【サンゴリアス事業コラム】スタジアムで「おいしい時間」をつくるということ

チーム・協会

東京サントリーサンゴリアスが大切にしている飲食の舞台裏と、これからの楽しみ

ラグビー観戦の楽しみ方は、人の数だけあります。
お気に入りの選手を応援したり、仲間と肩を並べたり、初めての方は会場の雰囲気そのものにワクワクしたり。
そして多くの方が、試合前に「今日は何を食べようかな?」と思いを巡らせます。
実際、来場者アンケートからも、飲食が観戦の満足度を大きく支えていることが分かります。

サンゴリアスでは、こうした“おいしい時間”をしっかりと届けたいという思いのもと、
ここ数年、スタジアムでの飲食体験を少しずつアップデートしてきました。
今回は私たちがこだわる「グルメ」についてお話をしたいと思います。

【東京サントリーサンゴリアス】

スタジアムを持たない我々が、なぜ飲食の充実にこだわるのか

試合会場を保有しない私たちにとって、「飲食」は決して費用対効果が高いものではありません。
会場は試合ごとに違い、動線も設備も、出店店舗も変わります。売上がそのまま入ってくるわけでもありません。
さらにシーズンの主催試合数が決して多くないラグビーでは、テナントやキッチンカーの皆さんとの関係性構築も地道な作業です。

それなのになぜチャレンジを続けているのか。そこには大きく2つの理由があります。


一番大切なことは、ありきたりかもしれませんが、
試合当日に食べ物や飲み物を手にして嬉しそうな表情を見られる瞬間があるからです。

グルメの楽しみは、売上だけでは示されません。
その笑顔のために、企画を考え、準備してきた時間が報われる。
そんな温かい実感が、私たちを前に進ませてきました。

【東京サントリーサンゴリアス】

そしてもう一つは、サントリーのラグビーチームであるというプライドです。
創業以来、飲料や食品を通じてお客さまと向き合い続けてきたサントリーのDNAは、我々にも息づいています。
サンゴリアスのスタッフの中にも、かつてはサントリーの商品を扱う仕事をしていたものもいます。

一つのサントリーのユニットとして、お客さまの飲食に対する期待に応え続ける、
それが我々のもう一つの使命なのだと考えています。

選手コラボグルメという新しい挑戦 ~ただの賑やかしではない、本気で作った商品~

今シーズンから始めた大きな取り組みが、選手コラボグルメです。

第一弾は、新キャプテンとなったサム・ケイン選手と、昨季キャプテンの堀越選手。
サム・ケイン選手については、ニュージーランドのラム肉を使ったメニューを、
堀越選手は地元・群馬のきんぴらやこんにゃくなど「ゆかりの食材」を入れ込み、
2人らしさが詰まった一品に仕上げました。

【東京サントリーサンゴリアス】

メニューづくりでは、ふだん選手がよく訪れている「COCOROTUS」さんにご協力いただき、
実際に選手が食べている味や好みを反映させることで「選手のイメージにより近いもの」を出すことを意識しました。

試食の場では、主役の2人だけでなく周りの選手も「美味しい!」と盛り上がり、
実際に試合会場で販売を始めると長い行列ができるほどの反響に。

価格はスタジアムグルメとしては高めでしたが、
「せっかくなら良いものを提供したい」という我々の想い、ココロータスさんの想いに共感してくださるファンの皆さんが多く、
ありがたいことに、完売に近い状況が続きました。

【東京サントリーサンゴリアス】

嬉しかったのは、「選手だから買う」人もいれば「メニューそのものが食べたい」人もいたこと。
どちらの入口からも楽しんでいただける形にできたことは、スタッフにとって大きな励みになりました。



現在、日本代表にも名を連ねる2選手による選手コラボ第2弾の企画も動き始めています。
元々は別々の2商品を作ろうと考えていましたが、2人が普段から一緒にお店を訪れていることが分かり、
「じゃあペアで一つのコラボメニューにしよう」という流れに急遽変更し企画をスタートしました。

こうした「関係性の見えるメニュー」は、
食べる楽しさだけでなく、選手の魅力を知るきっかけにもなってくれるはずです。

第2弾コラボは3月15日から発売予定です。ぜひお楽しみにお待ちください。

【東京サントリーサンゴリアス】

「府中の誇り」を注ぐ ~工場直送ビールの存在~

サンゴリアスのスタジアムグルメで最も特徴的なものと言えば、
サンゴリアスと同じく東京都府中市に拠点を置く「サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野」から直送されたビールが飲める、
「工場直送ビール販売」です。

【東京サントリーサンゴリアス】

サントリーはビールづくりの歴史を歩んできた企業であり、
ザ・プレミアム・モルツなどの代表作を生んだ「サントリービール発祥の地」が、ほかでもない府中です。


そしてサンゴリアスも、その府中で生まれ府中をホームタウンとして活動しているチーム。


だからこそ、直送ビールには「おいしいから」以上の意味があり、
「サンゴリアスと同じアイデンティティを持つ格別なビールを、試合会場でも味わってほしい」という思いが込められています。

【東京サントリーサンゴリアス】


工場直送ビールが導入されたのは昨シーズンから。
ビール工場の方々から「試合でぜひ提供したい」と声をかけていただいたことがきっかけでした。
専用の設備や運搬ルートを整えるために準備を重ね、今年も会場に「格別なビール」が届けられています。

府中で育まれたビール文化を、ラグビーと一緒に楽しんでもらう。
この特別な体験は、サンゴリアスにしか提供できないものだと思っています。



工場直送ビールは、3月15日以降の試合でも継続して提供予定※です。
春の風を感じながら飲む工場直送ビールは、まさに「格別」の一言。ぜひお楽しみに。
※一部未実施日がございます。詳細は各試合の特設ページをご覧ください。

サンゴリアス田中GM(左)と丸橋工場長(右) 【東京サントリーサンゴリアス】

出店時には自ら呼び込みもしていただくこともある「サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野」の丸橋工場長も実は学生時代はラガーマン。
シーズン前におこなわれた田中GMとの「ビールとラグビー」対談も、ぜひご覧ください。

ハイボールは「新しい観戦のかたち」をつくる挑戦 ~遊び心を形にした「ハイパントハイボール」~

一方で、ハイボールは少し違う役割を担っています。

ビールが「伝統と誇り」なら、ハイボールは「カジュアルに、気軽に観戦を楽しむための新しいチャレンジ」。


その象徴が、今季から登場したオリジナルハイボール、
ラグビーの「ハイパント」にかけた 「ハイパントハイボール」です。

【東京サントリーサンゴリアス】

「ラグビーだったら、ハイボールじゃなくてハイパントって呼びたい」
「カップの中で空中に浮かぶボールを表現したい」

そんな遊び心のアイデアから始まったこの企画。
実際にそれをどう表現するかは、想像以上に大変でした。

氷の形や具材の浮かせ方、見た目のバランスなど、試作と調整の繰り返し。
COCOROTUSさんのひらめきと工夫に助けられ、ようやく形になりました。


記憶に残るインパクトある味わいで、「スタジアムの新しい“観戦のおとも”」になってほしい、

そしていつかは、全国のラグビーの試合会場で、ハイボールが「ハイパント」と呼ばれ親しまれてほしい。

そのような光景を夢みながら、今後も改良を重ねていきます。




そして私たちのチャレンジは「ハイパントハイボール」だけでは終わりません。
3月28日の試合では、ハイボールをもっと楽しめる専用エリアも設置予定です。

こちらは今シーズンのホスト開幕戦で実施し好評だった「ゴリSTAND横丁」をアレンジした企画で、現在鋭意検討中。

春の陽気に包まれて、ハイボール片手に楽しく応援できる空間を目指して準備していますので、
こちらもぜひご期待ください。

「ここに来ないと味わえない」を、もっと増やしていきたい

サンゴリアスの飲食で大切にしているのは、
「このスタジアムでしか味わえない特別な体験をつくること」です。

選手とつくるメニュー、
府中の誇りを注ぐ工場直送ビール、
そして観戦の新しい楽しみ方を提案するハイボール。

どれも方向性は違いますが、共通しているのは、
「サンゴリアスの試合に来てよかった」という記憶を残したい
という思いです。


将来的には、
「サンゴリアスの試合といえば、あれを食べてあれを飲まないと始まらないよね」
とファンの皆さんに言っていただけるような、
いくつもの「定番」を作っていきたいと思っています。


スタジアムで過ごす時間は、試合だけではありません。
誰かと語り合いながら食べたり、飲んだり、笑ったり。
そんなひとときが、観戦の思い出をより深くしてくれます。



これからもサンゴリアスらしい「おいしいスタジアム体験」を、
丁寧に育てていきます。どうぞ楽しみにしていてください。

【東京サントリーサンゴリアス】

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著者プロフィール

東京サントリーサンゴリアス(英: Tokyo Suntory Sungoliath)は、東京都港区、府中市、調布市、三鷹市をメインのホストエリアとし、ジャパンラグビーリーグワンに所属するラグビーチームである。 略称は「東京SG」。 練習グラウンドはサントリー府中スポーツセンターに置かれている。 チームは「日本ラグビーを牽引し、世界にチャレンジするクラブへ」という理念のもと、「強く、愛されるチーム DREAM WITH US」をビジョンに掲げている。 また、「PRIDE」「NEVER GIVE UP」「RESPECT」を胸に刻み、変わらぬスタイルである「AGGRESSIVE ATTACKING RUGBY」を貫き、頂点を目指して挑戦を続ける。

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