【デンチャレ】5大会ぶりとなった関東対決。制したのは関東選抜B! 無敗・無失点の完全優勝!!

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【結果】『第40回 デンソーカップチャレンジサッカー 刈谷大会』本大会・決勝/順位決定戦

関東対決となった決勝は実力伯仲の接戦に 【©JUFA】


 3月1日(日)、ついに最終日を迎えた『第40回 デンソーカップチャレンジサッカー 刈谷大会』。決勝は、5大会ぶりとなる関東対決となった。

 ここまで1勝2分と苦しみながらも無敗でグループ首位に立った関東選抜A。Jクラブ内定選手5名を擁し、東海選抜相手に大量6ゴールで勝利したように、はまれば爆発的な得点力で相手をねじ伏せる力がある。対する関東選抜Bはグループリーグ3戦全勝で堂々の決勝進出。3試合いずれも無得点のクリーンシートで、安定した守備力を誇る。

 大会前にもトレーニングマッチを行っていたという両チーム。その時は関東選抜Aが5-2で関東選抜Bを下したが、この試合ではその雪辱を果たすかのように関東選抜Bがアグレッシブな攻撃を展開。立ち上がりから何度となくチャンスを作ると、22分に小池直矢(法政大学)の左からのクロスを小林俊瑛(筑波大学)が頭で合わせる。完璧なタイミングのヘディングシュートはしかし、バーを直撃してゴールならず。だがチャンスは続き、関東選抜Bは跳ね返りをキープすると皆川春輝(国士舘大学)が再びゴール前にボールを入れる。関東選抜AのGK・デューフエマニエル凛太朗(流通経済大学)も反応するが、こぼれたボールをすかさず小池が拾って横パス。23分、これを小林がきっちりと流し込んで関東選抜Bが先制する。
 対する関東選抜Aは、31分に関東リーグ得点王・本間凜(国士舘大学)が負傷交代するなどのアクシデントも。しかし替わりに入った東京V内定・平尾勇人(日本大学)や東海選抜戦でハットトリックの古谷柊介(東京国際大学)らが積極的に攻め、試合の流れは少しずつ関東選抜Aへ。後半に入るとさらに攻撃のギアを上げ、69分には左からのクロスに、後半から投入の髙橋輝がヘディングシュート。だがこれは関東選抜BのGK、菊池悠斗(東海大学)が左手1本でセーブ。こぼれ球に平尾が詰めるが、これもDFがクリアー。80分には古谷から右サイドを崩し柏内定・常藤奏(中央大学)にパス。常藤が入れたグラウンダーのクロスは福岡内定・北浜琉星(中央大学)がスルーし、ファーサイドの髙橋の元へ。だが髙橋のシュートはバーの遙か上に。関東選抜Aは絶好機を決めきれない。関東選抜Bが1点リードのまま試合はアディショナルタイムに突入。45+1分、関東選抜Aは古谷の右からのクロスを北浜が頭で合わせるが、これにもGK菊池が反応して弾きだし、関東選抜Aはゴールを割ることができない。
 関東選抜Aの猛攻も実らず、関東選抜Bが先制点を守り切って0-1でタイムアップ。関東対決を制した関東選抜Bが4連勝、無失点で優勝を果たした。

関東選抜Bは前半に挙げた小林俊瑛(筑波大学)のゴールを守り切って無失点優勝を果たした 【©JUFA】



 決勝の前には、順位決定戦の3試合が同時刻開催で行われた。

 3位決定戦では関西選抜とプレーオフ選抜が対戦。試合は立ち上がりから関西選抜が主導権を握り、開始早々の7分に上岡士恩(大阪体育大学)が倒されてペナルティーキックを獲得。これを真田蓮司(関西大学)がきっちりと沈めて関西選抜が先制すると、33分には伊藤翼(京都産業大学)からのロングパスに京都内定・山本楓大(関西学院大学)が反応。先田颯成(関西学院大学)につなぎ、最後は真田が相手DFと交錯しながらも押し込んで追加点。さらに前半終了間際の44分と45+1分、いずれも宮川大輝(関西大学)のパスを先田が決め、立て続けのゴールで4-0に。プレーオフ選抜を大きく突き放して前半を終えた。
 プレーオフ選抜も前半終了間際の44分に大坂悠斗(八戸学院大学)、ハーフタイムに山田蒼と岡留零樹(ともに福岡大学)を投入して立て直しを図るが、ゴールまでは至らない。逆に74分、関西選抜は宮川のスルーパスに抜け出した先田がダメ押しの5点目を決めハットトリックを達成。関西選抜が5-0と圧勝し、3位となった。

 実に3年連続の対戦となったU-20全日本選抜と日本高校選抜の5位決定戦。過去2年間はいずれもU-20全日本選抜が勝利を収めており、この試合も立ち上がりはU-20全日本選抜が主導権を握る展開に。だが16分、池戸柊宇(大阪体育大学)が前線に抜け出した古川蒼真(流通経済大学付属高校)を倒して退場になると、試合の流れは大きく日本高校選抜に傾く。直後のペナルティーキックはU-20全日本選抜GK・原田眞透(日本体育大学)が止められて0-0で折り返すものの、後半開始早々の46分、前半にペナルティーキックを止められた宮本周征(帝京高校)が、こぼれ球を豪快に蹴り込んで日本高校選抜が先制点を挙げる。
 対するU-20全日本選抜も直後の47分、皿良立輝(京都産業大学)のコーナーキックを岡部タリクカナイ颯斗(東洋大学)が頭で合わせて同点に追いつく。しかしひとり少ないU-20全日本選抜は劣勢を強いられ、終盤の85分にコーナーキックからの混戦の中で決め、日本高校選抜が勝ち越し点を挙げる。日本高校選抜はこのリードを守り切り1-2で勝利。"3度目の正直"で"兄貴分"のU-20全日本選抜に勝利し、歴代最高位となる5位の座を手にした。

 7位決定戦の東海選抜対北海道選抜の対戦も、2年連続の"因縁対戦"となった。昨年は1-1のままPK戦に突入。PK戦でも両者一歩も譲らず、実に17人目で決着がつく接戦となった。この試合に敗れて"プレーオフ落ち"となった東海選抜は、今年のプレーオフ大会で優勝し1年で本大会に復帰。そして再び北海道選抜と本大会残留を懸けて戦うことになった。
 試合は立ち上がりから東海選抜が圧倒。しかし北海道選抜の粘り強い守りに攻めあぐね、無得点のまま前半を終える。スコアが動いたのは後半序盤の55分。東海選抜はショートコーナーを起点にチャンスを作ると、那須琳斗(中京大学)の左からのクロスに佐藤翼(静岡産業大学)が頭で合わせて待望の先制点。その後も主導権を握る東海選抜が追加点を狙うが、決めきれずに1-0のままタイムアップ。東海選抜が昨年の雪辱を果たし、北海道選抜を下して7位に。本大会残留を決めた。一方、最下位となった北海道選抜は来年度プレーオフ大会から本大会出場を目指すことになる。


 決勝戦後に行われた閉会式では、最終順位と大会優秀選手、宇野勝賞(最優秀選手)が発表された。宇野勝賞には、無失点優勝を果たした関東選抜Bの最終ラインを支えた川合陽(明治大学)が輝いた。


(文・飯嶋玲子)

試合結果と得点者


【決勝】
関東選抜A 0(0-1)1 関東選抜B
 得点者)【関東B】小林俊瑛

【3位決定戦】
関西選抜 5(4-0)0 プレーオフ選抜
 得点者)【関西】真田蓮司×2、先田颯成×3

【5位決定戦】
U-20全日本選抜 1(0-0)2 日本高校選抜
 得点者)【U-20】岡部タリクカナイ颯斗【日本高校】宮本周征×2

【7位決定戦】
東海選抜 1(0-0)0 北海道選抜
 得点者)【東海】佐藤翼

【©JUFA】

最終順位


優勝:関東選抜B
準優勝:関東選抜A
3位:関西選抜
4位:プレーオフ選抜
5位:日本高校選抜
6位:U-20全日本選抜
7位:東海選抜
8位:北海道選抜

優勝:関東選抜B 【©JUFA】

準優勝:関東選抜A 【©JUFA】

第3位:関西選抜 【©JUFA】

宇野勝賞(最優秀選手)


川合陽 (関東選抜B/明治大学・3年)

【©JUFA】

優秀選手


■GK
菊池悠斗 (関東選抜B/東海大学・2年)
デューフエマニエル凛太朗 (関東選抜A/流通経済大学・3年)
海本慶太朗 (関東選抜A/早稲田大学・3年)

■DF
小林隆 (関東選抜B/日本体育大学・3年)
桒原陸人 (関東選抜B/明治大学・3年)
林禮蒼 (関東選抜A/国士舘大学・3年)
小澤晴樹 (関東選抜A/明治大学・3年)
小川遼也 (関東選抜A/筑波大学・3年)
梅津龍之介 (関東選抜A/法政大学・3年)
中村琉聖 (関東選抜A/東洋大学・3年)
常藤奏 (関東選抜A/中央大学・3年)
山本楓大 (関西選抜/関西学院大学・3年)
髙橋哲也 (関西選抜/関西選抜・3年)
坂井悠飛 (プレーオフ選抜/福岡大学・3年)
メンディーサイモン友 (日本高校選抜/流通経済大学附属柏高校・高2年)
岡部タリクカナイ颯斗 (U-20全日本選抜/東洋大学・1年)
原田渉夢 (東海選抜/中京大学・3年)

■MF
日隠ナシュ大士 (関東選抜B/産業能率大学・3年)
小池直矢 (関東選抜B/法政大学・3年)
⻑田叶羽 (関東選抜B/中央大学・1年)
西川楓人 (関東選抜A/流通経済大学・3年)
髙橋輝 (関東選抜A/東洋大学・3年)
古谷柊介 (関東選抜A/東京国際大学・3年)
大橋斗唯 (関東選抜A/東洋大学・3年)
真田蓮司 (関西選抜/関西大学・3年)
伊藤翼 (関西選抜/京都産業大学・3年)
皿良立輝 (U-20全日本選抜/京都産業大学・2年)
保坂善里 (北海道選抜/札幌大学・3年)

■FW
小林俊瑛 (関東選抜B/筑波大学・3年)
五木田季晋 (関東選抜B/日本大学・3年)
本間凜 (関東選抜A/国士舘大学・3年)
平尾勇人 (関東選抜A/日本大学・3年)
北浜琉星 (関東選抜A/中央大学・3年)
小西脩斗 (関東選抜A/国士舘大学・3年)
岡留零樹 (プレーオフ選抜/福岡大学・3年)
宮本周征 (日本高校選抜/帝京高校・高3年)

※学年はすべて2026年3月1日現在

大会優秀選手 【©JUFA】

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著者プロフィール

一般財団法人全日本大学サッカー連盟は、大学サッカー界全体の競技力向上を目指すとともに、フェアプレーの実践やスポーツ文化の振興などを目的として活動しています。全日本大学選抜の活動をはじめ、全国9地域の大学代表が競う『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)、『総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』といった全国大会、選抜チーム地域対抗戦『デンソーカップチャレンジサッカー』、日韓両国の大学選抜が対戦する『DENSO CUPSOCCER 大学日韓(韓日)定期戦』などを実施しています。

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