奇跡の二人!りくりゅうペアの大逆転金メダルの余韻に、まだまだ浸っています!

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿された章音さんによる記事です。】
昨日は母の目の件で大学病院に付き添いで行かなければならず、ちょっと憂うつな朝でした。でもそんな気持ちを見事に吹き飛ばしてくれて、朝から大号泣だったりくりゅうペアの大逆転金メダル!

もう感動を超えた感動で(私は単なるフィギュアの一ファンでしかありませんが…)、日本のフィギュア界にこんな日が来るなんて…と本当に感慨深い一日になりました。大袈裟ではなく、フリーの演技は昨日からTVerで何十回も観ています(笑)。

同時に、ソチでの真央ちゃんのフリーを思い出さずにはいられませんでした。ジャンプがボロボロで、SPがまさかの16位だった真央ちゃん。SPのあと「自分でも、終わってみてまだ何も分からない」と、茫然自失でコメントした真央ちゃんの表情が今でも忘れられません。

そこから姉の舞さんに叱咤激励されて、気持ちを立て直して臨んだフリー。あの魂のフリーは、真央ちゃんの選手人生の間違いなく集大成でした。SPから巻き返しての6位は、どのメダルよりも輝いていました。

りくりゅうペアもSPでは、二人の最大の武器であり得点源でもあるリフトであり得ないミス…。木原選手のショックの大きさは計り知れず、泣き崩れる木原選手の姿を見たときには言葉を失いました。

たった一日でフリーに向けて気持ちが切り替えられるのかどうか、心配でしかありませんでした。1位とは6.9点差の5位。金メダルを目指してきた二人にとっては、大きな点差に感じられたと思います。

泣き続けた木原選手を支えたのは、もちろんパートナーの三浦選手。二人がペアを結成してから7年間、9歳年上の木原選手がずっと三浦選手を支えてきたわけですが、今回は「私が強くならなければ」と感じた三浦選手がしっかりと木原選手を支えてくれました。

フリーの演技終了後、今度は完璧な演技にうれし泣きの木原選手を抱きしめながら優しく頭をなでる三浦選手は、まるで聖母マリアのような神々しさを感じました。たくましく、美しかった…。

フリーの前に三浦選手が「私は今日、龍一くんのために滑るよ」と声をかけたそうです。こんな言葉、なかなか言えません。木原選手もまた「リクのために滑る」と。

きっと二人だけにしか分からない二人だけの深い深い絆が、長い年月をかけて積み上げてきた普段通りの実力を発揮させてくれたんですね。

思えばペアは常に危険と隣り合わせの″命がけ″の競技であって、お互いの強い信頼関係がなければ成立しないわけですから…。

「今回は本当にリクちゃんが僕のことを心からサポートしてくれた。これが7年の絆なんだなと改めて思ったし、感謝しかない」

木原選手の言葉には三浦選手への確かな信頼が感じられたし、ケガやたくさんの挫折を二人で力を合わせて乗り越えてきたことへの素直な感謝の気持ちが表れていました。

ペアは男女がキスする寸前かと思うほど顔を近づけて見つめ合ったり、体を密着させるような演技も多いので、そもそもそういう習慣のない日本人にとってはハードルの高い競技だと子どもの頃からずっと感じていました。

実際ペアのカップルは夫婦だったり、結婚はしていないにせよパートナーという関係性も多く、恋人同士というわけでもないりくりゅうの二人が同調性を高めるためにどれだけの努力や工夫を重ねてきたかと思うと頭が下がります。

拠点のカナダでは生活を共にし、一緒に買い物に出かけたり、お互いに料理を作り合って同じものを食べたり…。身につけるものは、ほとんど色違いでおそろいにしたり…。第三者としては「そこまで一緒にする必要があるの!?ということまでも、二人はとことん突き詰めて同調性を深めていったそうです。

「息を合わせる」という言葉がありますが、文字通り二人は呼吸もピッタリなのではないかと…。二人の出会いも、初めてツイストリフトで投げた瞬間に木原選手は「雷が落ちた」と感じ、三浦選手も「感じたことのない高さ。『空中時間って、こんなに長いんだ』」と感じ、最初からペアとしての相性の良さがあった…まさに運命の出会いだったわけですよね!

さらには男子フィギュア選手を見ても、身長が高い選手よりも低い選手の方が活躍している印象が強く、女子を力強く持ち上げるリフトがあるペアは体格の面でも日本人は不利なイメージでした。

木原選手と三浦選手の身長差は30センチ。だからといって木原選手がものすごく大きい選手なのかといえば、実は175センチなので決して大柄な選手ではありません。表彰台で2位のジョージアの選手、3位のドイツの選挙と並ぶと木原選手はとても小さく見えました。

そんな木原選手が145センチしかないとはいえ、三浦選手を力強く持ち上げるリフトを武器にするためにどれだけ身体を鍛え上げてきたかと思うと想像もつかないし、その努力を思うとそれだけで泣けてきます。フリーのラストで三浦選手を高々と持ち上げるラストは、戦士そのものでした。

そして、今回解説をしてくれた元木原選手のパートナーでもあった高橋成美さん。彼女は日本でのペアの人気に貢献してくれた一人でもあり、元パートナー・木原選手の今の活躍をうらやましく思わないといえばきっと嘘になると思います。

それでも二人をきちんと讃えながら冷静な解説もしつつ、ポロっと本音が思わずこぼれ出てしまった解説が人間らしくて素敵でした。

「すごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごい」
「この演技、宇宙一ですよ」

これは名言でした。

二人の演技を観て、ペアをやりたいと思う子たちが増えていってほしいと願うりくりゅうペアの闘いはまだまだこれから続くと思いますが、日本のフィギュア界の発展に大きな大きな金メダルになったことは間違いありません。改めてりくりゅうペア、金メダルおめでとうございます!感動をありがとうございました!!

そして、今朝は女子シングルのSPに大興奮でした。真央ちゃんのトリプルアクセルに憧れた17歳中井選手が、そのトリプルアクセルを成功させての堂々1位。キュートな笑顔に心つかまれました。

中井選手のSPの楽曲が「道」というのも、2010年のバンクーバーオリンピックで銅メダルに輝いた高橋大ちゃんがフリーで使用した楽曲だったのであの時の感動がよみがえりました。

坂本選手はスタート前表情がかたくて心配しましたが、プレッシャーをはねのけてのさすがの2位。千葉選手も、会場全体が大盛り上がりでノリノリの演技で4位。

アメリカのアリサ・リュウ選手という強敵がいますが、三人ともベストの演技をすれば表彰台独占も夢じゃないと思うので、ぜひ頑張ってほしいと思っています。でもメダルよりも、なにより自分自身が悔いなく納得のいく演技をしてほしいです!

フィギュアも、フィギュア以外の選手たちも、まだまだ皆さん応援しています!個人的には、高木美帆選手の1,500mでの金メダルを期待しています。
見出し画像:TOMO
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