

激しい攻防を繰り広げた両者 【©️Japan Football 7】

GK星野が攻撃に参加するなど全員で得点を目指したELAGUAだったが得点が遠かった 【©️Japan Football 7】

勝利を喜ぶVOLVERの選手たち 【©️Japan Football 7】

敗戦し肩を落とすELAGUAのキャプテン・皆木怜 【©️Japan Football 7】

VOLVERを牽引してきた永田来樹は感極まってピッチに倒れ込んだ 【©️Japan Football 7】

MIP・荒井友斗「今まで積んできた経験を出さなきゃいけなかった」

MIPを受賞したELAGUA TOKYOの荒井友斗「今までいろいろな経験を積んできた部分を出さなきゃいけなかった」 【©️Japan Football 7】

ーーMIP受賞おめでとうございます。

ありがとうございます。

ーー優勝しての受賞ではないので複雑な気持ちもあるのではないでしょうか。

そうですね。優勝以外は意味がないと思ってやってきた中での準優勝でした。賞をいただいたことはうれしいですが、反面、優勝以外は何の価値もないと思っているので難しいですね。

ーー連覇を目指しての大会でした。年々、周囲のレベルも上がってくる中で、決勝前はどういった話をしましたか。

ELAGUAはチームの練習はあるものの、なかなか全員が集まることができない状況です。でも、ここに集まってきた人間、日本一を獲ってきたメンバーはすごい熱量があって、それが強みだったと思います。今回、今までと違うのは若手が多く入ってきたことで、今まではベテラン組がチームを引っ張ってきた部分があったんですが、そういった選手がいなくなって準決勝もチームの中でちょっと温度差がありました。「このままじゃいけないな」と思って、ミーティングでみんなと話をして、一つにはなれたんじゃないかとは思っています。みんなが同じ熱量を持ってやらないとやっぱり勝てないと思うので、そういった話をしました。

ーー素晴らしいフリーキックでのゴールもありましたし、攻撃の起点になることも多く、激しいチェックを受けていましたが、その中でも自分の持ち味は出せましたか。

そうですね。ここ数年、日本代表にも入ってありがたいことに目をつけてもらえていますが、自分の長所を生かせなければチームに貢献できない、ということではないと思います。準決勝の 1点目のように、相手を剥がさなくてもパス1本でゴールまでのアシストをできたりもします。激しい守備に遭うのは熱くなりがちな場面だと思いますが、俯瞰して状況を判断すれば何かやれることはあるし、チームに貢献できればいいと思っていました。

ーー決勝で相手は流れに乗り、ELAGUAはなかなか得点ができないという状況でした。一番苦戦したのは攻撃なのか、守備なのか、どういった局面でしょうか。

結果だけを見たら0対3ですが、1点を取られたら取りに行かなきゃいけないので、0対3でも0対1でも状況は変わらないと思っています。取りに行かないと点は入らないし、ボールを回していても意味がないし。じゃあどうするか、となったときに、コートの中で指揮を執ること、今までいろいろな経験を積んできた部分を出さなきゃいけなかったな、と思います。

MVP・桜木蒼斗「相手がどこであっても日本一になることしか見ていなかった」

MVPを受賞したVOLVER OSAKAの桜木蒼斗 【©️Japan Football 7】

ーーまずは優勝おめでとうございます。

ありがとうございます。

ーー優勝が決まったときの気持ちを教えてください。

(永田)来樹を中心にチームで日本一に向けてやってきたので、タイトルが獲れてよかったです。

ーー関西勢初の優勝チームとなりました。全国大会も今回初めて2会場で予選を行うなど盛り上がりを見せています。

そうですね。関西もソサイチが盛り上がってきていると思います。

ーー止めることのできないドリブルのスピードでしたね。

それが自分の持ち味だと思っているので、発揮できてよかったです。

ーー決勝だけでなく、大会を通して強烈な印象を残した大会だったと思いますが、印象に残っている試合はありますか?

やっぱり準決勝、決勝は展開的にも厳しかったので印象に残っています。その中で点を決められてよかったです。

ーー調布と多摩でピッチが変わったり、勝ち上がるごとに相手のレベルも上がったりする中で、日本一を勝ち取れた要因は?

最後は多分、気持ちの部分が大きかったと思います。「もうやるしかない」という気持ちが最後に出たと思っています。

ーー決勝は3連覇のかかる強敵でしたが、試合前はどういった話をしましたか?

相手がどこであっても、日本一になることしか見ていませんでした。どこが来ても変わらない、と。

ーー全国のタイトルを獲りました。今後の目標を教えてください。

個人的にどうというのはないんですが、常に日本一を獲れるようなチームになっていきたいな、とは思っています。来年に向けての目標も2連覇しかないですね。2連覇に向けてがんばるので、また応援よろしくお願いします。

中国・東北・沖縄・北信越・四国・北海道でチーム募集!

各地域順次開幕!次の全国大会で暴れるのはどのチームだ。

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ソサイチ中国リーグ2026 【©️Japan Football 7】

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文・取材=しょうこ
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南米ブラジル発祥のフットボール、7人制サッカー=ソサイチの普及を進める一般社団法人 日本ソサイチ連盟です。全国各地でソサイチ公式リーグを開催中。ソサイチリーグに関する情報(日程、結果、順位表、試合の速報)はもちろん、ソサイチ日本代表や各種インタビュー記事、各地でのソサイチイベントなど、ソサイチにまつわる様々な情報・コンテンツを発信、掲載していきます。

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