勝って困ることはありますか?選抜高校野球。東北勢2校が金銭的支援のお願い。8強入りした八戸学院光星。初戦突破の東北も。1試合当たりの費用は2千万円。決勝へ行けば1億円

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
勝って困ることはありますか?選抜高校野球は8強入りする学校が出てきた。その中で、東北の2校が異例のお願いをしている。金銭的支援だ。青森の八戸学院光星高と宮城の東北高。1試合当たり費用が2千万円かかるという。決勝へ進めば総額1億円。甲子園で戦うのも楽じゃない。

八戸学院光星は選抜開幕日の19日にいきなり初戦。広島の崇徳に15-6で大勝した。5日後の2回戦では滋賀学園に5-4で競り勝ち、勝負強さを見せて8強入りした。

2年ぶりに春の甲子園に帰ってきた八戸学院光星。そして甲子園で8強入りするのは2023年夏以来。ただ、選抜で8強入りするのは2012年までさかのぼる。この時は準優勝に輝いた。2011年夏から3季連続甲子園準優勝という日本一に限りなく近づいていた。

その後は8強入りしても、なかなか準決勝へ進むことができなかった。今回8強入り。その先へチームの意気は高まっている。

その中で、同校のSNSで異例のお願いが出された。資金援助だ。1試合2000万円かかるという。この額に驚きだが、近年の物価高、そして中東情勢の悪化による原油価格の上昇も影響しているのだろう。

同校は決勝まで進むと1億円かかるとも伝えている。準々決勝、そして準決勝翌日は休養日となっているため、滞在が長くなってしまうのも一因だろう。

夏の甲子園に比べると、選抜は相対的に認知度が低い。寄付金もなかなか集まらないのかもしれない。それでも、お金はかかる。

初出場、あるいは久しぶりの甲子園ともなれば、卒業生らからの寄付も集まるだろうが、強豪ゆえに甲子園に出ることに「当たり前」感があるかもしれない。スペシャル感がないために寄付が集まらないのではないか。あるいは物価高の影響で、寄付に回せる余裕がないとも考えられる。

そして、この厳しい懐事情は宮城の東北高も同じだ。3年ぶり21回目の選抜出場を果たした。2003年夏にはダルビッシュ有投手が2年生エースとして活躍。甲子園準優勝を果たした。翌春にも8強入りしている。

メジャーリーガーのレジェンド投手が輩出した高校でも金銭面の苦労を強いられている。

今回、23日の初戦で新潟の帝京長岡を5-1で下して2回戦進出。8強入りをかけて、26日に香川の英明と対戦する。

東北も25日にSNSで寄付のお願いを出した。「勝ち進むにつれ、野球部や応援団の宿泊費・交通費の負担も大きくなっています」と実情を伝えている。

勝ち上がると、金銭面で厳しくなる。「嬉しい悲鳴」とはいえない厳しい状況だ。選手たちにはプレーに集中してほしい。勝てなかった理由が、お金の不安というのでは、あまりにも切なすぎる。

選手たちが全力プレーできる環境を。東北勢の資金の悩みが解決することを願ってやまない。
見出し画像:響あづ妙
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