【1部・第6節】首位・中央大学が2位・東洋大学を下して首位を堅持! 明治大学が2連勝で2位に浮上

チーム・協会

【試合結果】JR東日本カップ2026 第100回関東大学サッカーリーグ戦・1部リーグ第6節

【©JUFA】


 『JR東日本カップ2026 第100回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第6節は5月5日(火)に全6試合が行われた。ゴールデンウィーク3連戦の2戦目ということもあり、スターティングメンバーを大きく入れ替える大学も。チームの底力、層の厚さが勝利に直結する。

 今節の注目試合は、勝点1差の首位・中央大学と2位・東洋大学の首位攻防戦だ。3連勝中の東洋大学は勝てば首位奪取という試合だったが、中央大学が序盤に2点を先取し2-0で勝利。逆に2位以下に勝点4差をつけて首位を堅持する結果となった。

 一方、勝点を伸ばせず苦しんでいた昨年度の上位校はそろって勝利。昨年度優勝の筑波大学は3-0で完勝。国士舘大学も昨年度得点王・本間凜の2ゴールを含む4-1で日本体育大学を下した。また、前節4試合ぶりの白星を挙げた明治大学は稲垣篤志が2得点を挙げ2-1で2連勝。東洋大学と同勝点ながら得失点差で上回り2位に浮上。3位に東洋大学、勝点1差で4位・国士舘大学、5位・筑波大学と続く。また同じ"昇格組"の駒澤大学を0-3で下し、今季2勝目を挙げた早稲田大学は10位から7位へと大きく順位を上げた。

 ゴールデンウィーク3連戦のラストを飾る第7節は、5月9日(土)に全6試合が行われる。首位・中央大学は2位に浮上した明治大学と2戦連続の首位攻防戦となる。勝点4差の中央大学は負けても首位から転落することはないが、同節に3位・東洋大学と4位・国士舘大学の直接対決があるだけに勝って首位固めをしたいところ。対する明治大学は、首位を追走するためにも負けられない一戦となるだろう。

マッチレポート


 ゴールデンウィーク3連戦の中日に訪れた勝点1差の首位攻防戦。5試合負けなしの首位・中央大学と3連勝中の2位・東洋大学の直接対決。東洋大学が勝てば首位が入れ替わる一戦は、開始からわずか2分でスコアが動いた。中央大学はGKからのロングキックからチャンスを作ると、古川大洋が小川雄輝とのパス交換でゴール前に抜け出す。前に出たGKをかわしてシュートを放つ。中央大学はさらに24分、「それまでにも小川から何本か足下にいいパスがあった」というパスを福岡内定・北浜琉星が左足を振り抜く。「感覚だけで打った」(北浜)というシュートが決まり中央大学が早々に2点のリードを奪った。後半に入ると、2点を追う東洋大学が積極的な攻撃を仕掛けるが、決定機にまでは持ち込めず2-0のままタイムアップ。「今日は前半の入りがよかった。それに尽きる」(宮沢正史監督)という中央大学だが、「東洋大学さんが相手ということで、よりクロスを上げていきたいと思ってウイングバックを変えた」という狙いも的中。東洋大学とのサイド戦を制した中央大学が、勝点を14に伸ばして首位を堅持した。

中央大学の2ゴールを演出した小川雄輝 【©JUFA】


 前節、開幕戦以来となる白星を挙げた5位・明治大学はアウェーで4位の東海大学と対戦。勝点7で並ぶ4位と5位の直接対決は、立ち上がりから明治大学が東海大学陣内に攻め込む展開となった。東海大学は13分、前節ゴールの小田晄平が負傷で交代するトラブルに見舞われる。すると明治大学はその直後の15分、相手のパスミスからボールを奪った半場朔人が右サイドから中に切れ込むと、逆サイドの稲垣篤志にパス。稲垣はそのまま左足を振り抜いてゴールネットを揺らす。明治大学は後半の51分にも、稲垣が左サイドからペナルティーエリアに侵入したところを倒されてペナルティーキックを獲得。これを稲垣自身が決めてリードを2点に広げる。対する東海大学も79分、根岸真のロングスローを田中玲音が頭でつなぎ、生駒匡悟が押し込んで1点を返すが反撃はここまで。1点差を守り切った明治大学が2連勝を収め、勝点を10に伸ばして2位に浮上。次節は首位・中央大学との直接対決となった。

明治大学は稲垣篤志が2ゴールを挙げて勝利に大きく貢献 【©明治大学体育会サッカー部】


 ここ2試合引き分け続きの9位・日本体育大学と、天皇杯東京都予選準決勝も含むと3連敗中の6位・国士舘大学、勝利から遠ざかっているチーム同士の対戦。なかでも国士舘大学は、ここ2試合で昨年度得点王、川崎内定の本間凜が2得点を挙げているにも関わらず勝ちきれない厳しい状況だ。この試合でも攻撃の口火を切ったのは本間のゴールだった。開始早々の6分、菅澤凱の右からのクロスを本間が頭で合わせて先制する。国士舘大学はその後も試合を優勢に進めると、26分には村上竜規がゴール前に入れたパスがオウンゴールを誘発して追加点。国士舘大学が2点をリードして前半を終えた。対する日本体育大学も後半序盤の58分に、片野拓久が鮮やかな左足のミドルシュートを決めて1点差に迫る。片野は4試合中3試合でゴールを挙げ、得点ランキングでも本間に迫る。しかしその2分後、国士舘大学はGKのロングキックからチャンスを作ると前線でパスをつなぎ最後は本間がこの試合2点目となるゴール。2試合連続2得点を決めて1-3と日本体育大学を突き放した。一方の日本体育大学は71分に蔦本巧が2枚目の警告で退場。ひとり少なくなった日本体育大学に対し、国士舘大学は84分、コーナーキックのクリアボールを百瀬健が頭でつなぎ、今季初スタメンの伊川侃太郎が巧みなトラップからシュートを突き刺して4点目。国士舘大学が大量4ゴールを挙げて3試合ぶりの勝利。勝点を9に伸ばして順位を4位に上げた。

国士舘大学は本間凜が2試合連続の2ゴール。得点ランキングトップで2年連続の得点王を狙う 【©国士舘大学サッカー部】


 2勝3敗と黒星先行の前年度王者・筑波大学。現在7位だが、3位までは1ゲーム差内とひっくり返せない数字ではない。3位・桐蔭横浜大学をホームに迎えての試合は、そんな筑波大学の底力を見せる結果となった。主導権を握りながらも攻めあぐねる筑波大学だったが、39分に佐々木将英のスルーパスを受けた大谷湊斗が左サイドを疾走。ゴール前に入れたクロスを今季初スタメンの安藤誠悟が頭で合わせて先制する。後半に入っても筑波大学の猛攻は止まらず、82分にはこちらも今季初スタメンの加藤海輝がミドルシュートを決めて追加点。アディショナルタイムの90+3分には、矢田龍之介のフリーキックを小林俊瑛が合わせてダメ押しの3点目。終わってみれば3-0と筑波大学が完勝し、勝率を5割に戻して5位に順位を上げた。

 未だ勝利のない12位・駒澤大学と、開幕戦以来白星がない10位・早稲田大学。勝利を求める"昇格組"同士の対戦は思わぬ点差がつく結果となった。前半は低調な滑り出しとなり両チーム無得点のまま後半へ。スコアが動いたのは後半序盤の51分だった。早稲田大学は伊藤猛志がゴール前で落としたボールを浦川舜が蹴り込んで先制。さらにその2分後の53分、早稲田大学はカウンターで一気に攻め上がると伊藤稜介のパスを青柳龍次郎が決めて追加点。立て続けのゴールでリードを2点差に広げると、61分にも浦川が切り込んで放ったクロスを青柳が合わせて3点目。わずか10分間で早稲田大学が3点を奪い、そのまま0-3で試合終了。青柳の2ゴール、浦川の1ゴール1アシストで早稲田大学が待望の2勝目を挙げ、10位から7位に浮上した。

開幕戦以来となる待望の2勝目を挙げた早稲田大学 【©早稲田大学ア式蹴球部】


 ともに前節は逆転負けを喫した11位・法政大学と8位・日本大学の対戦。スコアが動いたのは後半開始早々の50分だった。法政大学は右コーナーキックを瀬尾凌太が頭でつなぎ、逆サイドにいた横浜F・マリノス内定・松村晃助が押し込んで先制。しかし後半に入り攻撃のギアを上げてきた日本大学も69分にショートコーナーからチャンスを作ると、関日向多の入れたクロスを東京V内定・平尾勇人が頭で合わせて同点に追いつく。しかしその後は両チーム追加点を挙げることなく1-1で痛み分けとなった。

横浜F・マリノス内定・松村晃助の今季初ゴールで先制した法政大学だったが…… 【©法政大学体育会サッカー部】




※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。

(文・飯嶋玲子)

【©JUFA】

全試合結果と得点者


日本体育大学 1(0-2)4 国士舘大学
 得点者)【日体大】片野拓久【国士大】本間凜×2、伊川侃太郎、オウンゴール

筑波大学 3(1-0)0 桐蔭横浜大学
 得点者)【筑波大】安藤誠悟、加藤海輝、小林俊瑛

東海大学 1(0-1)2 明治大学
 得点者)【東海大】生駒匡悟【明大】稲垣篤志×2

中央大学 2(2-0)0 東洋大学
 得点者)【中大】古川大洋、北浜琉星

駒澤大学 0(0-0)3 早稲田大学
 得点者)【早大】浦川舜、青柳龍次郎×2

法政大学 1(0-0)1 日本大学
 得点者)【法大】松村晃助【日大】平尾勇人
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著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

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