短距離に矛先向けたウルトラノホシ、高知から移籍後2連勝中デルマベルセブブなど揃う/佐賀・九州クラウンデータ分析
3月15日佐賀6レース 18時05分発走予定
古馬の短距離重賞。佐賀競馬で最もレース数が組まれるダート1400mというポピュラーな舞台設定となっている。
今年は短距離路線に矛先を変えたウルトラノホシや、高知から移籍2連勝中のデルマベルセブブなど多彩なメンバーが揃った。
ここではレース創設の2022年~25年の過去4回のデータを元に分析する。
1~2番人気の3着内率はほぼ100%
最も人気薄での上位入着は昨年3着のテイエムフォンテで6番人気だった。
逃げ未勝利も、さほど気にする必要なし
ところが、当レースでは逃げは未勝利で、3着が1回(ロトヴィグラス)あるのみ。ただ、過去4回中3回はロトヴィグラスによる逃げで、同馬は900mを大得意とする超短距離馬だった。単純に、同馬にとって1400mは距離が長かっただけで、レース傾向というよりは個別の馬の特徴が反映されたと考えていいだろう。
1~2枠は人気以上の好走
一方、内枠からも好走例も多く、1枠と3枠が2頭、2枠1頭。好走率という点では、内枠の方がやや優勢で、特に1~2枠は人気以上の好走が見られた。
5歳の人気馬に注目
最も高齢での上位入着は8歳で、22年データヴァリューと25年ダイリンウルフが差して2着、23年ロトヴィグラスが逃げて3着に粘った。
牡馬優勢
前走勝利組が勝率約5割
1行目の「前走をA1・A2以上で勝利」は、前走欄のクラス表記としては「A1・A2」「A1」「オープン」。前走がこれに該当するクラスで、1カ月以内に1400m以下で勝っていれば、勝率は5割近くに上る。
また、地元馬同士で直近に行われる古馬短距離重賞であるウインターチャンピオン(ダート1400m)で3着以内の組も連対率が高い。なお、近年は11月末~12月上旬に行われていたが、今回は11月16日の実施だった。
データからの推奨馬は?
②1~2枠
③5歳馬
④前走をA1・A2以上で勝利(1カ月以内、1400m以下)
⑤ウインターチャンピオン3着以内
ウルトラノホシは3歳時に船橋のダートグレード競走でJRA馬相手に4着に入るなど、若い頃から活躍していた馬。
その頃から主戦場は中距離で、昨年末には佐賀版有馬記念とも言われる中島記念(1800m)で2着だったが、近走の走りから陣営は距離短縮を決断。前走は準重賞だったとはいえ、距離短縮がハマって勝った。1400m以下の重賞は2歳秋以来となるが、今なら短距離の方がいい走りを見せるかもしれない。
①③④に該当。
デルマベルセブブは佐賀移籍後2連勝中。
高知時代は11連勝を果たし、A級でも勝った実績馬だ。前走はA2クラスのレースで、④には該当しないが、おそらく2番人気以内に支持されるだろう。
①に当てはまる。
エイシンアンヴァルは前走、A1・A2で勝ち、④に該当。
ウインターチャンピオン2着のデジタルサイオンは5歳馬で、③⑤に該当。
同レース3着テイエムフォンテは⑤に当てはまる。
また、データには該当しないが、スマートラプターは他地区から遠征馬を迎えた重賞・ゴールドスプリント(1300m)で3着。1400mに100m伸びてどこまで粘り込めるかが鍵だろう。
②の1~2枠には人気薄になりそうな馬が入った。
データ通り好走となれば、かなりの波乱を呼び起こしそう。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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