サキドリトッケン地元復帰戦!チューリップ賞で上がり3位の末脚ふたたびか、逆転狙うは9番枠からの前付け/佐賀・ル・プランタン賞データ分析
4月5日佐賀6レース 18時05分発走予定
全国の地方競馬から3歳牝馬の集まる一戦。今年の注目は何といっても地元のサキドリトッケンだろう。佐賀の2歳重賞を完全制覇し、前走はJRA遠征してチューリップ賞GIIでJRA馬にヒケを取らない末脚を見せた。再び地元に戻っての一戦は、遠征馬を迎えたとしても負けられない立場だろう。
しかし、勝負事はやってみなければ分からない。同馬をおびやかす存在はどんな馬なのか。ここでは2016年~25年の過去10回のデータを元に分析する。
※2020年は2着同着
地元・佐賀が好成績
今年の遠征馬は高知、川崎から各1頭で、川崎は22年ケウが勝利を挙げた。
1番人気は3着内率90%
中心は先行・差し
9番枠から先行・差しで3着内率80%
小柄でも400kg台ならOK
チャンスはサキドリトッケンより前
こうした核となる馬がいる場合、相手選びはどう考えたらいいだろうか。下表はサキドリトッケンがこれまでに重賞を勝った時の2~3着馬の位置取りをまとめたもの。5レースすべてにおいてサキドリトッケンより前で運んだ馬が3着以内に入った。(オレンジマーカー)
サキドリトッケンはJRA遠征したチューリップ賞でもJRA馬に見劣りしない末脚を使っており、同馬より後ろから運んで差し切るプランはたしかに現実的ではないかもしれない。そのため、上位に粘り込む、あるいは逆転を考えるならサキドリトッケンよりも前付けということになるだろう。
データからの推奨馬は?
②先行・差し
③9番枠の先行・差し
④サキドリトッケンより前付け
中心はサキドリトッケン。
前走は初めての輸送で阪神競馬場でのチューリップ賞に出走した。その後、短期放牧を挟んで帰厩したが、輸送や初めての環境を経験したからか、テンションの高さがあった同馬に落ち着きが見られているという。
前走時438kgと小柄な牝馬ではあるが、当レースでは400kgを超えていれば小柄でも好成績。差し馬も好成績で、末脚が武器の同馬には好舞台だ。
①②に該当。
ミスティライズ(川崎)は門別1100mでデビュー勝ちを収め、2歳重賞で2度の2着のある馬。川崎移籍初戦となった前走で2勝目を挙げた。
これまでのレースぶりから外目をスムーズに走れた方が力を発揮できそうなタイプ。その点、外目の枠が当たった点はプラスで、加えて9番枠は当レースで抜けた好走枠だ。
短距離を中心に使われてきたこと+外枠で、おそらくある程度前の位置につけてサキドリトッケンを待ち構える形になりそう。あとは初めての1800mや、コーナー6回の競馬に対応できれば。
②③④に当てはまる。
トサノデイジー(高知)は高知デビューの2勝馬。
1800mは昨年暮れに地元の準重賞で一度経験がある。4コーナーでは先頭を捕まえにいく勢いだったが、直線で後続に交わされて5着。
これまで2度出走した準重賞や重賞ではまだ3着以内に入れていないが、高知所属馬は佐賀へのコース替わりで走りが良くなることもあるだけに、軽視はできない。
②に当てはまる。
地元佐賀の馬はサキドリトッケンとの勝負付けが済んでいる、あるいはその舞台になかなかたどり着けなかった馬が多く、ピックアップが難しい。
その中でチャンスがありそうなのはテクノストロベリーか。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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