ダッシュ自慢が勢ぞろい!900m戦は有力馬同居で枠連で渋く狙う/佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部
九州産限定の3歳重賞・たんぽぽ賞(JRA交流)が行われる今夜は20時40分までアツいレースが繰り広げられています。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。
人気通り堅くなる傾向
競馬リポーターの大恵陽子です。
今夜の最終レースは「C2クラス」「ダッシュ」「900m」という条件。
昨年12月から新たにできた「ダッシュ」という条件は、ざっくり言うと「900mに出たい馬、集まれ!」というもの。
スピード自慢の馬たちや、近走成績は冴えないものの超短距離と相手関係に活路を見出したい馬などが集まりました。
まずはレース傾向を分析しましょう。
「ダッシュ」はまだ4回目の実施のため、似たレース条件の「C2クラス」「ドリーム」「900m」も加えた直近1年の成績を見てみます。
人気では、単勝3番人気以内の馬が複数頭、3着以内に入ったのは13レース中12レース。さらに、うち5レースが上位人気3頭による決着で、上位人気の信頼度が高いレースです。(ピンクマーカー)
そのため、配当も堅く収まりやすく、3連単万馬券は12レース中3レースのみに留まっています。
900m戦では点数を絞って買う方が得策でしょう。
位置取りは超短距離戦とあって前有利。
最初のコーナーで3番手以内につけた馬が複数頭、3着以内に入ったのは13レース中11レースでした。(緑マーカー)
そのうち、前に行った3頭での決着は4レースありました。(太字)
最も後方から差してきた馬でも6番手。
1分に満たない超短距離戦ですから、序盤からスピードに乗れる馬が好ましいです。
距離短縮組が有利
実際、下表のように「ドリーム」「900m」で3番手以内につけることのできた馬の多くが距離短縮組。(太字。「14」は1400mのこと)
前走よりも距離が短くなることで、最後までより全力で走りぬくことができ、900m戦では上位に粘り込める馬が多いです。(カッコ内着順が900mでの着順)
(★印は「ダッシュ」条件)
特に、前走1300m~1400mで上がり3ハロンを40秒0未満でまとめた馬の好走例が多く見られます。(ピンクマーカー)
少し範囲を広げて上がり3ハロン40秒5未満としても、好走例がちらほら。(緑マーカー)
今夜のメンバーでは、前走1300m~1400mで上がり3ハロン40秒0未満の馬は不在ですが、40秒5未満の馬が1頭。
⑨ツムグは1400mで5番手(3列目)から上がり3ハロン40秒4で脚を伸ばして3着でした。
1400mで5番手だと、900mでは周りの馬が速くて前付けできないのでは、と不安に思うのですが、2月8日の「ダッシュ900m」では前走1400m6番手だった馬が2番手につけて3着という実績もあります。
距離が違えばレースの組み立ても変わりますから、スタートから押して出していけば、案外前付けできるパターンも珍しくありません。
6枠から外の方が逃げやすい
基本的に外目の枠が好成績で6枠~8枠の好走例が多くなっています。
佐賀競馬ではフルゲートの場合、5枠からが2頭同居になるため、その分、好走率も上がりますが、それを考慮しても外枠有利。
特に、先手(1番手)を取った馬は14レース中10レースで6枠より外でした。
ただ、昨秋くらいから内枠の好走例もちらほら見られるようになっています。
では、気になる予想と買い目は?
JRAでは1つ勝つとクラスが上がるため、「なぜ同条件に再び出走できるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
佐賀競馬の場合、クラス分けは収得賞金を元に独自計算式で区分しているため、勝っても同クラスのまま、という現象もたびたび生じます。
⑧レミギノテソーロはまさにそのパターンで、勝って同条件。
そうなれば、かなり有力ですし、やや外めの6枠も好データです。
①アトラーレは今夜と同条件の前走、先頭で直線を迎えて2着。
ダッシュ力のあるタイプなので最内枠はそこまで不利にはならなさそう。
また、5走前に1400mで2番手から上がり40秒2でまとめているため、900mでも粘りを発揮できそうです。
⑨ツムグは前走から距離短縮組。
その前走は1400mで5番手から上がり3ハロン40秒4の脚で3着でした。
1400mではある程度前に行ける馬なので、900mのここでも位置取りは悪くならないでしょう。
7枠もいいですし、ワンターンの競馬は門別時代に経験もあります。
⑦クラウンキューは前走、本命馬の3着。
⑥フェールアシュバルは前走から距離短縮組。
1300mで2番手に先行して6着でした。
2~4走前は全て逃げており、門別時代にワンターンの経験もあります。
本命馬と印をつけた馬が同じ枠に入りました。
900mのコース的にも悪くない枠のため、買い目は渋く枠連で。
枠連6-1,5,6,7 4通り
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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