「公式戦すべて反則負けでもおいしいけど、オレっちが決勝まで行って優勝するところを見せるのが“一番おいしい”のかなと。いやあ、超刺激的だね」『SUPER Jr.』に禁断の初出場!“狂猿”葛西純選手に直撃インタビュー!

チーム・協会

【新日本プロレス】

いよいよ目前となった“ジュニアの祭典”『BEST OF THE SUPER Jr.33』。その中でも大きな話題を呼んでいるのが、世界屈指のデスマッチファイターとして知られる葛西純の初出場だ。開幕寸前のクレイジーモンキーは、いま何を考えるのか?

聞き手/鈴木佑
撮影/タイコウクニヨシ

■『SUPER Jr.』という大会のブランド力の凄さは知ってたし、率直に言えばオファーが来てテンションは上がったね

【新日本プロレス】

──さて、葛西さん。今回の『BEST OF THE SUPER Jr.』(以下、『SUPER Jr.』)で、葛西選手の出場がかなり話題になってますが、キャリア30年近く重ねてきて、初出場のオファーが来た時の率直な感想は?

葛西 まあ、驚いたよね、正直。「オレっちを出しちゃっていいのかよ、新日本プロレス? オレっちを出したら、全部持ってっちゃうよ」って、そんな感じだったね(ニヤリ)。

──さすがの貫禄ですね。そもそも『SUPER Jr.』に対しては、どのようなイメージをお持ちでしたか?

葛西 こう見えても、オレっちは昔から“プロレスヨカタ”だったんで、『SUPER Jr.』という大会のブランド力の凄さは知ってたし、率直に言えばオファーが来てテンションは上がったね。

──では、過去の『SUPER Jr.』で印象に残っているのは?

葛西 だいぶ昔になっちゃうけど、金本浩二さんや獣神サンダー・ライガーさん、ブラック・タイガーやクリス・ベノワがいた時代だね。あの頃の『SUPER Jr.』が一番、プロレスヨカタとしてメチャクチャ好きで観ていた時期だから、印象にはあるかな。

──1990年代ですね。いまのファンは葛西選手に対してデスマッチファイターというイメージが強いかと思いますが、過去にはZERO1の『天下一Jr.』や『SUPER J-CUP』といったトーナメントに出場されています。今回、ひさびさにジュニアに特化した戦いの場に出陣することについては?

葛西 とくにそう構えることはないね。いまの葛西純にオファーが来たということは、新日本プロレスはいまの葛西純を必要としているわけだし。それにオレっちも、『SUPER Jr.』に出るからってべつに飛んだり跳ねたりができるわけじゃない。だから、普段どおりの葛西純でやらせてもらいますよ。

──とは言え葛西選手はパールハーバースプラッシュなど、危険を顧みない飛び技も武器というか。

【新日本プロレス】

葛西 あるにはあるけど、個人的には「ジュニアの戦いは飛んだり跳ねたりだけじゃない」っていうのをわからせたいね。

──葛西選手が一番魅力を発揮するのはデスマッチやハードコアルールだと思いますが、通常の新日本プロレスのルールで戦うことに、何か思われることは?

葛西 正直、やりたいことをやるだけなんでね、オレっちは。プロレスっていう競技は、いい意味でも悪い意味でも曖昧な部分がルールにある。反則は5カウント以内ならOKっていうね。そこがオレッちには最大の魅力だし、その曖昧なルールを駆使して葛西純の魅力を出しながら試合をしていこうと思ってるから。新日本の通常ルールといえども、“葛西純ワールド”に染めますよ。

──今回の葛西選手の参戦の経緯の一つとして、エル・デスペラード選手との団体の垣根を超えた関係性もあるのかなと。

【新日本プロレス】

葛西 出るからにはもちろん優勝するつもりだけど、一番いいシチュエーションはやっぱり決勝でデスペとやって、オレっちが優勝というのがおいしいかなと思っているんで、そこを目指してやりますよ。

──ちょっと野暮な話ですが、葛西選手は昨年の6.24後楽園『“DEATH PAIN” invitacional』でデスペラード選手とIWGPジュニアヘビー級王座戦で死闘を繰り広げた試合後、「2035年の『"DEATH PAIN"invi Ⅱ』までシングルは封印だ」と発言されていましたが?

葛西 フフフ。きっとプロレスの神様が「あと9年も待ちきれねえよ!」って、その舞台を用意してくれるじゃないかな(笑)。

■(藤田戦は)28年間、プロレスラー、デスマッチでメシ食ってきている人間だから、まだまだ負けるつもりはないですよ。ウチの息子と同い年ぐらいの若い人間にはね

【新日本プロレス】

──では、ここからは各公式戦についてお伺いします。初戦は5月16日(土)八王子で、2023年の『SUPER Jr.』ファイナリストであるティタン選手と対峙します。

葛西 正直、試合を観たことがないんだよね。ただ、彼の胸にある傷は、昔一度だけデスマッチをかじったときにできた傷だとか、そういう話を聞いたことがある。で、去年の6月の大田区大会、デスペに活を入れに行った日だから、『SUPER Jr.』の最終戦か。あのとき、会場でティタンと出くわしたんだけど、「アナタのことはリスペクトしています。一緒に写真を撮ってください」って言われて、写真を撮ったんだよね。

──ティタン選手はデスマッチへの興味が強く、またハードコアファイトのレジェンドであるサブゥー選手のポーズをよく見せているので、葛西選手へのリスペクトはすごく大きいと思います。

葛西 フフフ。まあ、オレっちもルチャはできないんで、いかに自分のフィールドに彼を引きずり込んで勝負するかだね。ただ負ける相手じゃないかな、飲み込みますよ。

──次の5.17代々木では、去年の優勝者である藤田晃生選手。藤田選手は昨年の優勝後、IWGPジュニアヘビーの史上最年少戴冠を懸けて、王者のデスペラード選手に挑戦しようと思ったものの、先に葛西選手との王座戦が実現。当時は多くを語らなかったんですが、今回の葛西選手との試合について伺ったところ、「本当はムカついていた」と。

【新日本プロレス】

葛西 いいんじゃないですか(ニヤリ)。そのムカつきを全部受け止めますよ。彼はキャリアは何年ぐらい?

──約5年ぐらいですね。ちなみに葛西選手の息子さんの陽向選手(DDTプロレスリング所属)と、学年では一つしか変わらないです。

葛西 おお!(笑)。ムチャクチャおいしいじゃないですか。キャリアをどうこう言うつもりはないけど、一番おいしい相手だよね。

──藤田選手の試合の印象は?

葛西 もうちょっと感情剥き出しでガツガツ来るタイプなのかと思ったけど、そういう感じでもなかったですね。まあ、オレっちの場合、なんだかんだで28年間、プロレスラー、デスマッチでメシ食ってきている人間だから、まだまだ負けるつもりはないですよ。ウチの息子と同い年ぐらいの若い人間にはね。

──公式戦は若い選手が続き、5月20日(水)後楽園でヤングライオンの永井大貴選手と対戦します。DOUKI選手が出場をボイコットし、棚橋弘至社長に直談判して抜擢されるかたちとなりました。

【新日本プロレス】

葛西 彼は去年、オレっちがデスペとやったあとに「俺も葛西純と本物のプロレスがしたい」という発言をして、ちょっと波紋を呼んだんで、その気持ちをおもいきりぶつけてきてほしいよ。

──おっしゃる通り、昨年10.7後楽園『超人・石森太二はもっと無茶をする』のバックステージで、葛西選手に対して「俺はアンタと“本物のプロレスの試合”がしたい」と発言。その表現が一部で話題になりましたね。当時どう受け止めていましたか?

葛西 この若いヤツ、センスあるなって思いましたよ。オレっちとしてもすぐにやりたかったけど、タイミングが合わなくてね。今回、満を持して初対決ということになったけど、「おもいっきりこい、遠慮すんなよ」と言いたいよね。

──新日本ならではのヤングライオンという存在について、葛西選手はどのようなイメージを?

葛西 やっぱりエリートかな? このいろいろとコンプライアンスがうるさい世の中になって、大相撲でもかわいがりが問題になる中、厳しい環境の中でふるいにかけられても残った者、選ばれし者だっていうイメージがあるね。まあ、楽しみだよ、そういう“ヤングエリート”とやれるのは。

──葛西選手が若手の頃は、いわゆるメジャー団体とインディー団体の差があった時代でしたが、やはり新日本というのは“大国”というイメージでしたか?

【新日本プロレス】

葛西 それは当然ありましたよ。ただ、オレッちは新日本プロレスに入ろうとか、新日本に入ってこういうプロレスがしたいっていうのは、当時の自分の中にはなかったんでね。オレっちは誰がどう観ても痛みの伝わるプロレスがやりたいということで、デスマッチを選んだから。

──今回、永井選手に胸を貸してやるという気持ちは?

葛西 いや、そんな気でいたら足元をすくわれかねないからね。だからと言って、まともにやって負ける相手ではないとも思っているし、デスペと去年やったときに「オレッちの全盛期は10年後だ」って言ったのを踏まえると、まだこっちは発展途上だから(笑)。そういう意味でも永井大貴には“のびしろ”がある者同士、「思いっきりやろうじゃねえか!」って言いたいね。

■ニック・ウェインはウチの息子よりも歳下なんだよね(笑)。そんなヤツに負けたら、家にどんな顔して帰っていいかわかんない

【新日本プロレス】

──5月22日(金)大阪ではロビー・エックス選手と対戦しますが、エックス選手に関して情報はお持ちですか?

葛西 なんか飛んだり跳ねたりするんでしょ? それ以外は全然わからない。

──葛西選手は初めて対戦する選手のことを事前に研究をされるのか、それともリングに上がって臨機応変に対応されるのか、どちらでしょうか?

葛西 そこはもう、臨機応変。

──この対戦までに、エックス選手の公式戦を観たりすることも……?

葛西 ないだろうな(笑)。

──貫禄が伝わってきます(笑)。エックス選手は現在の新日本ジュニアの中でも屈指のハイフライヤーです。

葛西 べつに怖さは感じないかな。ハイフライヤーならそれに付き合わなければいいだけなんで。

──その次は5月23日(土)姫路でバリエンテ・ジュニア選手との一戦です。こちらは今年の『CMLL FANTASTICA MANIA』で新日本初参戦を果たしたルチャドールとなります。

【新日本プロレス】

葛西 名前すら最近覚えた感じだね。ただ、このあいだラスベガスに一緒に行ったデスペが、「このカードは裏メインだ。注目している」みたいなことを言ってたんだよね。

──その理由はお聞きしましたか?

葛西 なんか、この葛西純とコテコテのルチャドールが噛み合うのかっていうところが、注目点らしい(笑)。でも、さっきも言ったとおり、ルチャはできないからこっちの世界に引きずり込んで、コロッと白星をもらっちゃいますよ。

──なお、バリエンテ・ジュニア選手のお父さんであるバリエンテ選手は、葛西選手と同い年です。

葛西 ウホッ!(笑)。まあ、年齢は何も関係ないんでね。オレッちにしてみれば白星稼ぎの試合ですよ。

──そして5月24日(日)京都ではメインでAEWのニック・ウェイン選手と激突しますが、面識はありますか?

葛西 ニック・ウェインはGCWに上がっている時に一緒になって、何回かしゃべったことありますけど、彼はウチの息子よりも歳下なんだよね(笑)。そんなヤツに負けたら、家にどんな顔して帰っていいかわかんないから。息子も一緒に住んでるし。

──現在20歳の選手には、父親のメンツに懸けても負けられないと。

葛西 でも、彼は天才だよね。だからこの試合は若き天才と、超ベテランの凡人の対決だよ。ただ、凡人だけど、オレっちはプロレスにすごく情熱を持ってやってきた。28年間、情熱だけでプロレス、デスマッチをやってきた凡人が、エリートに負けるわけにはいかないよね。

■(ワト戦は)あの……通天閣ジャーマンか。あのスープレックスは恐ろしい技だし、警戒しなきゃいけないなと思っている

【新日本プロレス】

──続いては5月27日(水)静岡・沼津大会でまたしてもメインの試合となり、フランシスコ・アキラ選手と対戦します。葛西選手は新日本でメインを務めるということに関しては、どのようにお考えですか?

葛西 メインだからいい試合しなきゃなとか、余計なことは考えないようにしてる。だって、これはリーグ戦だし、いい試合というのは度外視で、まず勝たなきゃ意味がない。オレっちはFREEDOMSの人間だけど、新日本の大会のメインでいい試合してマイクで締めてやろうとか、そういう気持ちはさらさらないから。とにかく勝ちゃいいという気持ちで『SUPER Jr.』に臨むし、そうでも思ってないともたないよ。

──ただ、ファンからの期待値はものすごく高いですし、その反響については?

葛西 葛西純の名前が発表されて、「こんなロートル出すな」とか「こんなジジイ、出すんじゃねえ」っていう声があるかと思ったらまったくなかったんで、その点に関してはいまのプロレスファンはわかっているなと(ニヤリ)。葛西純が『SUPER Jr.』に出たらいかにおもしろくなるかっていうのをわかっているなと思ったし、いまのプロレスファンは賢くてセンスがあるなと思いましたよ。

──逆にAブロックの対戦相手にとって、葛西選手の存在感は脅威というか。

【新日本プロレス】

葛西 そこはオレっちの最大の武器だよね。まあ、オレっちもデスマッチだけじゃないから。28年間、いろんなスタイルをやってきたし、そういう経験が活きてくるだろうなとは思ってるよ。

──数々の修羅場をくぐってきた底力が発揮されるんじゃないかと。アキラ選手に話を戻すと、印象としてはいかがですか?

葛西 彼がまだ全日本プロレスにいるときに、ちょこちょこと会場で会ったら話をしていたんだけど、新日本プロレスに上がるようになってから非常に化けたよね。全日本のときはイチ若手みたいな感じだったけど、いまは風格もオーラも出てきたし、試合運びも安定している。ものすごく化けたなと思ってますよ。でも、実際に戦うのは初めてなんだけど、アキラも引き込みますよ。誰が相手でも“葛西純ワールド”にして、その上で勝ちます。

──6月2日(火)後楽園で対戦するマスター・ワト選手は新日本の生え抜き選手で、2023年の『SUPER Jr.』優勝者です。

葛西 いい意味でも悪い意味でも、一番バランスが取れている選手かなと。安定感はあるけど、バランスがいいだけに抜きん出たものがない。なんでもできるけど、最大の武器は何かなと言ったら、それが見当たらない。

──そのように分析されていると。

葛西 だから、恐れる相手でもないね。ただ、あの……通天閣ジャーマンか。あのスープレックスは恐ろしい技だし、警戒しなきゃいけないなと思っている。

■先に言っとくけど、オレっちはコミカルにやるつもりはないですよ。まず勝つことが前提だし、田口隆祐相手に星を落としていたら、それこそ家に帰れなくなっちゃう

【新日本プロレス】

──そして最後の公式戦、6月3日(水)後楽園の相手は田口隆祐選手です。田口選手も唯一無二の存在感ですし、これはかなりの異次元対決になるかと。

葛西 SNSを見ても「田口vs葛西が楽しみ」っていうファンが多かったんだけど、「オマエらは何を期待しているんだよ?」っていうね(苦笑)。正直、まともにやって負ける相手ではないんですよ、べつに怖さもない。ただあのファイトスタイル、あのリズムについついノッちゃったら終わりでしょうね。お互いにどうやって田口ワールド、葛西ワールドに引き込むのか? その駆け引きが、勝負の鍵を握ってると思ってる。

──田口選手といえばコミカルな動きがある種の脅威ですが、葛西ワールドの中にもコミカルはあるので、その対決が興味深いというか。

葛西 同じコミカルでも、磁石のS極とN極ぐらい違うコミカルですよ。だから、どっちのコミカルに引き込むかで、勝敗が決すると思う。ただ、先に言っとくけど、オレっちはコミカルにやるつもりはないですよ。まず勝つことが前提だし、田口隆祐相手に星を落としていたら、それこそ家に帰れなくなっちゃうから。

──田口選手相手にそこまで言い切れる選手も、なかなかいないというか。田口選手が葛西選手の土俵であるハードコアファイトに乗るのかどうかも、興味深いところです。

葛西 やってみてもおもしろいんじゃないですか? そういうのも含めて期待されているのかなと。まあ、最近はネットで検索するとすぐに答えが出てきちゃう世の中なんで、試合当日までファンのかたは妄想を膨らませて、楽しみにしていただければ(ニヤリ)。

■プロレスの神様が「デスペと葛西の試合をあと9年も待てねえから、『SUPER Jr.』の決勝で見せてくれよ」っていうことだと思ってる

【新日本プロレス】

──全公式戦について伺いましたが、同じブロックでとくに気になる選手というのは?

葛西 会場のキャパ、そして勝ったときのおいしさも考えると、やっぱり藤田晃生かな。前年度のチャンプから三つ獲ればおいしいでしょう。あとはみんな、一緒ぐらいかな。

──では、もう一方のBブロックで気になる選手はいらっしゃいますか? 

【新日本プロレス】

葛西 こんなもんはもう、“デスペ一択”でしょう。さっきも言ったけど、オレっち的に今回のオファーがあったのは、プロレスの神様が「デスペと葛西の試合をあと9年も待てねえから、『SUPER Jr.』の決勝で見せてくれよ」っていうことだと思ってるんでね。

──ちなみにBブロックには葛西選手と過去に因縁のある、DDTの佐々木大輔選手も14年ぶりに出場します。

葛西 最後にシングルをやったのは2017年のDDTのさいたまスーパーアリーナなんだけど、オレッちがハードコアマッチで負けているんで、そのときの借りを返すという部分では、アイツが上がってきてもやる意味はあるかな。ただ、『SUPER Jr.』の決勝で“長髪ロン毛ブサイク野郎”とやるよりは、やっぱりデスペに上がってきてほしいね。

──決勝で当たるならデスペラード選手しかいないと。

葛西 あと言いたいのが、今回の『SUPER Jr.』のキャッチコピーが「やり過ぎ上等!!」ってことだけど、これは誰がどう見ても葛西純のためのタイトルでしょう。だから、オレっちが決勝まで行って優勝しなきゃ新日本プロレスさんに失礼だし、大会スポンサーでもあるセキチューさんにも失礼だし、これはもう宿命ですよ。

【新日本プロレス】

──『SUPER Jr.』に懸ける、並々ならぬ気持ちが伝わってきます。

葛西 オレッちにとって『SUPER Jr.』に出るのはメリットしかないし、ぶっちゃけ公式戦すべて反則負けでもおいしい。ただ、それよりはオレっちが決勝まで行って優勝するところを見せるのが、一番おいしいのかなと。いやあ、超刺激的だね、『SUPER Jr.』という舞台は。

──大ベテランになっても刺激を追い求めていると。

葛西 やっぱり、好きな食べ物でも毎日食べてりゃ、イヤになっちゃうときもあるじゃないですか。それと一緒で、デスマッチも毎日毎日やっていたら、「今日はノらねえな」っていう日も出てくるんですよ。そういう中で『SUPER Jr.』というプロレス界の一流ブランドの大会に、異端児であるこのデスマッチファイターの葛西純が出るというシチュエーション。これはもう、超刺激以外の何物でもないし、待ちきれないね。

──では、最後に葛西選手に期待をしているファンのかたたちにメッセージをいただければ。

葛西 オイ、葛西純が『SUPER Jr.』に来たぞーッ! ジュニアの戦いってのはな、飛んだり跳ねたり華麗なだけじゃねえんだよ。闘いとはこういうもんだっていうのを、プロレスっちゅうのはこういうもんだっていうのを、葛西純が『SUPER Jr.』でオマエらに見せてやる!
(了)

【新日本プロレス】

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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