ダンスが生む、人とのつながり 大体大先生リレーコラム 大阪体育大学・白井麻子教授(舞踊学・身体表現)
1.気づけばそこにあるダンス
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2.学問としてのダンス―身体・心・地域社会をつなぐ研究
例えば、みなさんが体育の授業で経験するダンスも、大学では研究対象となります。体育教師を目指す学生を対象に、どのような指導が学習意欲を高め、表現力を育てるのかといった指導法の研究が行われています。また、ダンスを通じて他者と関わることで、コミュニケーション能力がどのように育まれるのか、さらには心身の健康や幸福感、いわゆるウェルビーイングにどのような影響を与えるのかについても研究されています。
一方で、「一人で踊るのは恥ずかしい」「みんなと一緒ならできそうだ」と感じた経験をもつ人も少なくないでしょう。その背景には、未知のことへの不安や、失敗への恐れがあります。こうした感情は誰にでも起こる、ごく自然なものです。だからこそ重要なのは、上手に踊ることよりも、自分自身の身体や心の状態に目を向け、動くことそのものを受け止める姿勢です。リズムに合わせて体を動かす過程で、これまで気づかなかった感覚や可能性が見えてくることがあります。ダンスは、自分自身の潜在的な力を引き出す手がかりとなるだけでなく、新たな視点や価値観に気づく契機ともなり得ます。
3.踊ることの意味
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コミュニケーション 身体表現 ダンス研究
白井麻子(スポーツ科学部教授)
大学で舞踊教育を学び、2003年に文化庁新進芸術家海外留学制度により2年間イギリスへ留学。LABANなどで研修を重ね、舞踊の理論と実践を深く学ぶ。現在は、舞踊学、舞踊教育学、身体表現を専門とし、ダンス部の部長兼監督として学生の指導にあたっている。ダンス部を率いて、毎年の単独公演の開催の他、ロンドン、西安、台湾での海外公演を行うなど、国内外で幅広く活動を展開。研究は、創造性を育むダンス教育を軸に、障がい者や高齢者を対象としたコミュニティダンスの研究・実践にも力を注いでいる。その他に、ダンス指導者研修会の講師を務めるほか、中高生のダンスコンクール「ダンス・ガラ OSAKA」の実行委員、全日本高校大学ダンスフェスティバル(神戸)の実行委員および審査員としても活動している。
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