セレッソ大阪【百年構想リーグ第8節 C大阪vs.神戸】前半はゼロトップが機能し、CKから井上黎生人が先制点。後半に追いつかれるも、PK戦で勝利して“ヨドコウ桜スタジアム”ラストマッチを飾る
今季ここまで7試合連続で先発を張っていた櫻川ソロモンがベンチスタート。注目された前線は、本間と柴山が2トップの位置に入った。もっとも、彼らは前にいるだけではなく、真ん中から降りてきてボールを受け、中盤で数的優位を作りながら前進。「センターバックに捕まらない位置や、相手のボランチに見られない位置にタイミングよく落ちて、ボールを触って、また前に出る。相手の目線をずっと変えながらプレーしていました」と試合後に話したのは柴山だが、神戸の選手たちに誰が誰を見るのかハッキリさせないまま試合を進めていった。「より距離感を縮めるために、『ダブルボランチ、ダブル10番』という形でゲームをコントロールしていこうという発想で、今日の戦い方になりました」と今節の意図を述べたアーサー パパス監督。“ゼロトップ”の2人が下がると田中駿や石渡が前に出る場面もあり、左サイドのチアゴ アンドラーデも効果的に使った。11分、柴山のスルーパスからチアゴが左サイドのスペースを突破してクロス。DFにクリアされるもここで得たCKが先制点につながっていく。1本目はショートコーナーを選択。相手の目線を変えると、セカンドボールを拾った阪田がドリブルからシュート。惜しくもGKに防がれたが、次のCKで先制に成功する。柴山のニアへのキックに井上黎生人が合わせた。前半の中盤は守備ブロックの位置が下がり、神戸にボールを持たれて押し込まれる時間も。19分、33分とCKやロングスローのセカンドボールを拾われミドルシュートを受けたが枠外に飛んだ。39分、中央でパスを受けた柴山がドリブルで運んでシュートを放つと、前半アディショナルタイムにも決定機。最後はチアゴが中に切り返して右足で絶妙なクロス。飛び込んだ阪田がボレーを放ったが、クロスバーを越えた。
(文=小田尚史)
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