絶好枠に入った逃げ馬か、JRAから移籍2戦目の期待馬か/佐賀・佐賀がばいスプリントデータ分析
4月12日佐賀6レース 18時05分発走予定
2024年に創設された短距離重賞。同距離の重賞は1月にゴールドスプリントがあるが、そちらは地方全国交流なのに対し、当レースは地元馬限定だ。
ここではレース創設の24年からの過去2回の当レースの成績に加え、同舞台の佐賀ダート1300mの2025年の成績から傾向を探る。
1番人気が連勝中
逃げ有利の舞台
ただ、同舞台の佐賀ダート1300mで見ると傾向は変わり、逃げが最も好走率が高く、3着内率は5割を超える。そこで当レース2回について精査すると、逃げたのは10番人気と6番人気。それであれば、3着以内0回でも不思議なく、当レースの傾向というより個別の馬の能力の影響を受けている。基本的にこの舞台の昨年1年間の傾向[表2-2]を信用する方がいいだろう。
最内枠の逃げ
まずは「先手を取りやすい馬番」から。下表では折れ線グラフが各馬番から逃げた馬の頭数を表している。最も逃げた馬が多かったのは4番枠と6番枠。ほとんど差がなく1番枠と2番枠が続く。
続いて「逃げ粘りが多い馬番」では、最内枠と大外枠の好走率の高さが目立つ。ただ、大外12番枠はフルゲート割れで存在しないレースも多々あるため、逃げの頭数は少なく出やすいが、それにしても逃げた頭数が昨年1年間で6頭のみというのは少ない印象だ。先手を取り切るには大外枠からでは距離ロスが生じるのがその要因だろう。
これらを総合して考えると、逃げたい馬にとっては最内枠が一番好ましいということになる。
上がり38秒0未満
下表は過去2回で差し・追い込み馬の上がり3ハロン別成績。3着以内に入った馬はいずれも38秒0未満の末脚を繰り出しており、同等の上がりを出した実績のある馬がいれば、狙うのも面白そう。
前走タイム最速馬は3着内率75%
まずは前走の走破タイム。出走馬中、前走タイムが最も速かった馬の場合、当レースでは1勝、3着2回で3着内率75.0%と高い好走率を誇る。24年は前走1800mで比較対象がなかった馬が勝ち、前走JRAの馬が2着と、データ対象外の馬が好走する例もあったが、該当馬は積極的に狙いたい。
今回と同舞台で1月に行われるゴールドスプリント5着以内の馬も好走率は悪くない。地方全国交流重賞のため、そこで掲示板に入った馬は実績上位と捉えていいだろう。
JRA3勝クラス1桁着順
データからの推奨馬は?
②1番枠の逃げ馬
③近走で上がり38秒0未満の実績ある差し馬
④前走タイムが最速
⑤ゴールドスプリント5着以内
⑥JRA3勝クラスで1桁着順(直近5走)
デルマベルセブブは高知時代、逃げて11連勝を挙げた馬。
逃げ馬には絶好枠の最内枠に入った。佐賀移籍後、重賞初出走となった前走・九州クラウンは4着に敗れたが、勝ち馬からは1馬身半以内の差。その前走タイムは最速で、好走データにも当てはまる。
②④に該当。
ツークフォーゲルはJRA3勝クラスから移籍2戦目。
JRA最終出走時は16着で、⑥の「1桁着順」という好走条件には該当しないが、移籍から日が浅い方が好成績を残す傾向にある点はプラスだ。
移籍初戦の前走は4コーナーで大外を勢いよく伸びて勝利。勝ちタイムは前述のデルマベルセブブに並ぶ最速タイで、上がり3ハロン37秒5。
佐賀でまだ底を見せていない戦績から、1番人気に支持される可能性も。
①③④に当てはまる。
ロードミッドナイトは24年佐賀オータムスプリントで重賞勝ちのある馬。
逃げや番手外で運んだ方がいい走りを見せるタイプで、外枠はプラスだろう。
今年のゴールドスプリントでは2着。
⑤に該当。
スマートラプターもゴールドスプリント3着で⑤の好走データに該当。
エイシンアンヴァルもゴールドスプリント4着に加え、直近5走で上がり3ハロン38秒0未満が2回。
③⑤に当てはまる。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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