マリーンズ戦記2026 4月16日 ファイターズ戦(ZOZOマリンスタジアム) サブロー監督「ボクも興奮しました」

千葉ロッテマリーンズ
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千葉ロッテマリーンズ サブロー監督 【画像提供 千葉ロッテマリーンズ広報室】

 4月16日。開幕カード以来となるカード勝ち越しを決めるべく挑んだ試合は再び接戦となった。ベンチから指揮を執るサブロー監督の執念のタクトが冴える。三回に2点の先制を許すが、その裏に3得点。四回に同点に追いつかれるが、六回に勝ち越しをした。七回にはリードを広げ、そのリードを守りきった。

 同点にしたのはキャプテンを務めるネフタリ・ソト内野手。三回一死満塁、フルカウントから右方向に打ち返した。試合前には監督の助言で誰もいないグラウンドでロングティーを行い、打撃フォームを見直すなど工夫を凝らし、現状打破に試行錯誤した男が実に12試合ぶりの打点。チームを奮い立たせる貴重な魂の一打を放った。

 六回に勝ち越しを決めたのはグレゴリー・ポランコ外野手。豪速球を投げるピッチャー相手にコンパクトスイングを心がけ逆方向に打つと打球はレフト前に転がった。前夜、休養の意味も含めてベンチスタートをさせた助っ人2人が再び状態を上げ、勝負強さが戻ってきた。頼もしい男たちだ。

 2人の活躍にサブロー監督は「ボクも興奮しました」と破顔した。

 9番に入る小川龍成内野手の状態が上がっていることも打線の得点力アップにつながっている。小川が出塁し、マリーンズの誇る1、2番に回す。必然的に得点が入る。「昨日から下位打線が繋げてくれる。うまく、効率よく点がとれている」と指揮官も納得の形だ。3連敗となった14日の試合後。夜遅くの室内練習場にはサブロー監督と小川の姿があった。様々なアドバイスからスランプ脱出のキッカケを掴んだ。そして打線も活気を取り戻した。

 投手陣では2番手として2イニングを投げてわずか1安打、無失点に抑えた八木彬投手の貢献が光る。2試合連続登板で2番手として好投し前日に続く勝ち投手で2勝目を挙げた。「昨日に続いて同じようなところを行ってもらった。タフさが取り柄の八木に頑張ってもらった。ツーシームも、ちゃんと磨きをかけていいピッチング。助かりました」と指揮官も喜んだ。ツーシームは二軍監督時代からこのタフネス右腕に「絶対、打者は嫌がる」と打者目線でアドバイスをしていた球種。まさにそのボールが今、生きていることが嬉しい。

 3番手の坂本光士郎投手も1回を打者3人の2奪三振。流れを引き渡さなかった。「坂本も絶好調。いいところで使える。もともと、能力があるが去年、発揮できなかっただけ」とサブロー監督は頷く。頼れる左腕の復活は大きく、継投パターンに幅が出来た。

 この勝利で開幕カード以来のカード勝ち越しで最下位脱出。連勝も開幕カード以来だ。ただサブロー監督はあくまで大局観。ペナントレース全体を見渡している。「今日は向こうのエラーとかに助けてもらった部分がある。こちらも細かいエラーとかもあった。修正をして反省をして勝っていかないといけない」と勝って兜の緒を締めた。

 また勝ち星になかなか恵まれない先発の木村優人投手も指揮官にとってやや不安要素だ。「今ひとつ状態が上がってこない。心配はしている。ただ開幕からキツイところを任せてきた。今後のことは話し合いながら考えていく。怪我ではないけど、スピードも落ちていたのであまり無理をさせないように替えました」と話をした。一方で、明日4月17日は待ちに待ったエース・種市 篤暉投手が満を持して一軍復帰登板を迎える。「待ち遠しかった」と表情を緩ませた。

 「まだまだマイナスがある。ここからも勝てるように頑張ります」とサブロー監督。勝利監督インタビューを終えると颯爽とコーチ陣が待つ部屋に移動。杜の都 仙台でのイーグルス戦に向けたミーティングを始めた。本拠地ZOZOマリンスタジアムでのファイターズ3連戦ではいろいろなことがあった。激闘に次ぐ激闘だった。その中で投打において確かな手応えを掴んだ。長いシーズンは始まったばかり。いよいよ本格的に2026年のマリーンズが動き出したといえる。

文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章

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