マリーンズ戦記2026 4月17日 イーグルス戦(楽天モバイル 最強パーク宮城) 一意専心

千葉ロッテマリーンズ
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千葉ロッテマリーンズ サブロー監督 【画像提供 千葉ロッテマリーンズ広報室】

  4月17日。千葉から寒さの残る杜の都 仙台に場所を移してのゲームは、両軍譲らず0―0のまま、延長戦に入った。しかし、延長十一回に力尽きた。なんとか2アウトまでこぎ着けたが、無情の打球がレフト前に転がった。グラウンド上でイーグルスの歓喜の輪が広がる中、マリーンズ戦士たちは足取り重くベンチに戻った。

 「まあ、そうですね。うん。まあ、ちょっとボクも、もっといろいろなことが出来たのではないかという反省もある」

 試合後、メディアミックスゾーンに指定されている関係者駐車場に顔をだしたサブロー監督は疲労の表情を見せながら試合を振り返った。いつもは勝っても負けてもしっかりと試合と向き合い、冷静に場面場面を振り返るが、珍しくこの日は言葉少なだった。表情から悔恨の想いが深く感じられた。

 再三、先制のチャンスがあったがホームが遠かった。二回無死二塁。五回無死一、二塁。七回無死一、二塁。八回も先頭から四球で出塁した。十回と十一回は二死から走者を出した。しかし、あと1本は生まれなかった。それだけにゲーム後、試合を振り返るといろいろな選択肢による仮説が頭を駆け巡り、止まらない。指揮官は深い悩みの森の中にいるようだった。

 ただ、最終的にはミスから勝利の流れは決壊した。延長十一回二死一塁。相手が二盗を狙いにいった中、捕手の二塁送球が悪送球となり、走者を三塁まで進めてしまった。

 「ミスですよね。最後、ミスが出て。やっぱりミスが出ると点につながってしまう。もったいない結果になってしまった」と指揮官は天を仰ぎ、悔やんだ。

 ただ光明のある試合ではあった。WBCに出場をしていた種市 篤暉投手がついに一軍の舞台に戻ってきた。寒風を切り裂くような貫通ストレートで打者を圧倒した。7回を投げて被安打5、6奪三振、無失点。七回もストレートは150キロを超え、唸りを上げた。打てるものなら打ってみろと言わんばかりの最高のピッチングだった。

 ベンチで見守った指揮官は「抜群によかったと思う。チャンスを作ってもなかなか点が入らないという流れを持っていかれそうなところを力で断ち切ってくれた。これぞエースだなあと思いました」と絶大な信頼感を口にした。

 前日まではナイターでファイターズ3連戦を戦った。雨もあり風が強い試合もあった。そしてこの日、千葉から朝、東北新幹線で仙台に移動して極寒の中、延長十一回を戦った。疲労困憊だが止まることは許されない。明日も試合は待っている。14時試合開始のデーゲーム。気持ちを切り替え、全力で戦う。気持ちを一つに集中し、一意専心(いちいせんしん)、また次の勝利を全員で目指していく。
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