サキドリトッケン登場!佐賀三冠初戦も武器の末脚で制するか!?/佐賀・佐賀皐月賞データ分析

佐賀県競馬組合
チーム・協会

2025年優勝ムーンオブザエース 【撮影:佐賀県競馬組合】

第14回 佐賀皐月賞 (3歳、ダート1800m)
5月3日佐賀5レース 18時05分発走予定


佐賀競馬でも3歳三冠が開幕。初戦となる佐賀皐月賞が今週末3日に行われる。
今年の注目は何といってもサキドリトッケン。佐賀2歳重賞を完全制覇し、今年3月はJRA阪神競馬場に遠征してチューリップ賞・GIIで11着ながら上がり3ハロンは3位タイと、JRAの芝重賞でも持ち味の末脚を発揮した。
佐賀最強牝馬が三冠初戦でも強さを発揮するのか。ここでは3歳限定戦となった2018年~25年までの過去8回のデータを元に分析する。

1番人気は勝率100%

過去8回すべてで1番人気が勝利し、勝率100%という驚異の数値を叩き出している。ただ、上位人気3頭での決着は20年のみで、3連単万馬券は3回ということから、3連単平均配当は1万1730円。1番人気の勝率のわりに、配当は美味しいと言えるだろう。
なお、3連単万馬券は2着に3番人気以下、かつ2~3着どちらかに7番人気以下という組み合わせで出現していた。

単勝人気別成績 【表1】

好位~中団からの好走例多し

逃げも2勝を挙げるが、3着内率37.5%は特筆するほどの高さではない。好位~中団から脚を伸ばす馬の好走例が多く、先行と差しで6勝、2着8回、3着5回だ。

脚質別成績 【表2】

理想の末脚は?

前項から好位~中団から抜け出せる馬を探したい。そこで、逃げを除いた馬の上がり3ハロン別成績が下表。3着内率5割以上なのは39秒0未満だった。
一方、40秒0以上の上がりを要しても3勝、2着5回、3着2回という点は興味深い。3着以内に入った10頭中6頭は1周目1コーナーを5番手以内で回っており、ある程度前付けしていた。残る4頭は6~7番手からではあったが、うち3頭はレースの上がりが41秒0以上を要しており、バテた前の馬を差しての上位入着だった。

2番手以降の馬の上がり3ハロン別成績 【表3】

8枠が最多3勝

8枠が3勝、2着2回、3着1回と好走回数が多い。この枠は基本的に2頭が入るため、好走回数が多くなるのは当然だが、それは6枠や7枠にも言えること。そう考えると、やはり8枠の好走回数の多さは頭に入れておきたい。
なお、佐賀競馬ではフルゲート(12頭)の場合、5枠より外が2頭ずつとなる。

枠番別成績 【表4】

牡馬と牝馬はほぼ互角

牡馬と牝馬の上位入着回数はほぼ互角。佐賀では3歳春頃までは仕上がりの早い牝馬の好走が重賞で多くみられるが、このあたりから成長力のある牡馬も台頭してくる。

性別別成績 【表5】

牡馬混合重賞、牝馬限定の全国交流重賞どちらが有利?

最近の3歳重賞での上位好走馬の成績を比較する。
飛燕賞は直近で行われた地元馬限定の重賞。実施は2月8日で約3カ月も前なこと、距離は1400mで当レースより400m短いなど、条件を見ると相関性は低そうに思えるが、6勝を挙げ3着内率45.0%と悪くない。
ル・プランタン賞は先月行われた牝馬限定重賞で、地方全国交流。距離は今回と同じだ。牝馬同士にはなるが、南関東など全国から有力馬が集まるためメンバーレベルは上がる。こちらは4勝で、飛燕賞組より少ないが、3着内率72.7%は見逃せない。

キャリア別成績 【表6】

データからの推奨馬は?

①1番人気
②先行・差しで上がり39秒0未満の実績あり
③飛燕賞3着以内orル・プランタン賞3着以内
④8枠だとなお良し

※牝馬の割引不要

中心は何と言ってもサキドリトッケン
JRA遠征から戻ってきた前走のル・プランタン賞を勝ち、佐賀重賞6連勝中。
末脚が武器で、その6連勝はいずれも上がり3ハロン38秒3以下とキレ味を見せる。
前走は2着とわずかクビ差だったが、前の馬を交わしたところで馬が遊んだ影響もあってのもの。
データからも牝馬の割引は不要で、①②③に該当する。

ハクアイドゥマンは飛燕賞の勝ち馬。
それまでもサキドリトッケン相手に重賞で2~3着が何度もあった。
前走は短距離重賞で3着。今回再びの距離延長となる。最内枠から先行してどこまで粘り込めるか。
②③に当てはまる。

カシノアミュレットはサキドリトッケン同様、上がりの脚がしっかりしたタイプ。直近5走で上がり38秒5以下が3回ある。
飛燕賞3着で、②③に該当。

ミッジーチャンプは飛燕賞で4コーナーから勢いよく脚を伸ばすも、勝ち馬にクビ差届かず2着。
ここ2走は5着で着順を落としているように見えるが、2走前は他地区との交流重賞、前走は古馬混合のレースで、いずれもレースレベルが高かった。
②③に該当で、7枠10番で惜しくも④には当てはまらず。

ウルトラキッドも前走は古馬混合戦。
佐賀に移籍後は同世代戦では連対を外しておらず、今回が重賞初出走。
②に該当。

第14回 佐賀皐月賞 【出馬表】


文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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著者プロフィール

佐賀競馬は九州唯一の地方競馬場として主に土日に競馬を開催しています。注目の重賞情報やイベント情報など、佐賀競馬のニュースを日々お届けいたします。

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