国立での頂上対決! 古巣・鹿島に挑む昌子源選手、試合直前インタビュー

FC町田ゼルビア
チーム・協会

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3月18日(水)、FC町田ゼルビアは『MUFGスタジアム(国立競技場)』で昨季のJ1王者・鹿島アントラーズと激突する。今季も強さを継続し、首位を走る鹿島と2位・町田の戦いは今後の行方を左右する序盤戦の大一番だ。聖地での重要な一戦を前に町田の主将・昌子源選手にインタビューを実施。古巣との戦いに向けて、思いを語ってもらった。
今、鹿島は間違いなく一番強い

------ここまでのチームの手応えについて。
「(第3節・)東京V戦ではPK戦で敗れましたが、90分で考えれば今年は負けていません。東京V戦を除けば、(90分で)勝ち切れていないのも、(第2節・)水戸戦と(ACLEラウンド16第1戦・)江原FC戦だけですし、チームとして素晴らしいパフォーマンスだと思います。メンバーも昨年からそんなに大きく変わっていない中で、連戦でも大きく入れ替えずにここまで来ています。その中で(ACLE・GS第8節・)成都蓉城戦は、ほとんどメンバーが替わり、徳村楓大がデビューしたり、普段なかなかチャンスのない選手たちが躍動してくれて、素晴らしい試合ができました。そして途中出場が多かったテテ(・イェンギ)とシラ(白崎凌兵)がリーグ戦でもスタメンに名を連ねるようになってきました。もちろんケガや体調不良などで多少メンバーが代わる中でもみんなが『誰かの代わり』ではなく、『自分がそれ以上のものを見せる』という思いでプレーしてくれている。チームとしてかなり上向きの矢印が向いていると思っています」

------アジア8強を決めたこともチームにとっては大きいのでは?
「大きいですね。ラウンド16を戦う時に(下田)北斗君が言ってくれました。『すべての意味がなくなるわけではないけど、やはりみんなが一生懸命頑張って出たアジアの大会がラウンド16で終わってしまうと、もったいない形になる。それは良くないし、グループステージの一つとしてここもしっかり勝利することが大事』というのは、本当にそのとおり。レギュレーションとしてもラウンド16はグループステージで1位通過したアドバンテージを感じづらいですが、UEFAチャンピオンズリーグなど世界的に見てもそういう大会方式でやっている。僕たちは順位が上で終えられたプライドもあるし、ラウンド16を勝ち切れたことは本当に大きかったですね」

------個人としてのここまでのパフォーマンスは?
「決して悪くないと思います。東京V戦は欠場しましたが、ひさびさに外から試合を見た中で、町田の選手たちは本当に堂々としているなと感じました。2失点した終盤の数分間はドタバタしていましたし、そこに自分がいない申し訳なさはありました。そこに自分がいたら結果を変えられたのかなと少し思いつつ試合を見ましたが、確かに危ないシーンはサッカーをやっていれば一つや二つはあるし、その中でもみんな慌てることなく堂々とした姿を見た時に安心感がありました。
 その後、自分が復帰した時にどういうパフォーマンスができるかを考えた千葉戦でした。『自分が戻ってきた意味』をすごく考えながらプレーした試合でしたね。結果的に2-1で、1失点はしてしまいましたが、自分が帰ってきた最初の試合で勝てた。先に2-0に持って行った展開は東京V戦と似ていたので、ここでの自分の仕事をよりハッキリさせた試合でした。コンディションやパフォーマンスを含めて、自分の存在、チームへ与える影響力を再認識した試合が、外から見た東京V戦を経てからの千葉戦でした。パフォーマンスも納得している部分としていない部分はありますが、そういうのを抜きにした自分の存在意義をあらためて示さないといけなかったし、多少なりともできた試合だったと思っています」

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------そこから勝点を重ね、今節・鹿島戦は1位と2位の対決となりました。
「今、鹿島は間違いなく一番強いチームだと思います。僕も鹿島に何年もいたので分かりますが、らしくない試合、何かうまくいっていない試合でも勝つのが鹿島です。それを昨年は体現していたと思います。その中心は間違いなく早川(友基)だと思っています。昨年の終盤は早川のおかげで勝点を取った試合がかなりあった。もちろん、(鈴木)優磨やレオ・セアラ、(植田)直通、三竿(健斗)などポイントを挙げればいろんな選手がいますが、本当に最後のところを考えると昨年の早川は異次元でしたね。昨年の鹿島はそういう試合が多かったです。それが今年は内容も含めて安定している印象です。90分すべてを見ているわけではないですが、どっしり構えていて慌てない。『最後におれらは点が取れるから』という余裕が画面越しでも伝わってきます。今は確実に一番強いと思っています。それが順位にも表れています。東と西でも(勝点は)1位なので。やはり凄いですね」

------常勝軍団と言われた時のような強さが戻ってきている印象ですか?
「そうですね。リーグ三連覇をした時(2007~09年)は僕は鹿島に加入する前だったのですが、タイトルを再び獲り始めた2015~18年あたりは、確かに負ける気はしなかった。それこそ危ないシーンがあってもゼロで抑えて最後に1点を取ったり、セットプレーで取れたりしていました。その自信がクラブからみなぎっていました。ただ、僕が鹿島に帰った2023年もそうですが、近年はなかなか勝てなくなって『常勝軍団ではなくなっている』という言われ方もしていました。それでも昨年は9年ぶりにリーグタイトルを獲りましたし、そのことを忘れさせる、『9年も間があったっけ?』と思わせるのは凄いですよ。いつまで経っても僕が大好きなクラブであるのは間違いないですし、リスペクトは常に持っています。単純に凄いクラブだと思います。
 実は僕は鹿島にいる時に(強さが)分からなかった。鹿島時代に日本代表へ行って『鹿島って何であんなに強いの?』と聞かれても分からないんですよ。結果論から言うと、鹿島の強さは今も分からないです。でも、その凄さは外にいないと分からない。中にいたら分からないです。僕が海外に行った時は別として、国内だとG大阪に行って、今は町田にいますが、あらためて鹿島と何度も対戦して強さを実感します。対戦して思う強さもそうだし、第三者目線で見ている鹿島もそう。何がと言うと難しいですが、『こういうところなんだろうな』と思うシーンはいっぱいあります」

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明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド第7節
3.18(水)
19:30 KICK OFF
vs.鹿島アントラーズ
会場:MUFGスタジアム

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著者プロフィール

1977年、「サッカーの街・町田を代表するサッカークラブをつくる」という考えの下、地域の小学生たちを選抜して結成したFC町田トレーニングセンターを設立。裾野から頂点へと市民の力で自然発生的にクラブの強化のピラミッドを築き上げ、1989年にFC町田トップチームが誕生。クラブ名の「ゼルビア」は、町田市の樹である欅の英語名と、町田市の花であるサルビアを組み合わせて名付けられた。本拠地は町田GIONスタジアム。地域の皆様に愛され、地域の発展に貢献できる町のシンボルになるべく、「天空の城 野津田」というブランディングを行っている。

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