なでしこジャパン、アジアでの戦いに挑む AFC女子アジアカップオーストラリア2026

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【©JFA】

6チームが来年の女子ワールドカップへ

アジアにおける女子代表チームの頂点を決する、AFC女子アジアカップオーストラリア2026が3月1日(日)に開幕しました。同大会は、来年ブラジルで開催されるFIFA女子ワールドカップへのアジア予選を兼ねており、今回の女子アジアカップから6チーム(上位4チームと、準々決勝で敗れたチーム同士のプレーオフに勝利した2チーム)がブラジルへの切符を手にします。

女子アジアカップは今回が21回目の開催で、日本は2018年大会以来2大会ぶり3回目の優勝を目指します。約1年前に日本女子代表初の外国籍指揮官としてニルス・ニールセン監督が就任して以来、なでしこジャパンは試合の主導権を握るサッカーに取り組んできました。初の活動となった25年2月の2025 SheBelieves Cupではアメリカ女子代表を下して初優勝を収め、日本はその後も世界のトップランカーとの対戦を重ねてきました。

なでしこジャパンを率いるニルス・ニールセン監督。目の前の試合に勝つことに集中している 【©JFA】

新キャプテンの長谷川唯選手(マンチェスター・シティ)は、前回の代表活動であるMS&ADカップ2025の終了後、「やりたいサッカーが明確に全員に伝えられた中でチャレンジを続け、それが少しずつ積み上がっている」とコメント。チームとして手応えをつかみつつあるタイミングで、今回の女子アジアカップを迎えます。

守備を支える高橋はな選手と古賀塔子選手。MS&ADカップ2025ではカナダを無失点に抑えた 【©JFA】

グループステージでグループCに入った日本(FIFAランキング8位)は、西オーストラリア州の都市・パースでベトナム(同36位)、インド(同67位)、チャイニーズ・タイペイ(同40位)と対戦します。いずれも予選大会を勝ち上がったチームで、グループ上位2チームとグループA~Cの3位のうち成績上位2チームがノックアウトステージに進出します。ノックアウトステージではホスト国のオーストラリア、4大会ぶりの女子アジアカップとなる朝鮮民主主義人民共和国、前回大会優勝の中国といった実力チームと対峙することが予想され、戦いはさらに激化していきそうです。

池田太監督(当時)が率いた前回のAFC女子アジアカップインド2022、日本はグループステージを無敗で首位突破しましたが、中国との準決勝はPK戦の末に、2-2(PK3-4)で敗退しました。日本は現在のFIFAランキングでアジア最上位国として今大会に臨みますが、前回大会が示すとおり、アジアの過酷な戦いが待ち受けます。

総力戦を経て、さらなる成長につなげる

今大会に向けてニールセン監督が選出した26人のメンバーは、GK山下杏也加選手(マンチェスター・シティ)、熊谷紗希選手(ロンドン・シティ・ライオネス)、長野風花選手(リバプールFC)、田中美南選手(ユタ・ロイヤルズ)といった経験豊富な選手に加え、昨季のWEリーグMVPを受賞した山本柚月選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)、アメリカで活躍中の松窪真心選手(ノースカロライナ・カレッジ)など、成長著しい選手がリストアップされました。

谷川萌々子選手(写真左)と松窪真心選手は、フレッシュな力でチーム全体を底上げしている 【©JFA】

WEリーグで上位争いの立役者となっているGK大熊茜選手、成宮唯選手(ともにINAC神戸レオネッサ)や高橋はな選手(三菱重工浦和レッズレディース)も選出され、土方麻椰選手(アストン・ビラ)は今大会でなでしこジャパンデビューを目指します。

イングランドで奮闘する土方麻椰選手。昨年末から出場機会をつかみ、コンディションも上り調子 【©JFA】

ニールセン監督は「女子ワールドカップ出場権が懸かっているが、まずは一つひとつ(試合に)勝って、このトーナメントを勝ち切ることを考えている」とアジア制覇を目標に掲げました。また、試合間隔が中2~4日の戦いが続くため「コーチングスタッフとともに選手の状態を見極め、いかにコンディションを整えるかがチャレンジになる」と、総力戦に臨む姿勢を見せています。長谷川選手は「チームにはまだまだ伸ばせる部分がたくさんある。女子アジアカップも成長する過程の一つ」と位置づけ、今大会に向かいます。

3月21日(土)に行われる決勝戦の舞台は、シドニーのスタジアムオーストラリアです。FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023の決勝戦でも使用された会場で女子アジアカップを掲げるのはどのチームでしょうか。
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