マリーンズ戦記2026 3月8日 ファイターズ戦(エスコンフィールドHOKKAIDO) 一歩、前へと踏み出す勇気

千葉ロッテマリーンズ
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千葉ロッテマリーンズ サブロー監督 【画像提供 千葉ロッテマリーンズ広報室】

 3月8日。まだ白色の街並みが広がる北の大地。遠くの山々は静かに春を待つように凛とした姿で街を見守っている。朝から雪が強く舞った。
 
 エスコンフィールドで行われたファイターズとのオープン戦2試合目。五回の攻撃だった。一塁走者の岡がフェンス際への深いレフトフライでタッチアップ。二塁を陥れた。「選手にも一塁ベースコーチにも行けると思ったら、どんどん行けと言っている」とサブロー監督。そして高部の中前打でホームイン。次の塁を狙う強い気持ちが得点へと、つながった。続く上田の打席でも走って攻め続ける。一塁走者 高部はファウルとなったが、何度となくスタートを切って揺さぶりをかけた。結果的には併殺に終わった打席ではあったが、水面下の攻防はあまりにも激しかった。相手バッテリーがおもわず投球を外すなど、プレッシャーをかけ続けた。これぞマリーンズらしい攻撃であり、求めているスタイル。この攻撃が長いシーズンに入り、ジワリジワリとボディーブローのように効いてくる。効果を生み出していく。

 サブロー監督は「打ち待ちでは点が入らない。点を取るためにはどうすればいいかという部分。選手もボクもオープン戦やからと、どこか消極的な部分があった。きょうは途中でスイッチを切り替えたというか。色々とやっていかないとね」と説明した。

 七回にも足でどんどん次の塁を陥れていく。一死二、三塁の場面では2ランスクイズを敢行。勝ち越しのホームインこそリプレー検証の結果、覆りセーフがアウトとなったが、華麗なる走塁の連続だった。ファイターズも警戒心を強めるであろう走塁による波状攻撃だった
 
 「ファイターズ戦でやりたかった」と指揮官はキッパリと言った。そして「まだまだやりたいことはたくさんあるけどね」と不敵な笑みを見せて、言葉を続けた。

 一方では二回に守備が乱れた。不慣れな守備陣をファイターズに突かれた形となった。「ピッチャーに申し訳ないことをした」と指揮官は反省をした。ただ「見れてよかった。あそこは経験しかない。咄嗟の判断とかね。次は頭に入っているはず」と前を向く。

 「寺地がサード、セカンドの上田。不慣れなポジションの2人を狙って、隙をついてくる。そういうことをしてくるチーム。ああいうことができるチームになりたい。采配をしたい。参考にしたい」と刺激を受けた。
 
 風が吹くと、どこか春の匂いはする。雪の下で静かに季節が動こうとしている。立ち止まるより、一歩、前へと踏み出す勇気が垣間見えた北の大地での2日間だった。果敢挑戦。挑む者たちだけに新しい景色を見る権利はある。3月10日からは本拠地ZOZOマリンスタジアムでのオープン戦が始まる。さらに積極的に前へと進んでいく。
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