サブロー監督 都城キャンプ日記 2月10日 「言葉の大切さ」

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千葉ロッテマリーンズ サブロー監督 【画像提供 千葉ロッテマリーンズ広報室】

 日本列島を覆った寒波は2月10日、南国・宮崎にも訪れた。霧島連山はうっすらと白く雪化粧をまとっていた。しかし、グラウンドは寒さを吹き飛ばすほどの熱気に包まれた。ノックでは選手たちの声が弾ける。鈴木昭汰投手は半袖姿で打者相手に投げ、状態の良さをアピールした。みんなイキイキと輝いて見える。2月1日からスタートした都城キャンプも早いもので2月11日にて終了。残すこと、あと1日となっていた。

 「本音を言うと、もっともっとやりたい。あと1カ月くらい」。優しい視線で選手たちの姿を見つめながらサブロー監督は笑みを浮かべた。

 昨年10月の監督就任会見で「昭和のキャンプをする」と明言した。言葉の通り、秋のキャンプも含めて厳しいキャンプではあった。副産物として、この言葉をメディアなどから伝え聞いていた選手たちは事前に、厳しい練習に耐えられる体をつくり上げ心も体も準備をして2月を迎えてくれた。それが何よりもうれしかった。

 「昭和のキャンプというフレーズは事前に用意していたわけではなく、あの会見でフッと思いついた。オレも昭和生まれではあるけど、昭和のキャンプを体験したことがあるわけでもない。でもあのワードのおかげで選手たちは厳しいのだろうなあとイメージが湧いて、しっかりとトレーニングをして備えてくれた。言って良かったと思うし、言葉というものは大事だと改めて感じた」とサブロー監督は振り返る。

 言葉を大事にしている。選手に語りかける言葉も選ぶ。今、厳しい言葉をかけてもいいのか。あえて優しく接したほうがいいのか。その選手の性格や状況も見極め、それぞれの選手にあった言葉を慎重に選択している。メディア対応でもあえてその選手に伝わってほしいという想いをこめて、口にする言葉もある。石垣元気投手の初ブルペンでは「バケモン」と表現した。あえて短くわかりやすいワードを選んだ。しっかりと考えてから狙いをもって発信をすると、スポーツ紙では大きく紹介された。

 厳しく楽しいをコンセプトにした都城キャンプも残すこと1日となっていた。この日々が濃厚であったことは選手たちの充実した表情と言葉からも見て取れる。「都城が自分の原点。故郷みたいなもの」という選手がいるほど、最高の日々であった。
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