前走の走破タイムと上がり3ハロンが速い馬から狙える裏付けデータ/佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。
上位人気の信頼度は高い一方、半数で3連単万馬券
競馬リポーターの大恵陽子です。
今夜の佐賀最終レースは「3歳」「ドリーム」「1400m」という条件。
「ドリーム」とは、賞金下位から順に編成されたレースのことです。
まずは今夜と似た条件で行われた最終レースの傾向から見ていきましょう。
2025年以降、1300m~1400mで行われた3歳ドリームは12レース。
人気では上位人気の信頼度が高くなっています。
単勝3番人気以内の馬が複数頭、3着以内に入ったのは12レース中8レース。(緑マーカー)
一方で、3連単万馬券の頻度も高く、6回出現。
1番人気が4着以下に敗れるか、1番人気が勝って2~3着に7番人気以下が入るパターンが多いです。
続いて位置取りについて。
小回りコースでは前有利となりますが、5番手以内の馬で3着以内を独占したのは3レースのみ。(青マーカー)
逃げ馬は6勝を挙げますが、2~3着は0で、極端な結果となっています。
6番手以下からの差し馬が3着以内に入ったのは12レース中9レースで、延べ13頭。
差し馬にも注目すべき一戦です。
前走のレースレベル
A.3月28日 SAGAリベンジャーズドリーム3歳6組
B.3月29日 3歳5組(UMATENA大原萌生誕賞)
C.3月29日 SAGAリベンジャーズリミテッド3歳
パッと見、前走どの組が強そうなのか判断が難しいところ。
押さえたいのは「レース名称」と「組数」です。
判断しやすいように書き直すと、こう。
A.ドリーム
B.3歳5組
C.リミテッド
Aのドリームは賞金下位から順に編成されたレースのこと。つまり、メンバーレベルとしては最下級になります。
その「ドリーム」の一つ上のメンバークラスがBの「3歳5組」。
組数が一つ上がった分、賞金を持っている馬(5着以内に入ったことのある馬)が増えます。
Cは佐賀デビュー馬限定のレース。
3歳のこの時期はJRAなど他地区からの移籍馬が増え、そうした馬の上位入着が見られます。
Cのレースでは3着が最高という馬が3頭でした。
レベルとしてはAとBの間といったところでしょうか。
まとめると、B>C≧Aのレースレベル。
こうしたレースレベルを考えると、同じ⑧着でもBで8着だった⑨クラウンプレゼンタと、Cで8着だった⑦ルーナクレシェンテでは前者を上位に考えたいです。
前走タイムの好走データ
レースレベルが上と話したBの「3歳5組」の馬たちの走破タイムは速く、同じ距離でもCの「リミテッド」はやや遅くなりました。
Aの「ドリーム」は距離が異なりますが、100mの違いでBと約7秒差ということを考えると、やや遅めでしょう。
前走タイムは過去データからも信頼の置ける数値。
前走(1300m~1400m)において、「走破タイム最速」と「上がり3ハロン最速」について調べたのが下表で、いずれも3着内率50%以上という好走率の高さとなりました。
勝率は「走破タイム最速」の方が高いですが、連対率や3着内率においては「上がり3ハロン最速」の方が高い結果。
しっかりした末脚を使える馬は2連系や3連系では信頼が置ける一方、差し届かないケースも多い、ということでしょうか。
では、気になる予想と買い目は?
レースレベルが上の「3歳5組」で5着でした。
その前走は序盤で両サイドの馬がポジションを取りに来たため、やや挟まれるような形で1列引くことになりました。
それでも最後まで走りは悪くなく5着。
ここではもう少し前付けできそうですし、タイムからも力上位でしょう。
⑪アメリカンロマンの前走は「ドリーム」でレースレベル自体は高くないのですが、注目したいのは末脚。
出遅れて出ムチを入れ、向正面では置かれる場面がありながらも、直線はいい伸びを見せて6着でした。
上がり3ハロン39秒8は今夜の出走馬中2番目に速いもの。
序盤の進みがもう少し良くなれば。
⑧ハイヴァンはJRAから移籍初戦の前走、吉村智洋騎手(兵庫)が乗ってビッシリ追って6着。
佐賀競馬公式HPに無料掲載のネット新聞「うまかつ.net」の陣営談話では「今回は装具変更も考えている」とのことで、前走で気合を注入されたことと合わせて効果が出れば。
⑫ハガクレトップは前走「リミテッド」で7着。
直線も渋く伸びて、上がり3ハロン39秒5は今夜の出走馬中最速です。
⑨クラウンプレゼンタは前走、序盤でダッシュがつかず後方から。
3コーナー付近では走りに違和感がありましたが、「真剣実もなかったから、今回は装具変更の予定」との陣営談話で、気性の問題なのかも。
変わり身に期待。
買い目は
3連複軸1頭 ③-⑧⑨⑪⑫ 6通り
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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