【FC町田ゼルビア】過密日程を乗り越え、王者・鹿島とのリベンジ戦へ
死闘の先に待つのは、J王者とのリベンジマッチだ。
前節・水戸戦は、まさにチームの意地を見せた。サウジアラビアでのACLE決勝の激闘から中3日。中東からの長距離移動に加え、6時間の時差にも悩まされる過酷な日程の中、黒田剛監督は決勝戦からGK谷晃生を除いた先発10人を入れ替え。すると、水戸戦では出場機会に飢えた選手たちが奮闘した。
「満足な睡眠を取れない選手が多くいた中での水戸戦となった。ACLEで出場機会の少なかった選手たちを中心に挑んだが、時差を感じさせないぐらいの運動量を発揮して戦ってくれた」(黒田監督)。
もちろん、一時は2-0とリードを広げながら終盤に追い付かれてしまった点は反省点だが、得意のPK戦で勝利。「最低限の結果を持ち帰れて良かった」と前向きに捉えた指揮官は、再び中3日でやってくる次なる強豪との一戦に目を向けた。
「コンディションの回復に努め、王者・鹿島に万全の状態で挑める状況を作っていきたい」
今季も首位を走る強力王者に全力でぶつかるため、ようやく町田に戻って着々と準備を進めている。
町田にとっては、首位追撃、そしてリベンジの一戦でもある。勝点差4での1位と2位の頂上対決となった国立での前回対戦は、0-3の完敗。勝てば追い上げるチャンスだったが、序盤から相手の勢いに飲み込まれて立て続けに失点を喫し、その背中は遠くなってしまった。
今は3位・町田が1試合消化が少ないとはいえ、勝点差は「8」。今節を含めた残り6試合で追い付くためには、勝利は必須の一戦となる。
とはいえ、やはり今の鹿島は強い。前節・東京V戦での1-2の敗戦が“90分以内での今季初黒星”。その他の二つの敗戦はPK戦で、勝利した10個のゲームはすべて90分以内で勝ち切る圧巻の成績だ。
失点数7は、WESTも合わせたJ1・20チーム中最少の数字で、得点数21は、EASTでリーグNo.2。昨季のJリーグMVPの守護神・早川友基やCB植田直通が揃う守備は相変わらず強くて安定しており、互いにここまで6得点を挙げているレオ・セアラと鈴木優磨のダブルエースも健在。日本屈指の指揮官・鬼木達監督が率いる鹿島は、Jリーグで今季最強クラスの完成度を誇るチームだ。
だからと言って、今の町田が立ち向かえない相手ではない。前節の東京Vが見せた戦いは良い例だ。前線からのハードかつ組織的な守りで鹿島の自由を奪い、90分を通して主導権を握っていたのは東京Vだった。鬼木監督が「ふがいないゲームをしてしまった」と振り返ったのも、東京Vの高い守備力があったからだ。
それは町田にも通じる戦い方である。アジアの猛者を相手に見せた“堅守”を鹿島相手にも発揮することができれば、必ずチャンスはある。サウジアラビアで得た経験を生かすには、最高の相手でもある。
「ACLEではどちらかと言うと相手にボールを持たれて我慢する展開が多かった。鹿島戦もそういった展開になる時間帯もあると思うので、そういう時に自分たちの良さ、そこの自信は生きてくると思う。それと同時に自分たちがアグレッシブにボールを奪いに行く部分や攻撃に繋げていくところを表現していきたい」
古巣対決となる白崎凌兵はそう意気込む。
アジアの舞台で培った力を鹿島にすべてぶつけるだけだ。
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5.3(日)
16:00 KICK OFF
vs.鹿島アントラーズ
会場:メルカリスタジアム
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