球春2026 スターゼンカップ春季全国大会 出場チーム紹介 vol.7『浦和ボーイズ』
中学部は全国から48チームが参加し、トーナメントの頂点を目指す戦いが始まる。
このシリーズでは大会の開幕に先立ち、全国の予選を勝ち抜いた話題のチームや出場チームを紹介する。
シリーズ第7回は、創設17年目で初出場を決めた浦和ボーイズ(埼玉県東支部)。
創設17年目で初出場!
この一戦、勝利したチームが翌春の「スターゼンカップ 第56回春季全国大会」出場を決める戦い。
創設17年目で初の春季全国大会出場を目指す浦和ボーイズと、2年前の春の全国大会を制覇した春日部ボーイズの決勝戦となった。
試合は1回裏、春日部が早くも先制する。
浦和のエース左腕・若山大志(わかやま たいし)が立ちあがりに捕まる。
無死満塁から走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、3点のビハインドを背負う。
浦和も負けていない。今大会好調な打線がすぐに反撃を開始。
2回表1死三塁のチャンスを作ると、柳瀬滉太(やなせ こうた)が中前にタイムリーを放つ。
さらに攻め同点とすると、2死満塁から伊藤 龍之介(いとう りゅうのすけ)が勝ち越しの2点タイムリーで一挙5得点。
逆転に成功する。
さらに4回表に浦和は再びチャンスメイクに成功。ビッグイニングを迎える。
2死満塁のチャンスに今野太陽(こんの たいよう)の走者一掃の二塁打など一挙7得点。
12対3と大量リードを奪う。
初回に失点したエースの若山は、
「すぐに逆転してくれたので、やるしかないと開き直りました」
のコメント通り、2回以降は立ち直り、春日部打線の得点を封じた。
5回途中から継投した佐伯魁斗(さえき かいと)は5回に1点を失うも、最小失点で凌ぎ、みごと5回コールドで勝利、創設17年目にして初の春季全国大会初出場を勝ち取った。
「全員レギュラー、全員控え」が合言葉。全員野球で頂点を目指す
3年生が36名、2年生が54名、そして60名を超える新入生が入団した。
大所帯ながら、全員が同じ練習をすることを貫く。
監督の中山典彦(なかやま のりひこ)は「自分で考える力を身につけ、人間力を磨いて欲しい」と全員に同じ練習を課すことで、指導理念や練習方針を伝えている。
すべからく全員に大きな愛情を注いでいるのだ。
初代代表の宍戸鉄弥(ししど てつや)、同副代表の古賀 悟(こが さとる)、同監督の伊藤忠義(いとう ただよし)、外野コーチの三浦光彦(みうら みつひこ)に現監督の中山を加えた東北高野球部のOB5人衆に、現副代表の吉田佳子(よしだ けいこ)を加えた6人が中心になって立ち上げた。
創立当時は専用グラウンドもなく、高校のサブグラウンドや児童公園の小さなスペースで練習する日々が続いた。
育成を最優先に考える指導が地域の共感を集め、多くの人を惹きつけるチームとなっていく。
選手の成長を最優先に考える指導は、多岐にわたる。
神経系が伸びるゴールデンエイジの選手にはラダーやリズムトレーニングを行い、12歳以降は循環器系など成長に応じたトレーニングを行っている。
また、野球を始めた頃のワクワク感を失わせないように、30ヶ条のハウスルールも存在する。
トレーニングや規律の意図をしっかり理解させ、自立するような指導をしているので、不平不満も出にくいという。
「選手を自立させるために叱ることもあるが、信頼関係が必要。叱られたあと、笑顔でまた野球をやりたいと思わせて帰らせることを意識している」と中山は笑顔で話す。
このチームは谷間世代と言われていたが、選手たちがみごとに成長し、チーム力で全国大会出場を果たした。
「全員レギュラー、全員控え」
中山の育てた選手たちが、全国の舞台で勇躍し輝きを放つ姿に期待したい。
(原稿:広報委員会 文中敬称略)
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