【ユニテックスシニアOP】欧州シニアで学んだ横田真一がシニア初優勝「ロフトを寝かす」風対策が功を奏す
「ハーフ終了して、首位と3打差ついていたから優勝は意識していませんでした」と横田真一(54)は振り返る。本人自ら「何が起こるかわからないのが僕のゴルフ」と語る通り、誰も予想しなかった大逆転の“横田劇場”が幕を開けた。
第1ラウンドの爆風から比べたら、最終ラウンドは穏やかな風。しかし南紀白浜に吹く風は「向きがバラバラで読みが非常に難しい」と選手は風の難しさを口する。
「今回は風が強かったので、1メモリ、ドライバーのロフトを寝かせたんです。僕はロフトが立ってるのが好きなんですけど、ロフトを立たせるとアップブローで打つので、球が高くなるんです。みんな低くなると思うんだけど、高くなるんですよね。風が左から来ている時はドローを打たないとダメなので、その経験は今週生きていると思います」と分析する。
アントニオ猪木さんが「人はあゆみを止めた時、そして挑戦をあきらめた時に年老いていくんです」という名言を引用して表彰式では優勝スピーチをした。
「何事もやってみないとわからないですよね。挑戦しつづけないと年老いていくっていうのが僕のテーマでもあります」と話す。
そんな横田は、今年1月に挑んだヨーロピアンシニアQTでは敗退したが、6日前にカリフォルニアで行われた全米シニアオープン1次予選会(セブンオークスCC)を3位通過したばかり。5月から6月にかけて開催される最終予選会に通過すれば、7月の本選出場も実現することになる。
大会ホストプロの奥田靖己もそんな横田を応援する先輩プロのひとり。「横田くんはゴルフの向上心がすごいだけじゃなく、気遣いもできる。この大会を最初から一緒に盛り上げてくれて、彼の優勝は本当に嬉しい」と、表彰式を見守った。
横田は「奥田さんはヨーロピアンシニアに挑戦した選手で、多彩な技が魅力な先輩です。僕のYouTubeチャンネルにも出演してくれるのですが、ファンもすごく多くて人気なんです。そんな奥田さんのホスト大会で優勝できたことは、僕にとっても嬉しい」と笑顔を見せた。
シニアツアーは開幕したばかり。2026年は横田の優勝を皮切りに今シーズンの盛り上がりが期待される。
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