早大競走部 / 新入生インタビュー『New Blood, New Era』 ハードルブロック(酒井大輔、相場遥心、ガードナ・レイチェル麻由)

チーム・協会
2026.4.13
【早稲田スポーツ新聞会】取材・編集 川田真央

【早稲田スポーツ新聞会】

第1回 ハードルブロック(酒井大輔、相場遥心、ガードナ・レイチェル麻由)

 今年も早大競走部のハードルブロックに期待のルーキーが入部した。酒井大輔(スポ1=四学香川西)はU20日本選手権で110メートルハードルと400メートルハードルで2冠を達成した実力者。相場遥心(スポ1=長野・佐久長聖)は、110メートルハードルでU20日本選手権3位や全国高等学校対校選手権(インターハイ)5位入賞など、多くの全国の舞台で好成績を収めてきた。そして、ガードナ・レイチェル麻由(スポ1=神奈川・法政二)はU20東アジア選手権・女子400メートルハードルで銀メダルを獲得する活躍を見せている。ハードルブロックをさらに盛り上げてくれるであろう3人に、これまでの練習や今後の目標について伺った。
※この取材は4月1日に行われたものです。

日本代表として世界を目指す

ハードルを越える酒井 【早稲田スポーツ新聞会】

――入学式の感想をひと言ずつお願いします
酒井
 入学式に出席し、とても人が多いと感じました。また、早稲田の歴史や教授の話を聞いたことで、大学4年間の過ごし方を考える時間になりました。

相場 スポーツを(実生活に)どのように生かしていくかを意識しながら、4年間勉強していきたいと思いました。

ガードナ 校歌や紺碧の空をみんなで歌い、スポーツ科学部自体も一つに団結したように感じ、胸が熱くなりました。早大での4年間で、しっかりと文武両道に励みたいと思います。

――お互いの第一印象を教えてください
酒井
 相場くんはU20日本選手権で初めて会い、最初は結構おとなしいイメージでした。寮生活を1カ月近く一緒に過ごす中で、とても面白くて気が合うと感じました。4年間共に頑張っていくことができる仲間だと思います。レイチェルさんは国体(特別国民体育大会)の時に初めて話しました。明るくて元気なイメージがあります。

相場 酒井とはU20日本選手権の時に初めて話し、とても自信に満ちていると感じました。(私と)同じハードルブロックで練習している酒井と、切磋琢磨(せっさたくま)していきたいです。レイチェルさんは明るくて、周りを和ませる存在です。

ガードナ 酒井くんは国体の表彰式の時に初めて会いました。入寮前にわからないことを教えてくれたので、すごく頼もしい印象です。相場くんは、仮入部した時に初めて顔合わせをしました。一緒にハードルドリルをやってくれた優しい人です。

――早大に入学を決めた理由を教えてください
酒井
 早大は世界を見据えており、私も日本代表として世界を目指すことを目標にしています。私の目標と最も一致していたため、早大に決めました。

相場 (佐久長聖高の)顧問の早川先生(早川恭平監督、平26スポ卒=長野吉田)の母校であるということに加え、世界で戦える環境が整っていると考えたので、早大への入学を決めました。

ガードナ 林美希さん(スポ3=愛知・中京大中京)や、(母校の)法政二高の先輩が早大に在籍しており、世界により近づくことができると思ったので早大に決めました。

昨シーズンは飛躍の年に

ハードルを越える相場 【早稲田スポーツ新聞会】

――昨シーズンの振り返りと、冬季の取り組みについて教えてください
酒井
 昨シーズンはインターハイでの優勝を狙っていましたが、思うような走りができず5位に散ってしまいました。秋には国体とU20日本選手権があったので、絶対にリベンジをするという気持ちを持って挑みました。その結果、U20日本選手権優勝と国体2位を獲得することができ、これまでの練習の成果が表れたと感じています。冬季は、スプリントの向上やお尻の筋肉の強化に努めました。

相場 昨シーズンは飛躍の年になったと思います。全国大会やインターハイに加え、U20日本選手権でも入賞できたので、満足感があります。その一方で、高校時代の記録にとらわれ続けてはいけないとも感じています。冬季はスプリントの重視と、体づくりに力を入れました。

ガードナ 昨シーズンは順位的に見たら良い結果だったと思いますが、記録的には全く納得のいくものではありませんでした。冬季はU20の合宿に参加して、日本を代表するコーチから走り方の基礎を学びました。早大では、記録、順位共に高みを目指して頑張りたいと思います。

――中学、高校の練習と大学の練習の違いについて教えてください
酒井
 高校は練習量や補強が多かったのですが、大学では自分で考えて練習することが増えました。先輩と一緒に切磋琢磨しながら取り組む中で、自ら考える力がより求められていると思います。量より質を重視するということが高校と大学の違う点だと思います。

相場 私も高校では練習メニューが全て提示されていました。大学でも全体で練習メニューが出るのですが、そこから自分に何が足りないかを考える必要があります。やりたい練習ではなく、やらなくてはならない練習を自分で選択しなければなりません。早大は日本のトップレベルで戦っている先輩が非常に多いので、先輩たちの意識を自分に取り入れることができることも、大学と高校で違うと思います。

ガードナ 高校では毎週同じような練習メニューが提示されて、それに従っているだけでした。大学では、一本一本走った後に先輩からアドバイスをもらうことができるので、高校に比べて何十倍も真剣に陸上に向き合っている実感があり、楽しいです。たくさん学ぶことがあり、新しいことにも気づくことができるので、すごくやりがいを感じています。

ハードルを越えるガードナ 【早稲田スポーツ新聞会】

――早大で陸上以外にやってみたいことはありますか
酒井
 将来、教員免許を取ろうと思っています。コーチング学や栄養学を学んで今後に生かせるようにしたいです。

相場 私の高校の顧問が、早大でコーチング学を学んでいました。その先生にすごく憧れているので、コーチング学を学びたいです。

ガードナ 私は陸上競技以外のスポーツも大好きです。スポーツ科学部にはいろいろなスポーツを経験してきた人たちがいるので、そのような人たちと話してみたいです。スポーツ科学部の授業で体のメカニズムや栄養学を学び、陸上に生かしたいと思います。

――大学1年目の目標とする大会とタイム、大学4年間で一番大きな目標をそれぞれ教えてください
酒井
 今年はU20世界選手権に出場して、メダルを獲得することが大学1年生での一番の目標です。49秒を出さないと話にならないと思っているので、400メートルハードルで49秒台前半を出したい思います。大学での一番の目標は、オリンピックで日本代表に選ばれることです。(オリンピックまでの)3年間で着実に練習を積み、日本代表になれるように頑張っていきたいです。

相場 私も大学1年生での目標は、U20世界選手権です。現在ハードルでは、古賀ジェレミー選手(順大)や髙城昊紀選手(宮崎西高)が活躍しており、すごくレベルが高いと思います。前半シーズンで13秒中盤を出せば(U20世界選手権の)選考基準に近づくことができると思うので、その水準を目標にします。そして、大学4年間で世界大会を一度でも多く経験できるような選手になりたいです。

ガードナ シーズン序盤から57秒台を出してU20世界選手権の出場権を獲得することと、関東インカレ(関東学生対校選手権)や日本インカレ(日本学生対校選手権)で結果を残すことです。最終的には大学4年間で日本を代表し、世界で戦える選手になりたいです。

――ありがとうございました!
◆酒井大輔(さかい・だいすけ)
2007(平19)年5月13日生まれ。四学香川西出身。スポーツ科学部1年。
◆相場遥心(あいば・はるし)
2007(平)年4月7日生まれ。長野・佐久長聖高出身。スポーツ科学部1年。
◆ガードナ・レイチェル麻由(がーどな・れいちぇるまゆ)
2007(平)年12月27日生まれ。神奈川・法政二高出身。スポーツ科学部1年。
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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