【選手がレポート!猿レポ】NTTリーグワン2025-26 D2 第13節 対清水建設江東ブルーシャークス戦
試合後レポート(猿レポ)を担当させていただきます、プロップの猿渡です。
5月2日(土)、NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 ディビジョン2第13節、清水建設江東ブルーシャークス (以下、江東BS )との試合が、東京都にある“夢の島競技場”で行われました。
相手は、ホストゲーム開幕戦でも対戦した江東BS。
そして今回、ビジター最終戦の相手として再びぶつかります。
前回対戦は27-40というスコアで悔しさの残る結果となりました。
ただ、今のヴォルテクスには違う流れがあります。
積み重ねてきた4連勝、その確かな手応え。
あの時とは違う自分たちで、もう一度ぶつかる。
やるべきことはシンプル。
準備をやり切り、チームで勝ち切る。
この一戦を、次へ繋げる。
ホストゲーム最終戦へ、さらにその先へ。
流れは、自分たちでつくる。
世間はゴールデンウィーク初日。
大型連休の始まりに胸を躍らせる人々がいる中、
また違う意味で“心が熱くなる場所”があった。
舞台は東京都江東区・夢の島競技場。
強く吹きつける風。照りつける日差し。上がり続ける気温。
そのすべてを飲み込むような熱気の中、試合開始の笛が鳴り響く。
ヴォルテクスボールでキックオフ。
立ち上がりから連続アタックで一気にゴール前へ迫るも、あと一歩届かない。
すると流れは一転。
連続ペナルティで一気に自陣へ押し込まれる。
前半14分。
ゴール前ラインアウトからモールを押し込まれ先制トライ。スコアを0-5とされる。
さらに前半32分。
中盤ラインアウトを起点にバックスへ展開され、ディフェンスの隙を突かれ連続失点。スコアは0-12。
それでも前半36分。
相手のペナルティから一気に前進。
ラインアウト後、バックス展開と見せかけたトリックプレー。
フッカーの村川浩喜選手がパスを受けると、そのままディフェンスの間を切り裂き走り抜けてトライ。
コンバージョンも決まり、スコアを7-12とします。
再びペナルティでリズムを崩してしまい、前半終了間際。
ディフェンスの隙を突かれ、キックをでボールを繋がれそのまま失点。
スコアを7-19で前半を折り返します。
ラインアウトを起点に左右へ揺さぶりながらじわじわ前進。
内に寄ったディフェンスの外、ぽっかり空いたスペースへ一気に展開。
大外で待つウイングの髙屋直生選手まで一気に繋ぎ切り、そのまま走り切って4試合連続となるトライを挙げます。
後半22分、29分と連続失点。
スコアも12-31とされリードを広げられる展開になるも、それでもヴォルテクスは止まらない。
何度も攻めプレッシャーをかけ続ける。
前半に比べ確実にアタックの回数は増えている。
しかし同時にミスも増えてしまっていて、なかなか繋がらず“あと少し”が遠い。
試合時間は残りわずか。
焦る気持ちを抑えつつ冷静に迎えた後半34分。
江東BSのペナルティからヴォルテクスが一気にエリアを前進し、ゴール前ラインアウト。
相手の意表を突くサインプレーを完璧に決めトライ。スコアを19-31とする。
残り6分。
まだ終わらない。
江東BSが蹴った試合再開のキックオフ直後、ヴォルテクスが蹴ったロングキックのボールに向かって猛烈なチェイス。
カウンターを仕掛けてきた相手に対しビッグタックルで流れを引き戻し、すぐさまターンオーバー。
猛スピードで駆け上がってくる選手同士でボールを繋ぎ続け、最後はペペサナ・パタフィロ選手が飛び込み連続トライ。
スコアを26-31としてついに5点差。
会場の空気も一気に変わる。
あと1本で逆転。熱気は最高潮へ。
守りに入らず一気に攻め込む。
しかし、逆転をするまでに走り続けるも、最後はペナルティゴールを許し、試合終了。
最終スコア26-34で敗戦となりました。
レギュラーシーズンもいよいよ終盤。
長い道のりは第4コーナーを回り、ラストスパートの直線へ。
その先にどんな景色が広がるかは、自分たちの積み重ね次第。
より良い景色を掴むために、準備と努力を惜しまず積み上げていく。
今節も最後まで諦めることなく戦い抜いた。
うまくいったことも、そうでなかったこともたくさんあった内容。
だからこそ、届かなかった“あと一歩”がより鮮明に残る試合となりました。
それでも、この試合で見せた粘りと執念は確実に次へ繋がります。
迎える最終戦。
ヴォルテクスとしてのすべてを注ぎ、戦い抜く。
皆さんもご存知、ヴォルテクスが掲げるスローガン「BROTHERHOOD(ブラザーフッド)」に込めた想いは“兄弟愛”。
ファンの皆さま、スポンサー企業の方々、選手、スタッフ、Charger。。
ヴォルテクスに関わるすべての人が強く結びつき、異なる文化やバックボーンをリスペクトし合いながら、信頼と情熱でそれぞれの強みをフィールドで体現し、勝利に向かって一丸となる。
そんな意味が込められています。
そしてヴォルテクスには、これまで実際の“兄弟コンビ”として活躍してきた選手も多く在籍してきました。
まさにリアルBROTHERHOODです。
そんな中、5月2日・3日・4日に行われた博多どんたくのパレードには、現在放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟」に出演されている主役のお二人も参加されたそうで、博多の街は大盛り上がり。
ドラマの中でも、そしてヴォルテクスでも。
“兄弟”ってやっぱり強いなと、勝手に親近感を抱いています。
同じ「兄弟」を大切にする者同士、どこか縁を感じつつ。
私たちも九州を盛り上げ、明るく照らし続けていけるよう、皆さんと一緒に躍動していきます!
前回の猿レポでも少し触れましたが、先日の試合で怪我をして、しばらく松葉杖生活に。
「これだけ鍛えてるし余裕でしょ」と謎の自信を持っていました。
あんなにダンベル持って、あんなにタックルで相手を掴んできたのに。
結果、1日で手のひらに水ぶくれ。しっかり“まめ”ができました。
どうやら“自分の体重を支え続ける筋肉”は、まだ育っていなかったようです。
面の皮は厚いけど、手のひらの皮はまだまだでした。
自分のことでも知らないことは多いもの。
またひとつ、新しい課題が見つかりました。
しっかり鍛えて、次は松葉杖にも勝てる身体にしていきます。
《最後に》
レギュラーシーズン最終戦となるNTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 ディビジョン2第14節は、5月9日(土)に宮崎県にある「KUROKIRI STADIUM」で日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)と対戦予定です。
最終節・日野RD戦。
ヴォルテクスにとって、泣いても笑っても2025-26シーズンの最終戦となります。
それはつまり、今のメンバーで戦える最後の試合。
今シーズン、この試合をもってチームを離れる選手、ラグビーから退く決断をした選手もいます。
シーズンを走り抜いてきた達成感と、終わりが近づくにつれて大きくなる喪失感。
どのシーズンでも、切り離すことのできないものです。
それでも、苦しい時も悩む時も、何かを犠牲にしながら共に走り続け、喜びも悔しさも分かち合ってきた「仲間」であることは、これからも変わりません。
だからこそ最後まで積み重ねる。
そして最終戦、必ず勝利を掴み取る。
選手、ヴォルテクスに関わるすべての方々、そしてChargersの皆さんと。
ドキドキとワクワクの中で、最後はみんなで笑い合えるように。
そのための準備を、最後までやり切ります。
『猿渡 康雄ってどんな人?』
と思われる方もいらっしゃるかと思いますのでこの場を借りて私のInstagramのURLを貼らせて頂きたいと思います。
興味のある方はぜひチェック&フォローをお願いします!
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