【スキー】ノルディック複合・代表選手インタビュー 憧れの大先輩に誓う「ビンドゥンドゥンのお返し」 谷地宙選手・後編

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 ミラノ・コルティナ五輪のノルディック複合には3選手が出場します。1992年フランス・アルベールビル大会のセンセーショナルな団体金メダルで日本でも知られるようになった競技ですが、なかなかじっくり見てもらう機会がなく、4年に1度の五輪は競技と選手を知ってもらう大チャンスです。

 そこで、日本代表の3選手にインタビュー。競技を始めたきかっけや憧れていた選手、五輪では「ここを見てほしい!」を聞きました。

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2大会連続出場の谷地宙選手 【全日本スキー連盟ノルディック複合チーム】

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 北京大会に続き2大会連続で代表入りを果たした谷地宙選手(日本航空株式会社)。早稲田大学4年生の21歳で出場した前回は団体メンバーから外れ、銅メダルを手にすることができず。歓喜に沸く横でどこかさびしそうだった姿を見て、渡部暁斗選手(北野建設SC)が「次は頼んだぞ」とエールを込めてマスコットのビンドゥンドゥンの人形を渡したエピソードがあります。最後の五輪を迎える憧れの大先輩に「ミロとティナをお返しできれば最高」と、メダル獲得を目標に2度目の大舞台に挑みます。


――競技人生で一番うれしかったこと
「北京オリンピックで初めて出場した試合(個人ノーマルヒル30位)が一番うれしかったです。いいジャンプができた。走りは実力が伴っていなかったのであまり順位はよくなかったんですけど、その時の力は出し切れたので、非常にいい経験になりました」

――競技人生で一番つらかったこと
「始めた頃はなかなか成績に繋がらなかったり、ジャンプで全然飛べなかったりしたので、そういった時期は結構苦しかったです。最初は、目標を立てても全く届かないという時期がすごく長かった。自分の中で成績が出始めたなと思ったのは、高校3年生で初めて全国レベルの大会で優勝して、ジュニア世界選手権に選ばれた頃。そこから少しずつ成績が出てきたなと思っています」

――渡部暁斗選手と山本涼太選手、大学の先輩でもある2人はどんな選手?
「渡部暁斗選手はみんな知っていると思うんですけど、ノルディック複合の第一人者で、本当に素晴らしい人間力を兼ね備えた大先輩です。山本涼太選手は、大学に入った時も色んなことを教えていただきました。(日本代表)チームに入ってからも、日本代表とはどうあるべきかだったり、技術的なことも含めて色んなことを教えてくれる先輩です」

――オリンピックではここを見て!
「4年前は、すごくいいジャンプができたけれどテレマークが決まっていなかったので、4年間そこをしっかり鍛えてきた。いいジャンプはもちろんですけど、着地までしっかり決めるところ、そして運を引き寄せる力をぜひ見ていただきたいです」

――オリンピックに向けて
「2度目の出場になりますが、今回の目標は前回の北京で果たせなかったメダル獲得です。前回のオリンピックでは渡部暁斗選手からビンドゥンドゥンをいただいたので、今回はマスコットキャラクターであるミロとティナをゲットし、お返しできれば最高かなと思います。過去最高のパフォーマンスを発揮して、応援してくださる方々に喜んでいただけるように精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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