惜しい場面活かせず マインツ、シュトゥットガルトとドロー

1. FSVマインツ05
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【©Mainz05】

ダ・コスタがロスタイムに劇的同点弾、マインツが勝ち点1を確保

マインツは土曜午後、満員のMEWAアレーナで行われたシュトゥットガルト戦で2-2の引き分けに終わり、これで3試合連続のドローとなった。

試合序盤はシュトゥットガルトが圧倒的に主導権を握ったが、その時間はわずか20分。そこからマインツが試合の流れを掴み、ペースを握った。前半のリードはウルス・フィッシャー監督率いるマインツのものにふさわしく、イ・ジェソンのヘディングゴールによって決まった。

後半もマインツは前半の勢いを維持したが、追加点を奪うチャンスを幾度も逸した。するとシュトゥットガルトがエルメディン・デミロヴィッチとデニズ・ウンダフの連続ゴールで逆転に成功する。だが、ロスタイムにダニー・ダ・コスタがこぼれ球に素早く反応し同点弾を決め、チームに勝ち点1をもたらした。

フィッシャー監督は、前節レバークーゼン戦で引き分けたメンバーから1人を変更。カスペル・ポトゥルスキに代えてダニー・ダ・コスタを先発起用した。

シュトゥットガルトは、ピッチが一新されたMEWAアレーナで試合を優位にスタート。最初の決定機はマクシミリアン・ミッテルシュテットに訪れた。左サイドバックのコーナーキックはクリアされたものの、こぼれ球へのフォローシュートはマインツのゴールバーを越えてしまった(4分)。

5分後にはジェイミー・レヴェリングがクロスを放つも、デニズ・ウンダフは合わせられず。マインツは幸運だったものの、この2つのチャンス以外では前半20分間をしっかり守り切った。その後、自陣から攻撃を仕掛け始める。ベッカーがボールをヴィドマーに展開すると、同様に正確なパスがネーベルの前に通る。アカデミー出身のネーベルはゴール前にフリーで立っていたが、自らシュートせずフィリップ・ティーツへパス。間一髪でルカ・ジャケスが戻ってクリアした(20分)。

マインツが主導権を握る直前、前半最後のチャンスはチャンスはレヴェリングに訪れるが、至近距離からわずかに外れた(24分)。ティーツがこぼれ球に反応してシュートを決めた際には、マインツが先制したかと思われたが、審判マティアス・ヨレンベックにより、ビルドアップ中にニューベルへのファウルがあったとしてもゴールは取り消された(29分)。

ホームチームは攻勢を緩めず、取り消されたゴールのわずか1分後、フィリップ・ティーツがムウェネのクロスに合わせたが、ニューベルが冷静にセーブした(30分)。

その後、マインツが試合の主導権を握り、シュトゥットガルト守備陣に圧力をかけ続ける。ムウェネにも好機が訪れたが、シュートはゴールバーの上へ(32分)。さらに6分後、美しいベッカーのクロスがフリーのイ・ジェソンに渡ったが、ヘディングはゴールを捉えられなかった。しかしその1分後、遂にネットを揺らす。ネーベルのコーナーをティーツがファーでダ・コスタにヘディングで戻し、絶好の位置にいたイ・ジェソンが近距離からヘディングでブンデスリーガ通算27ゴール目を記録、マインツが先制(1-0)。

アシスタントコーチ、マルクス・ホフマンとの喜びの祝福は、まるで練習場からそのままピッチに飛び出してきたかのようだった。序盤はシュトゥットガルトが優勢だったものの、前半のリードはフィッシャー監督率いるマインツに完全にふさわしいものだった。

フィッシャー監督はハーフタイムでメンバー変更の必要を感じず、後半は前半よりもずっと良い入りを見せた。シュトゥットガルトは攻撃的に見えたが、最初の決定機はマインツに訪れる。佐野海舟がボールを受け、中盤を縦に突破するが、ペナルティエリア手前からのシュートはニューベルに阻まれた(49分)。

その後、ティーツが中盤でボールを奪い、ネーベルにパス。ネーベルは複数の味方にパスを選べる状況だったが、ベッカーへ送る。ベッカーはシュートを放つも、ここもニューベルがセーブ(55分)。

マインツが2点リードしていてもおかしくない展開であった。シュトゥットガルトは20分以降、相手ゴールを脅かすことができていなかった。マインツは何度も追加点のチャンスを作る。まずイ・ジェソンが力強いシュートを放つもわずかに枠外(65分)。続いてベッカーがシュトゥットガルトのペナルティエリア内でボールを奪い、ティーツへ送るも、ルカ・ジャケスのブロックでゴールならず。こぼれ球を拾ったネーベルが素早く反応してシュートを放つと、ポストに直撃する—シュトゥットガルトのゴール前は混乱状態となった。

一方、シュトゥットガルトも反撃を試みるが、途中出場のニコラス・ナーティによるヘディングシュートは大した脅威にはならなかった(68分)。

マインツの最初の交代は74分に行われ、ベッカーに代えて、かつてシュトゥットガルトに在籍していたシラスが投入。次の数分で起きた展開は、驚きを通り越して衝撃であった。まずエルメディン・デミロヴィッチが冷静に同点ゴールを決めると、その直後、これまでほとんど存在感のなかったデニズ・ウンダフが裏へ抜け出してシュートを決め、シュトゥットガルトが逆転(2-1)。マインツはわずか1分余りで勝っていた状況から一転、リードを奪われることになった。

フィッシャー監督は後半終盤にシルヴァン・ヴィドマーに代えてネルソン・ヴァイパーを投入。するとロスタイム、マインツは最後の努力が実を結ぶ。右サイドからネーベルが送ったクロスにムウェネが頭で合わせるもクロスバーに弾かれ、こぼれ球をダ・コスタが押し込んで同点に。マインツは総力を挙げて攻め、対戦相手よりも得点の可能性が高かったが、勝ち越し点を奪うことはできず、試合は2-2で終了。シュトゥットガルトにとっては、やや幸運な結果だったと言える。xG(期待得点)でも、マインツ2.84に対してシュトゥットガルト0.98と、試合内容を如実に表している。

この結果、マインツはブンデスリーガで14位に浮上し、25試合を終えて勝ち点24となった。次戦は木曜の夜、UEFAカンファレンスリーグラウンド16の第1戦でオロモウツにアウェイで臨む。3日後にはブンデスリーガに戻り、ヴェルダー・ブレーメンとのアウェイ戦が控えている。

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著者プロフィール

1. FSVマインツ05は、ドイツ南西部ラインラント=プファルツ州マインツを本拠地とするプロサッカークラブ。1905年創設の歴史を持ち、堅実なクラブ運営と戦術的完成度の高さで知られている。育成力にも定評があり、ユルゲン・クロップやトーマス・トゥヘルといった名将を輩出したクラブとしても有名。ブンデスリーガでは組織的な守備とハードワークを軸に、常に中位以上を争う存在として存在感を放っている。

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